心の傷の乗り越え方 後編 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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おはようございます。

さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



心の傷の乗り越え方 後編です。

前編はこちら です。




さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 


何度も何度も繰り返し「傷つき体験」を話すことで、
自分の中の癒しのスイッチが入ると申し上げましたが、
それを、友達や家族相手にしても、
「なに、またその話?もう何度も聴いたよ」と
言われてしまって、また傷ついてしまうということは
実際にはよく起きていることです。



そうなったとしたら、もう金輪際、自己開示するのは
嫌だと思ったとしても無理はありませんよね。



そのために、成熟した聴き手や
ここは何を言っても大丈夫という安全な場が必要です。


何重にも傷つかないために。
自分の身を護るために。



そのプロセスを重ねることで、
自分が悪かったわけじゃない。
私は恥ずかしい存在じゃない。
私は無価値ではない。
と、自分の信念を少しずつ塗り替えていくことができます。



私自身、この10年、同じことを何度も語ってきていますね。
たとえば、こんなふうに、 です。


そして、その都度、癒される。
癒しが深まる。
それを繰り返していく。



「ACの心の傷はもう癒した、乗り越えた」
などと言う方を見ると、正直なところ、
私は「こりゃ偽者だ」と思っていたりしちゃいますね…。
(今年はかなり辛口ですね、私。
でも、不惑を迎えますし、ますます本当のことを
伝えていこうと思っています)



なぜって、オーラは雄弁に心の傷の後遺症を
語っていますもの。



確かに、ある程度は乗り越えられます。
癒されます。
でも、完璧に癒されることなんてない、と思うのですよ。



だからこそ、癒しは一生もののプロジェクトですと
いつも言わせて頂いています。



ACからの回復のセッションに通われている
クライアントさんの多くが
「よく、ネガティブな思考を手放しましょうと
言われるけれど、誰も、その手放し方を
具体的に教えてくれなかった」と言われます。



手放すんだ、手放さなきゃと思うと、
そうやって思えば思うほど、
できない自分をダメだと思ったりして
ネガティブ・スパイラルにはまりますね。



手放しましょうと言われても、
そうそう簡単にできないですよ。
だって、自動思考であがってくるわけですから。



あるクライアントさんは、
思い出すのもツラくて封印してきた過去の出来事を
思い出さざるを得なくなって、
そのたびに、苦しくて、ツラくて
激しく泣いたけど、
それをやってからはそういえば思い出すこともないし、
同時に、古傷に触れないようにしようとする
緊張や恐怖もなくなったと話されていました。



でも、それは、たった1回話しただけで
起こったことではないです。
彼女は、粘り強くそれを続けられたから
そのように変容されました。



確かに21世紀は変化が早い!

癒しの展開や意識の変容も早くなっていることを感じます。

でも、それでも人間の生理は変わりません。



身体をもっているというのは、すごいこと。

肉体と、身体が感ずる感覚をおきざりにしては

大切なものを見失うような気がしてなりません。



…ということで、
ネガティブな感情や思考を手放す第一歩は、
話すこと。
語ること。
表現すること。



これ、あまりにシンプル過ぎて
メソッドとして確立しずらいので
本になったり、特集されることもないのですが
私、さろん楓ふなだまほは
これをとても大切なことと考えています。



おわり