ギリシャに行くなら、ということでギリシア神話を読み始めました。
里中満智子さんの漫画の『ギリシア神話』(中公文庫)です。
コレ、いいですね~^^
全8巻まとめて購入しまして、毎日少しずつ楽しんでおります。
私は学生の頃からどうしてもカタカナが苦手で、
漢字のほうが自分のアタマに染みこんでいくので
日本史専攻にした人でした。
今回は漫画というビジュアル・サポートがあることも理由のひとつでしょうが
以前よりはカタカナがすんなりとアタマに入ってきてるぞ!
アタマの柔軟性というのは使いようによって進化させていけるものなのねと
一人で悦に入りながら♪
(何度も系譜図を見たり、読み返したりしながらですが)
少し前から、日本神話も読むようになりましたが、
ギリシア神話とかなり重なるところがあるというのも実に興味深いですね。
あと、ノアの箱舟の題材など、聖書とも重なる。
私は昔、日本地図上で架空のお話を作って一人で遊んでいたことがあったのです。
登場人物は「駿河」とか「伊勢」とか「若狭」とか旧国名。
勝手に、男性性、女性性をつけて空想の世界で遊んでいたんですね。
今思うと、それは人間ではなく、神々の世界だったということになります。
神といっても、全能の神ではなく、
誤ちを犯せば、快楽に溺れ、誘惑に負け、弱気に流されるというごく普通の心の動きをもった存在。
男と女が交われば、すぐ子どもが生まれるし
不倫も近親姦も当たり前という世界です。
そんな空想をしながら、
なぜ私は今までちゃんとギリシア神話を読もうとしてこなかったんだろう?
それは自分に課している疑問のひとつです。