ダマスクローズ。香り高いバラ、ブルガリアとモロッコが2大産地。
早朝に摘み取り、蒸留器にかけて香水原料となる精油を抽出されます。
辺り一面バラ畑。早朝、バラの香りに包まれて花を摘む。。
なんて素敵な体験。いつかブルガリアに早朝バラ収穫ツアーに行こう!っと心に決めてました。
だけど、
ブルガリアまで行かなくても叶ってしまいました*\(^ ^)/*
場所は滋賀県守山市。車で1時間じゃないか!
食用ダマスクローズ。食用?自然栽培?そもそも日本で栽培できるの?
案内を二度三度ガン見で読み直した。
読み間違いではなかったですねー。
ブルガリアまで視察に出向かれたバラ農家3代目國枝健一さんのダマスクローズ畑。
収穫体験会は今年が初めての試みだったそうです。
知らなかったはずです…
特別なレンゲを育てて漉き込み肥料にする。
琵琶湖から滲み出してくる地下水で適度に潤うので灌水不要。
完全なる自然農で育ったバラなので食用にできるんですね。
感激。
夢叶ってる〜っと、一輪一輪噛み締めて摘みました。
貸し出された腰籠に収穫すること1時間。
バラの香りに包まれ、朝風になびく花をつかまえてはご挨拶をして摘む。
花びらの瑞々しい感触も、開花すると微妙に変化していくことが指先の感覚で感じれた。
もちろん色合いも刻々と変化してるのが見てとれた。
無心といえど、いろいろなことを感じ、観察し、夢心地。
ここまで育てるの大変だっただろうなぁってことも考えずにはおれず、感謝も噛み締めつつ。
ふと見渡せば、懐かしい近江富士。
そう、わたし滋賀に住んでたのよ。守山にバラ農場がいくつかあることも知ってた。
側を通るたびに『見学させてもらいた〜い!』っと思ったけど伝手もなく。
一般への門戸が開く時代が来るなんて。
畑に入って収穫までさせてもらえるなんて。
こんなに摘めました。
お土産用にも大きなジップロックを用意してくださって、
溢れんばかりのバラ〜
収穫に先立ち、
温室の中で育てられているオリジナル品種のバラたちを見学。
いろんな品種がある。ご家族の名前がついたバラたちもある。
咲き進むにつれて色も姿も変化していく品種があることも教えてもらいました。
これが↑こうなる↓
こんな大輪に!花弁100枚くらいあるそうです。
2代目國枝啓司さんの最高傑作CHARLOTTE PERRIAND
芍薬のような姿、なんとも言えないニュアンスカラー、不思議な光沢。
まるで芸術作品のようでした。
ルイ・ヴィトン美術館で展示するために開発された品種なのだそうです。どおりで〜
珍しい品種をたくさん紹介いただけて、薔薇を摘ませていただけて、なんとも贅沢な体験会でした。
なんだかロケーションもパンフレットで見たブルガリアのバラ農場の風景に似てる。
ダマスクローズの中でも守山の風土に合う品種を選んで栽培されてるのだそうです。
ブルガリアでは標高も高く冷涼で乾燥した気候なのでまた違った品種、ハッキリとした香り、色のものが育てられている。モロッコもまた少し違うと。
ふむふむ。
日本の湿度に合う穏やかな香り。そうかもしれないな♪
大阪と滋賀両方に住んだから思うのだけど、守山はバラの栽培に適した気候の気がします。
日照時間がめっちゃ長くて風通しが良い(近江平野)、低湿度(日本海気候優位)
この季節、個人のお宅の庭先でもタワワとバラが咲き誇っていました。
大阪の夏の湿度がバラは嫌い、まして日照時間の短い山里はバラには向かないんですよね。なんだけど…
買っちゃいました。
なんだか、お父さん(2代目)の育てられたバラをねこ福でも育ててみたくなって。
頑張る。みなさん応援してくださいね。
めっちゃ良い香り。「旋律」ってお名前です。
じわっと思い出すにつけ、バラ園に行くと國枝さんの名札がついたバラが結構あるのですよね。あの國枝さん?
調べてみると、お父さんめっちゃ有名な人のよう。全然自慢されてなかったけど…
そう、この方はタダモノじゃないって感じたので、その方のバラをいただきたかったのでした。あぁ、頑張ろうー
ばら摘み体験会は帰宅後も終わりません。
たんまりいただいて帰ったバラの花びらを…
ザル総動員で天日干し、塩漬け、焼酎漬け、ドライフラワーに。
ねこ福のハーブティにトッピンしてみたり、お風呂に浮かべてみたり、まだまだバラな暮らしが続いてます。
買ってきたローズ水は化粧水に。
お土産にいただいたバラたちも1週間経ったけどまだ元気。
あ〜、楽しかった。
WABARA | Rose Farm KEIJIさんありがとうございました。
ダマスクローズ収穫体験会、今年は募集が終了しています。また来年に。
こちらで情報チェックしてくださいね。
オンラインストアも充実してますよ↑
ブルガリアまで行かなくて済んだばかりか、一度に2つの思いが叶いました。
・早朝のダマスクローズ収穫
・守山のバラ農園見学
まだ狐に摘まれてるような気分。
願ったことってこうやって場所を変え時を経て叶えられっることもあるんですよね。
紹介くださった西村明美さん、ありがとございました♡