昨日の早朝、月食が観測できましたね。
西の空に沈みながらの月食。
あいにく山里では早くに月が山に隠れてしまうので、欠け始めの10数分しか見届けられませんでした。
でも、最後にこんな写真が撮れて、それなりに満足。
欠け始めはこんな。
4:15
8分後
4:23
ほぼ変わりないように見えますが、
放つ(反射する)光が弱まってきていることは周囲の変化でわかりました。
8分の間に、広い夜空全体で肉眼で見える星がどんどんと増えていくのが面白かったです。
月の光で隠れていた星たちが輝き出した!
こんなふうに「いつもと違う」状況に身を置くことが私は大好き。
当たり前と思っていることの陰に今まで気付かなかったことが潜んでるって実感できる。
それを忘れないでいようとまた思える。感覚が研ぎ澄まされる。
決して寝起きの良い方ではありませんが、珍しい天体ショーとなるとカキーンっと起きれます。
ただ観るだけ、受け身で完結できるからだと思う…。
早朝4時過ぎに欠け始めるとのこと。目覚ましを掛けて寝ました。
午前4時、庭に降り立つ。いつも通りの夜空。
でもね、月の輪郭がくっきりと見分けられたので、まもなく始まるんだろうなと思った。地球の大気が干渉し始めてるんだろなと。
だけど、寝る。待つのは嫌い。1分でも惜しいので、寝る(笑)
10分後のスヌーズで再び起きて観に出ると、地上に降り注ぐ光の色がさっきと違ってた。
4:11
10分前より輝きが鈍い、なんとなく茶色。
さらに、山に隠れる寸前はこんな光に。
4:29
そばで寄り添う木星の光が俄然眩しくなった。
目の錯覚。月の光って偉大だな。
いつもながら月食は右側の輪郭が青色に、左側が赤色に光る。
きれいだよなぁ。
カメラでは撮れないけど…。
ぼんやりした頭でなんとか見届けた月食。
今思えば、あの眩しく輝く木星に望遠レンズも向けてみれば良かった。
真正面から太陽の光を受けたし、月で地上に届く光も増幅されてたはず。
前日には思いついてたんだけど、眠い頭では思い出せなかったな。残念。
こうやって太陽系の空間図を思い描いて普段とは違うモノサシで物事を観れるから、天体観測は刺激的です。
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