工事7日目。今日はここまで。
奥の座敷の屋根瓦が外されはじめました。
装飾過美(笑)、わたし好み、ご先祖さんが思入れ込めこめの御座敷の屋根、
ごめんねー、修復する甲斐性がわたしにはないよー。
軽くシンプルにしちゃうょ。
今日は、飾棟と入母屋の隅棟の解体。
飾棟とはこちら。
なんか、こやって見ると、屋根、屋根、屋根…。姫路城みたいやん←それは言い過ぎ!!
棟という山の尾根みたいなやつにも基本、役目があって、
屋根の両サイドの継ぎ目を覆って雨の侵入を防ぐもののようです。
だけど、飾棟は文字通り飾り。要らんねん。
先端の鬼瓦に家紋まで。
屋根って、どうも家のファッションなんだわね。
この鬼瓦には手刻みの彫りがあったして、こういうのたまらん。
「どやっ」ってすごぶる(ロゴ入りのブランド物を纏うみたいな)のは好みじゃないけど、
手の込んだ丁寧な仕事は萌〜っとなり、つい買ってしまう。
持ち物&ファッションがどれも工芸品みたいだねと友人に言われたことがある
その無駄な萌瓦、さようなら。
なはずなんだけど、丸い2列。これなんだ?
よくよく着工前の写真をみたら、この丸棟の上に熨斗瓦を積んでたらしい…。
盛るねぇ…。
向こう側の隅瓦の内部に土が詰まってた様子も見えました。
土もたくさん乗っかってる。
瓦を葺くことよりも、屋根の上をまず更地にすることの方が時間がかかると教えてもらったけれど、なるほどです。
前日午後と今日午前に袋詰めされ、トラック待ちする土嚢たち。
とにかく昔の屋根にはたくさん乗ってる。
縁飾りが施された軒瓦さん、さようなら。
屋根の裾のところの瓦
お見送りに虹が出てました。
途中、細かい霧のような雨が降ったけど、作業には支障がなかったみたい。
そういえば、煙抜きの解体の時にも小雨が降ったな。
きっとね、ひいじいちゃんのちょっとしたお別れのご挨拶なんだと、勝手に思ってます。わたしの…でもあるかな。
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