ねこ福の山里を流れる川、村の外れで小さな渓谷となります。
摂津峡といって一応高槻の名勝となってます。
以前に渓流沿いのハイキングコースのことをご紹介しました。
摂津峡といえばその渓流沿いの道しか知りませんでしたが、
どうも、道を逸れて山の中へ分け入る道もあったようです。
GWに中腹山林コースを探索したのでその時のことを。今頃ですが。
摂津峡はざっと1kmほどの渓谷で、上流側がねこ福のある山里。
下流で視界が開けるあたりに大きな桜公園や温泉旅館などがあります。
山林コースの起点は、桜公園にありました。
知らんかった…
全容を把握せぬままいざ出発。
果たして無事に上流のねこ福に帰り着けるのかな?
午後5時。
見知らぬ道に分け入るにはちょっとアカン時刻。
でも、やわらかいピンク色の三つ葉ツツジからの誘惑を抑えきれず、
「チャレンジ」を選択。
そして、そのチャレンジは後々まで後悔を生むのでした。。
人間が踏みしめた気配はあるものの、獣道の一歩手前じゃないかこれ。
まぁまぁ本気の山道。
穏やかな表情をしていたのはほんの入り口だけ。
さっそく、鬱蒼とした道が始まりました。
山里育ちですから、道なき道を踏み分け山の中を歩くのも平気です。
それからすれば、これは立派に「道」と言える。
だけど、
ふわっとゆるい感じの案内地図とのギャップに少なからず面食らいました。
早々に、『やばいかも…』っとなってきた(笑)
日が落ちるまでに絶対に谷間を抜けなくちゃ…。(←引き返す気は無い)
行楽でなく、帰宅を急ぐ帰路に早変わりした山道。
沢をまたぐ。
濡れた落ち葉で足を滑らさないよう一歩一歩しっかり踏みしめる。
膝がお腹につくくらい足を上げなきゃ登れない階段は、
豪雨の影響なんかでか少々崩れ気味。
この辺り、冗談じゃない気分になってきてて写真撮って無い。。
写真撮る余裕ないくらい焦っていても、哲学はやめられない。習性…
ひたすらに歩いていると、
道に人生観が重なってきた。
しまったっと思いながら、しまったを楽しんでる。
自分がどう切り抜けるのか、それが見たさに敢えて無難じゃない道をいつも選ぶ。
波乱万丈、なるべくしてなってんだよ…。
この時気付きました(爆)
それはともかく、
ちょうど足がガクガクしてきた頃に、空がひらけてきた。まだ余裕で明るい空。
ほっとしたので、一転、欲が出て展望台に寄り道。
それは、こちら↓
うぐいすの鳴き声をBGMに高槻を一望する動画あります。
ねこ福の無期限プロジェクトの構想も書いてます。
高槻って良いところ。わたしって良いところに住んでる♪
心もぱっと晴れやかになって、ご機嫌で下り道へ。
夕日が真横から差し込む雑木林。
山の上には夕日が差すんだなぁ。
ねこ福の山里は四方を山に囲まれた盆地なので、赤い夕日には出会えません。
山に遮られるから。
ねこ福では出会えない光の色が新鮮でした。
こんな近くで、遠出した気分。
絶妙な色のツツジ、はじめて見た色。
心にゆとりはできたものの、
ひたすらに降り続ける階段、いったいどこまで降りるのだろう。
膝のためによろしくないのでは?と思えてきた。
仕方なく降り続けてやっと階段終了。
降りきったところに見覚えのある沢と滝。
ここは小学校の遠足で飯盒炊飯をしにきたところ。
なるほど、ここに繋がってたのね。
摂津峡の渓流はもう目と鼻の先。
やれやれ。
渓流沿いだと15分のコースが、中腹山林コースだと35分かけてやや天空よりに遠回り。
ナメてかかるにはそれなりにキツイ道でした。
なんなら鞍馬の奥の院より本気要る感じ。
途中、思い出したのです。
「白滝より先は絶対に行くな」と、
親にも学校の先生にも真顔で禁止されていた道がある。
これのことだったんだなと。
もしもドン臭く道から滑り落ちたとしたら、
誰にも気付かれず助けてもらえないことでしょう。
人気のある時間帯にどうぞ。
すべて自己責任において訪れてください。。
入り口にあったこのゆるい地図とは少々ギャップのある山歩きでした。
ねこ福のお客様たちも関心度の高い摂津峡。
「摂津峡行ってきました〜。結構キツかったです。」って
写真とかよく送ってくださるんだけど、この道のことだったんだ!
それなりに危険感あり刺激的。わたしはまた行く♪
摂津峡ハイキングコース地図はこちら
スカイラインコースも気になる
摂津峡情報はこちらにも
木々に覆われた山道は今の季節も涼が取れるかもしれませんね。