アルベルト・ジャコメッティという彫刻家をご存知ですか?
骨と皮のようなひょろりとした造形として人物像を表現します。
立体分野のシュルレアリズムと言えば良いでしょうか。
人間の本質を表現する手段として虚飾を極限までそぎ落とし、
まるで線のような形状のブロンズ像をたくさん製作しています。
こんな感じ。
おおよそ人間の姿からかけ離れているのにそのシルエットから人間臭さを感じ取れませんか?
そのシュールなギャップにユーモアをがあり、私は逆に温かみを感じています。
最初に出会ったのは学生時代、グループ旅行で彫刻の森美術館を訪れた時。
代表作『考える人』をじっと鑑賞していたら、
いつまで観てるねん…ってきっと思いながらも背後で待っていてくれた友人に
「エミーみたいだよ、この像」
と言われたことで余計に親しみがあるのかもしれません。
気づくと、彫像と同じように首を傾けて魅入っていました。
どうも、私は美術品を鑑賞する時にいつも首を傾けていたようです。
その後も長らくそうでした。
芸術鑑賞でさえも『考える(人)』……。
感じることだけではこと足りずいつも何か考える、そんな人のようです私。
先日の「チャクラとからだのエネルギー講座」で第2チャクラの調整方法の一つとして ‘インナーチャイルドとの対話’ という手法を学びました。
自己肯定力を向上させるためのものです。
ひいては安心感、自己免疫力を高めることにもつながるので、
第2チャクラを強化することはとても重要なことなのだそうです。
ソファーにゆったり腰をかけてリラックスした状態で目を閉じて、
講師の語りかけに沿ってイメージをしていきます。一種の瞑想でしょうか。
そこに子供の姿が現れてきたら、それが ‘インナーチャイルド’ 、
自分の中にある子供っぽい願望だそうです。
これを満足させてあげることが自己肯定力を上げること、第2チャクラを強化することになるそうです。
時々、この存在と対話することで自分が強くなっていくそうです。
なんだ簡単じゃないか、と早速実践です。
講座の時の体験実習では、こましゃくれたご機嫌の女の子が出てきました。
話しかけようとすると困った顔をして消えてしまいました。
この続きを、翌朝布団の中でやってみたら、
前日の女の子はやっぱり消えて、後に出てきたのがジャコメッティの彫像のような骨と皮で生活に疲れた大人のような子供。
『あなた本当に子供ですか?』
聞いてしまいました(笑)
いや、笑い事ではないですよ。
思い当たる節はあるもの。
確かにあの姿は自分のある部分を投影している…。
その人物、話しかけても全く返事は返ってこない。
人に語る言葉の用意がない、疲労と絶望で自分の中に閉じこもってる。
だんだんに感情が湧いてきたようだけど、悲しみと嘆きに体を震わせてるだけ。
オォー、びっくりした。
これはやばい!
ジャコメッティに惹かれるわけはこんなところにあったの?
芸術表現にこれはアリでも、等身大の人物の象徴としては受け入れがたい(笑)
しかも活気ないし。
私は、私のジャコメッティをおおいに太らせることに決めました。
「何がしたい?」
とことあるごとに尋ねることにします。
今までは、こましゃくれた女の子が答えることしか耳に入っていなかった。
「チャクラとからだのエネルギー講座」、なかなか深いところまでアプローチしてくださると思いません?
この体験から、益々たくさんの方に知っていただきたいと思うようになりました。
まずは第1講座からとなりますが、今後も開講予定です。
ぜひお申し込みになってください!
(キャンセル待ち)
10月 7日(土)13:00〜16:00(予定)
【参加費】5000円
【講師】上条さゆり(エネルギーヒーラー)
※講座の特性上、ケーキセットのご用意はありません。
お申し込みはこちらからです。
お申し込みはこちらから。
私のジャコメッティが優雅に過ごしたいと言ったので、
優雅にお茶を煎れてみました。
先日、お知り合いの方からいただいた限定農園の春摘み茶葉の紅茶と信州のお土産。
上質でお上品なお味に大満足です。
こんな素敵な贈り物をしてくださる温かい方々がキミの周りにはたくさんいるんだよ、
ジャコメッティ安心しておおいに太りたまえ!