●偽のポジティブと本当のネガティブ
こんにちは
なおたまです。
前回
タイトルに惹かれて人気記事ｗｗｗ
を書いています。
その40代女性は、４大を卒業し大抵の人なら、名前を聞いたことがある企業に勤めていた。
『こんな自分だから、人に認めてもらえないんです。』
自分に自信が持てなくて、だから自分を変えなくてはならないと、人との付き合いを避けながら、最小限の人間関係だけで生きて来たという。
はたから見ると、人間嫌いで人付き合いをしたくない人に見えるかもしれない。
口数は少なく、大きな声を出すこともないのだろう。
静かに語る口調は、それを物語っていた。
話すというよりは、口のなかで唱えているような感じだ。
『面白い話もできなくて』と、彼女は会社でも浮いている自分がダメだと言う。
こんな自分だから自分を変えないと、これからの人生がダメになる。
今までの人生がそうだったから。。。と。
彼女の口からは、自己否定の言葉しか出て来なかった。
本人は無自覚で、どの言葉も自分を責めることしかしていなかった。
そんな彼女は、『ネガティブな事を考えると、ネガティブな事を引き寄せるから、常にポジティブな事を考えるようにしているんです。』という。
続けて彼女はいう。
『ネガティブな言葉は、言わないように気をつけているんです。』
本当の自分の気持ちを抑え込むように、自分に言い聞かせているようだった。
何故、こんなにも彼女が『言葉』にこだわっているのか。。。
その背景には、スピリチュアルのセミナーにあった。
ネガティブな思考や言葉は、ネガティブを現実化する。
だから、ポジティブな思考や言葉を使わないといけない。
その思考に操られ、自分の気持ちを押し殺し、偽物のポジティブでコーティングしている。
何年も、何十年も、無意識にネガティブを自分自身に刷り込んでいるのだ。
しかし、このトラップに陥るのは、決して彼女のような人だけではない。
無意識に自分の気持ちを抑え込み、偽物のポジティブが正しいと思いこむ。
無意識の中に、ネガティブが蓄積されている事は、本当の自分は知っている。
開放されないネガティブな思いは、蓄積されて現実になる。
全ての思考は現実化する。
押し込められている自分からのメッセージに気付かない限り、ネガティブな現実は続くことになる。
自分自身が、ネガティブを無意識に刷り込んでいるとは、一ミリも疑わずに。
刷り込まれた無意識を解放すること。
刷り込まれたネガティブをクリーニングすること。
エネルギーを整えるのは、その後の方が良いかもしれない。
自分が気づかないネガティブをクリーニングしないと、その汚れは再び浮いてくる。
さらに、何層にも重ねられたコーティングを剥がすには、時間がかかる。
汚れがコーティングされてしまう前に、落とした方が良い事はあなたにもわかるだろう。
自分でクリーニングできるなら、その方法を学んだ方が汚れた時の対処が早い。
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