おはようございます
医学というと
大きく分けると西洋医学と東洋医学というのが
先に思い出す方が多いかと思います。
さて、この西洋医学と東洋医学の違いの1つに、”健康観”というのがあります。
西洋医学・・・体や心がある一定の状態を保つ事が健康、そこから外れたら病気
例えば、体温が平熱なら正常で、熱が上がれば病気であり、一定に戻すよう熱を下げる薬を処方します。
このように、とったデータがあり、このデータが一定している事が健康と考えます。
”恒常性”に基づく健康観です。
東洋医学・・・体の中の全ては絶えず変化をしていて、この変化をする状態が健康
この変化が何かしらの理由で停滞する事により不調や病気が生じると考える”変動性”に基づきます。
加齢、体質の変化、疲労やストレス、食事や住居の環境と体の内外から影響を受けながらも、それを跳ね返す自然治癒力があれば、健康を保てると考えます。
ですから、東洋医学では、体内のバランスがどう崩れているのかに着目し、自らの力でバランスを取り戻せるように働きかけます。
例えば、熱がある場合、熱で体力を消耗しないようサポートしたり、熱に対抗する力を高め、治癒力が発揮できるようにしていったりします。
また先に書いた通り、絶えず変化していると考えるために、治療や健康法は単一ではありません。
ここまでで
もしかしたら、だったらこっちが正しいんじゃないか
って思ったかもしれません。
私はあまりどっちが正しいとは考えておらず、必要と感じる方、必要となった時にでいいと思っていますし、自然治癒力が発揮されやすい状態になってこそ、西洋医学のような治療法や術が効果的になったり、また治療後や術後の回復にも影響すると考えています。
どちらがいい、どちらが正しいというのは、この医学の話だけでなく、様々な所でされますが、多くが根底にあるものは同じだったりします。
私がそれよりも気になるのは、治癒力が自分の中にあるのではなく、何かしらの刺激(薬・術)の作用によってとなってしまっている所です。
漢方でも西洋の薬でも、術であっても、治癒力とはなりません。
あくまで、それらによってサポートされ発揮したその方の中で生まれたものです。
ですから、この治癒力や適切な免疫が発揮される事が、大切なんです。
サロンで施術やカウンセリング、リーディング等セッションによって、体のカタチが変化したり、熱量や肌の色つやが変わるのも、体に触れたからという事ではありません。
確かに触れる事によるサポートはありますが、それによって変えたのではなく、自らく変化が起きているのです。
ですから、数回重ねた方の体質が変化したり、何もしていないのに勝手に変わっていくような体験をするんです。
今日は、ダイエットで痩せたはずなのに、お腹だけは・・・と仰っていた方がビックリされていました。
風船のようにパンパンに膨らんでいた腹部が変わったのですから、そうでしょうね。
体は内部のそれぞれを動きのある状態にし、夫々が協働できる環境にすると、このように応えてくれるものです^^
不調とは調和にあらず
ですから調和がとれるようにサポートしたらよく
不調が進めば病気ですので
病んだ氣(生命活動の根源的なエネルギー)から元の氣へで元気です。