新しい内閣が発足しました。
その中で女性大臣は3人だけだそうです。たしか安倍さんは「指導的地位における女性の割合を3割に」と言っていたとおもうのですが、とてもとても自ら実行されているとは思えません。
この女性の登用の数値目標ということについては、このブログでもこれまでにも何度か取り上げました。
(参照: 2015-06-17 女性議員割合 自民5.7%
2014-11-25 女性活躍の数値目標)
数値目標だけを設定して具体的な施策を打ち出さないようでは目標を設定しても意味がありません。絵に描いた餅です。
ましてや自らがその目標を無視するようなことを行っているようでは言語道断です。
もちろん言い分はあるでしょう。「まだ人材が育っていない」など。
でもそれはどこの企業や役所も同じ言い訳はできます。何も内閣だけが特別扱いで良いわけではないでしょう。
他者には目標を課すけれども、自分は目標を無視するということではリーダーは務まりません。
目標達成のための問題点や阻害要因を分析し、具体的な施策にまで落とし込めないようなものは目標でもなんでもありません。
安倍さんには他にもあります。
アベノミクスの新しい3本の矢の説明でもありました。
*GDP600兆円
*出生率1.8
これらは現状の数字から見てとても達成可能とは言い難い目標です。
もちろん、高い目標をたてることは悪いことではありません。一見不可能な目標もあるでしょう。それ自体が悪いわけではありません。
でもそれだからこそ、具体的な施策までを示して欲しいわけです。
数値目標を設定すると何やら具体的に思ってしまうようですが、それは錯覚です。
具体的な施策があってはじめて意味があります。
失礼ながら一般の会社でこのようなリーダーでは会社が潰れてしまうのではないでしょうか。
いかに優秀な国民がいたとしても、これでは心配です。
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