私は幽体離脱後の体験により、人生はシナリオ通りであると知りました。
その時の感覚としては、「はあ?」という拍子抜けした感覚でした。
私は肉体から意識が離れているものの、まだ自我を保っていたからです。
すぐさま私は本音をぶつけました。
「今、私はとてつもなく辛い毎日を送っているんだ! それを自分自身でそうなるように仕組んでるだと? そんな馬鹿げた話があるか!」
目の前にいる自分の分身たちに。
すると私が私にこう言います。
「そう、それも自分で決めているんだよ」と。
私はさらに拍子抜けしました。
その後私は目が覚めました。そして、それまで一か月近く幽体離脱をしていたのですが、それからは金縛りも幽体離脱も全くしなくなりました。
幽体離脱時には記憶はハッキリ残りました。
今、この三次元の物質世界で生きてる時と同じ時間を生きている感覚です。記憶もあります。残ります。目が覚めても記憶があります。
しかし肉体は眠っていたようで、寝て起きるとまた前の日と同じような生活を送れました。
私はそれが夢(眠ってから見る夢)などではなく、自分自身の体験なのだと確信を持っていました。
瞑想時にこの世の体験とは思えないような不思議な体験をすることも当時は多々ありましたが、それは夢などではなく、ちゃんと記憶が残っていました。もちろん今でも鮮明に覚えています。
逆に眠ってから見る夢はすぐ忘れてしまいます。いつまでも覚えている夢は稀です。
私は幽体離脱後に飛ばされた世界で、シナリオ通りの世界で生きていると知りました。
とてつもなく辛い毎日。それさえも自作自演。
私は悩んでるのがアホらしくなりました。
しかし現実は変わりません。相変わらず身支度をし、私をいじめる年下の嫌な上司のいる職場に行かなければなりません。しかも片道車で二時間以上もかけて。
その日違ったのは私の態度くらいでした。
私はこの世がシナリオ通りだと知って拍子抜けしてたので、ある意味、素の自分だったのです。
それまでは上司たちにいじめられないようにコソコソ仕事してました。ご機嫌を伺い、仕事でミスをしないように気を遣い。時計ばかりを見て「仕事、早く終われ」とばかり思ってました。十二時間労働なのでそう簡単には終わってくれませんでしたが。
その日は上司にいじめられるどころか、その上司と心を割って語り合いました。
その上司はかげで悪いことをしていたので、それは良くない、すぐやめた方がいいと忠告までしました。
そんなこと今までの私には有り得ないことです。リストラを怖れて上司にそんな口たたけるはずもありませんでした。
その日は最終日でした。異変は休み明けです。
何とその上司は不祥事を起こして退職していたのです。
しかも私が、それは良くない、すぐやめた方がいいと忠告したにもかかわらず、調子に乗ってそれをやって。
そこから私の環境はガラリと変わりました。五人いた嫌な上司が急遽別な部署へ異動になり、その日から五人まるまるとても良い人へと変わったのです。
私は幽体離脱後に飛ばされて聞いたあの世の話をネットにアップしようとしました。要は、その時の体験を忘れてしまわぬようにです。するとネットにアップしたその日に、何と三人もの身近な人からそれをすぐさま消すように言われたのです。さすがにその人に言われれば、私は言う事を聞くだろうと思われる人たちに。
その人たちは普段、私のサイトなど見ないのにです。
そこまでして私に記事をあげさせたくないんだ……。
仕方なく私はネットの記事を消しました。
それからしばらくして、今度こそアップしてやると私は意気込んだ時がありました。誰に何と言われようとあの体験をネットにあげると。しかし今度はパソコンが突然フリーズしました。再度立ち上げてまたトライしてもまたフリーズしました。さらに再度立ち上げてまたトライする際、念のため記事をコピペしておこうと思ったのですが、無意識で私は切り取った後の白紙のページを保存してしまいました。そして書いた記事を完全に消去してしまったのです。
そこまでするんだ……。
そう思い、私はその話を封印しました。(慈恩保として活動するまで)
今思えばその理由もよく分かります。この世の真理を世間に向けて発信するのは時期尚早だったのです。
当時もし、その記事を読んだ誰かに救いを求められても私はその人を助けることができなかったのです。何せ発信してる本人がまだ苦難から抜け出せていないのです。説得力の欠片もありません。
と、真理を当時の体験としてあるがまま書いてきましたが、断片だけを切り取ってそれがすべてだと思い込むのはそれこそ早計です。
あの世からすればシナリオはあるんですが、この世からすればシナリオは無いんです。これが真実です。
たとえば本当の自分は、自分の本当の願望を知ってます。
その願望と同じ波動と今の波動を一致させれば願望は叶うのです。創造は常に行われています。
しかし思考(自我、人間として生きる自分)が常に邪魔をするんです。だから願いが叶わないのです。
なので、願いを本当に叶えたいなら、願わない方がいいんじゃない?ってなるわけです。逆にね。
願うんじゃなくて、なっちゃえばいいんです。
理想像があるなら、その理想像に今すぐなっちゃえば。
いつかそうなろう。いつかそうしよう。じゃなくって、今、そうなっちゃえばいいんです。
まあ、こういう考えもどうかとは思いますが、たとえば今まさに嫌な上司ばかりの職場で、しかも安い給料で、現状に不満ばかりの毎日ならば、「今、私は本当は別に金にも困って無くて、こんな風に働く必要もないんだけど、今は社会勉強のために働いてやってる」と。
そんな感じで働いていれば、もしかしたら逆転の現実になるかもしれません。その場合因果応報で、今度は自分の部下とかに、「ちぇっ。嫌な上司や安い給料だけど、社会勉強のために仕方なく働いてやってるんだぞ」と思われる時が来るかもしれません。
ただ、そうした荒療法も時には必要な時もあります。
鬱なんては怒りを相当抑えた状態ですから、逆に怒りが湧いてくるのであれば、それは本来のパワーを取り戻そうとしているプロセスなのです。ただ、これも注意が必要で、その怒りを他の誰かにぶつけるのはまた違うんです。なので、その怒りを別な何か(スポーツとか、趣味とか、夢とか)のエネルギーに変えて昇華できれば一番なんです。
何事もそうですが、自分と他人との分け隔てが苦悩のそもそもの原因でもあります。
長くなってしまいましたが「人生はすでに決まっているか否か」と題して本日はお届けしました。
ここまで読んで下さった方はもうご存知のことと思います。この記事を読む前から、すでに真理を納得していると思います。
なので、ただ思い出すだけです。
真理とはそういうものです。
悟りも同じです。
だってもともと悟っているんです。
その悟りを成長の過程で忘れてしまって。
でも、生きてるうちにどこかでまた思い出して。あるいは死ぬ寸前で思い出して。
結局、誰もが悟って死ぬんです。
まあ、この世では死ですが、あの世からすれば生。
なので死なない。
というわけで、死んだ人もちゃんと存在してるんですから、悪い事しないで正しく生きていきましょう。
いつも慈恩さんのブログ「神様より」をお読み下さりありがとうございます。
今日のあなたは良い事あります!
こうした話を著書などでたくさんしてますので、どうぞよろしくです。
人生相談もやってます。願望成就のお手伝いも。
感謝、感謝です。
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【著者プロフィール】
1974年東京都生まれ。宮城県在住。人生相談や執筆活動などを通して、生きることの意味を見失っている人の救済活動に励んでいる。今まで数千人をカウンセリングしている。ベストセラー「神様より」は、英語版としても海外から翻訳出版されている。
【作品紹介】
『神様より』シリーズ『読んでるだけで自分の周波数が上がる本』『悟りたいあなたへ』『天国の話』『前向きになる』『笑顔と感謝と周波数』『お金で苦労しない人生やってこい』『解脱』『感謝は最高!』『めんどいことは波動におまかせ』『福の神様より』『読んでるだけで魂が喜ぶ本』ほか多数。
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