私の半生はたいへん貧しい半生でした。
私の思考さんは他人と自分とを比べ、自分は劣っていると思い込んでいました。
その結果、私は益々貧しくなりました。
感謝ではなく、不満で生きていたからです。
お金は感謝の具現化なのです。
その真理に気付いたのは、実に三十六歳の時でした。
しかしそれからしばらく、答えは知っていても己の人生で活かしきれずにいました。
おかげで私は様々な不安や恐れを抱いていました。
しかし、根底にあったのはお金の不安がほとんどを占めていたのです。
たとえば自分や家族が怪我をした時、真っ先に浮かぶのは治療費などでした。
いくらかかるのか？
病院に行かなくても良いなら薬代はいくらかかるのか？
電化製品や物が壊れたら、真っ先に浮かぶのは修理代や代替品です。
それは直せるものなのか？ 必ずしも今後も必要なものなのか？
もし、新しく買わなければならないとしたら、一体いくらかかるのか？ 中古ではダメなのか？
中古ならいくらかかるのか？
何でもかんでも気になるのはお金でした。
根底にお金が減る、お金を失うといった恐怖があったのです。
その恐怖が幻だと気付き、そこに光をあてはじめて、私は変わり始めました。
私の現実に、自然と豊かさが芽生えてきたのです。
お金の不安は、様々な不安を呼び起こします。
もし、不安に苛まれていたら、それはお金に起因しているかもしれません。
逆にお金があったら、その不安は消えるものなのでしょうか。
もしかしたら、消えるのかもしれません。
それくらいお金というのは、人生に大きな影響を及ぼします。
そして、お金、イコール、感謝の具現化。
あまりにも分かり易過ぎて、それでいて、近過ぎるがゆえに気付きにくい真理でもあります。
お魚さんが、水の中で生きていると、気付かずにいるように。
（もしかしたら気付いているかもしれませんが）
私たちが、空気の中で生きていると、気付かずにいるように。
（もしかしたら気付いているのかもしれませんが）
幸せや安らぎや満足も、すでに目の前にあるのかもしれません。
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次回は嫌な人への対処法（嫌な人や、苦手な人との関係性において、良き関係性を引き起こす方法）をお届けいたします。
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