大喜の報告です。
施設長の若山三千彦が書いています。
大喜は頑張っています。
私たちは、もう頑張らなくていいと思っています。
思っていますが…
大喜は頑張ってくれています。
無事、昨日の夜を乗り越えてくれました。
今は、痙攣が止まらない状態です。
昨日の夜、そして今朝と座薬を入れましたが、きかないです。
もう座薬を入れることも止めます。
大喜の顔を見ていると苦しそうな感じはしません。
私たちの希望的観測に過ぎないのかもしれませんが。
私は、痙攣はもはや生理的な反応で、大喜は苦しんでいないと感じています。
今朝、私はしばらく大喜を撫でていました。
そこへアーミーさんが来たので代わりました。
アーミーさんが撫でると、明らかに大喜の反応が違いました。
いえ、表情が変わるような明確なものではないのですが、
かすかな、本当にかすかなものかもしれませんが。
大喜の全身から、安心した雰囲気が伝わってきたのを、私ははっきりと感じました。
アーミーさんは大喜を抱きしめて、泣きながら、「もう頑張らなくていいんだよ」と声をかけ続けていました。
アーミーさんに抱きしめられて、大喜の安心した雰囲気が一層強くなるのを私は感じました。
大喜とアーミーさん。
2人の心は間違いなく通じ合っています。
2人は確かに、最期の刻を共有しています。