今はコロナ禍のために、私達の得意技である外出行事が全くできません。
そのため、もう一つの得意技、ユニット行事に磨きがかかっています。
外出行事ができないなら、
そして、ボランティアコンサートのような、合同行事や大型行事ができないなら、
感染リスクの低いユニット行事に力を入れる。
転んでもただでは起きないのが、うちの介護スタッフ達です。
※家族と同様に普段一緒に暮らしている同じユニットのご入居者様だけなら、色々なイベントをしても、普段より感染リスクが高まることはありません。また、ユニットは、ユニットに配属される職員以外の出入りを厳しく制限しています。他ユニットで働く職員達も、原則出入りはしません。そのように、ユニットは隔離された状態にも近いので、なおさら、ユニット内での行事の感染リスクは低いと考えています。
さて、今回のイベントで、
3-1ユニットのご入居者様が楽しそうに作られているのは…
太巻きです。
ご入居者様は太巻きが大好きです。
太巻きを作るのも大好きなら、
食べるのも大好きです。
だから皆さん、大張り切りです!
しかも、この太巻き、ただの太巻きじゃないんです。
カリフォルニアロールなんです。
アボガドとマヨネーズを使う、
カリフォルニア生まれのカリフォルニアロール。
少し珍しい太巻きに、ご入居者様も興味深々でした。
でも、ご高齢者様に作って頂くのに、
カリフォルニアロールを思いつくなんて、
さすがは若手が多い3-1ユニットです。
何しろ、3-1ユニットは、リーダーのヤングマン君をはじめ、3人の正職員が全員20代です。
若手ならではの、斬新な発想で、色々な新しいイベントを作り上げてきました。
最後に補足です。
介護現場では、海苔を使うことは滅多にありません。
普通の人には意外でしょうが、
噛む力と飲み込む力が弱っているご高齢者様にとって、
海苔は、噛み切りにくいものなのです。
噛み切りにくいと、誤って肺の中に入ってしまい、
最悪窒息死する恐れがあります。
肺炎になる恐れもあります(誤嚥性肺炎と言って、高齢者の死因で上位に入ります)
だから介護現場ではあまり海苔を食べさせないんですよ。
しかし、今回3-1ユニットが使ったのは、無数の細かい穴が空いていて、
噛み切りやすい、介護用に開発された食品です。
それを使ったので、皆さん、安全に、美味しく食べることができたのです。