今日は調理職員の実技研修会を開きました。
うちのホームは職員のスキルアップを大切にしています。
それは調理職員についても同じです。
だからこうやって研修会を開くんですよ。
調理職員も大変熱心に学んでいます。
最初に管理栄養士さんから、食中毒予防と衛生管理に関するレクチャーがありました。
次に、調理技術の実技研修です。
今回は、来週行うフィリピン料理を作る研修です。
さすがに、食事自慢のさくらの里山科にとっても初めて作る珍しい料理ですから、調理職員の実習にうってつけなんです。
来週の本番前の予行練習にもなりますしね。
一品目は、フィリピンの家庭料理の代表、アドボです。
お肉と玉ねぎを、醤油やお酢で煮込んだお料理です。
フィリピンではご飯の上にかけて食べるそうですよ。
うちのホームで作るものは、もちろん酸味を抑えて、ご入居者様にとって食べやすいような味にアレンジしています。
調理職員の皆さん、とっても熱心に取り組んでいました。
2品目は、シニガンスープです。
酸味のきいた美味しいスープです。
未知の味に挑戦するとあって、職員も真剣です。
このシニガンスープは、本来はレモンの酸味が強烈で、味付けはナンプラーのようなフィリピン版魚醤を使います。
でも、うちでは、やっぱりご入居者様に食べやすいようにと、レモンは風味づけ位の使用に止め、魚醤は使わず、魚でダシをとりました。
そのような調理職員の努力の甲斐あって、エスニックな風味は残しながら、ご高齢の方にもとっても食べやすいスープに仕上がりました。
3品目は、フルーツサラダです。
マカロニとリンゴとチーズをあえた甘いサラダです。
本来は、タピオカが入るのですが、タピオカはご入居者様が誤嚥(誤って食べ物を気管に入れてしまうこと)するリスクが高いので、チーズに変えました。
いかにも南の国らしい、ねっとりと甘いサラダ。
甘い物好きなご入居者様は多いので、きっと好評だろうと思います。
頑張ってフィリピン料理を学んだ、調理職員の実技研修でした。