新国立劇場バレエ団の夏のダンス公演、宝満直也振付の新作「String Saga」の配役は2月10日の発表でした。7月3日から5日という日程が、英国ロイヤル・バレエの来日公演「リーズの結婚」と重なっていて、ロイヤル前売り開始に合わせてリリースしたんでしょうか。

 

 

あの人もこの人も、好きなダンサーさんばかりです~ 花形悠月さんと山本涼杏さんのすずゆずコンビとか、ワタシが選んだのかと思いました(ない)

 

五月女遥さんは、あの「Disconnect」など宝満作品のミューズです。奥田花純さんと中家正博さんも大和シティー・バレエの「美女と野獣」などで活躍してました。大和シティー・バレエ、以前は新国ダンサーのゲスト出演も多かったんですが、最近は日程が厳しいのか、あまり見られなくなって寂しいです。

 

渡邊峻郁さんが小野絢子さんと「縺れる」で。ダブルキャストのもうひと組は直塚美穂さん中家正博さんで、中家たかふみ2人ともリフトサポートのツワモノですので、もつれまくるデュエットが見られるのでしょうか。

 

小野絢子さんは宝満作品の「3匹の子ぶた」の妹ぶたに「美女と野獣」のベルという大傑作が。峻郁さんとのもつれるデュエットはB組のご馳走キャストぽいですけれどあまりにも楽しみ。

 

その前に、宝満さん関連ではもうひとつ発表がありました。

 

 

ここに峻郁さんの名前があったのですよねー、新国の新作のキャスト発表前に、宝満作品を踊るのが見られるのがわかって🥰

 

 

いち早く振付の様子が🥰 いっぱい跳んでいて、天井に手がぶつかっています💦八幡顕光さんのプロデュースで豪華ガラ。詳細発表が待たれます~

 

 

 

こちらは驚き企画でした。有吉京子さんの「SWAN」がバレエに! というか、リーディング公演なので、お話のあいまにバレエシーンがはさまれる、タイプの舞台になるのでしょうか。ゆりたかコンビも出ていた「Jewels Story」のスタイルの大規模版かも。日テレ製作で、バレエ監修・振付は福田圭吾さんです。新国からは木村優里・柴山紗帆・米沢唯・中島瑞生・渡邊峻郁の名前が。日程は9月上旬とのみ、バレエ部分はトリプルかダブルキャストとのこと。

 

「SWAN」実は読んでないのです💦 絵柄と展開がちょっと苦手で、ちゃんと読まないまま来てしまいました。バレエ漫画ジャンルでは山岸凉子の「アラベスク」よりポピュラーなのでしょうか、新国立劇場中劇場の公演だとファンが入りきらないのでは。このお知らせ、新国立劇場バレエ団のXがリポストしていたのも気になるところです、協力したりするのかな。

 

日本のバレエも新しい公演形態で観客を集めるようになりましたよね~。バレエ団をまたぐスペシャル公演など、前は考えられませんでした。クラシックパドドゥ集だけではない、ダンサーさんのあらたな一面も見られる企画は期待です。

新国立劇場バレエ団の、今シーズンをしめくくる公演「白鳥の湖」のキャストの発表でした。

 

 

色々とても意外すぎる配役でした。木村優里さんは、前回2023年の上演はケガで出られなくなって、渡邊峻郁さんは代役で抜擢された吉田朱里さんと主演したのですよね。なので、今回は当然リベンジで、ゆりたかペアが見られると信じていたのでした。

 

2023年は白鳥の湖の本公演に続いて、エデュケーショナル・プログラムの白鳥の湖も初演がありまして、木村優里さんはそちらの公演には出演しまして、王子は速水渉悟さんでした。今回はこの組み合わせですね。というか木村さんと速水さん、今シーズンは新たなコンビとして定着するイキオイです。

 

3年前に代役として美しいデビューを果たした吉田朱里さんは井澤駿さんと、渡邊峻郁さんは直塚美穂さんとの組み合わせになりました。朱里さんは背が高いので、渡邊さんでなければ井澤さんでしょう。直塚さんはライモンダに続いての主演デビューで、ロシア仕込みの白鳥が非常に楽しみです。峻郁さんとはミリオンキスに続いてのコンビ。

 

中堅?王子がニューフェイスを受け持って、いい組み合わせなんですが、2組とも1回ずつの登場なんですよね。峻郁さんが出るなら絶対全部見る!のに2回踊らないのか、とあららでした。円熟王子と新進王子にはさまれて意外展開といいましょうか。

 

小野絢子さんと奥村康祐さん、米沢唯さんと福岡雄大さんは、ライト版白鳥初演以来の鉄板の組合せ。福岡さんはゲストプリンシパル移行の発表のとき白鳥の湖の出演予定がなかったので、お休みされるのかと思っていました、こきつかわれるゲスト。

 

李明賢さんはやはり、白鳥王子もデビュー。相手は柴山紗帆さんで「テーマとヴァリエーション」に続くコンビです。紗帆さんはクリーンな芸風のせいか、相手役がさまざまというか一番いろんな王子さまと踊っているのではないでしょうか。テーマ…より、お芝居のある白鳥の湖でふたりの真価が見られそう。

 

「バレエ・コフレ」で4日間5回公演全出演のタカフミ三昧だったので、白鳥の湖もそんな一週間を期待してたのですがちょっと残念。全体にも世代交代したのかしてないのか、カオス感も若干…。

「バレエ・コフレ2026」 土曜日2回公演、日曜日にはもう千秋楽でした。日曜日は雪が降った上に、都営新宿線にトラブルがあって初台駅に電車が来ない事態に。一体どうなるかと思いましたが、開演時間を10分遅らせて、無事に幕が上がりました。公演コンプリート、もひとつ初日前日のゲネプロ見学会にも行ったので、6公演堪能しました。

 

「ファイヴ・タンゴ」だけメインキャストが3通りで、奥田花純さんと井澤駿さんが土曜日マチネに。奥田さんと井澤さん、最近外部の公演のゲストとして何度もペアで踊っていらっしゃるようなのですが、気心の知れたおふたりなのでしょうか、イキぴったりでした。緻密にカッコいい奥田さんと、フリーに踊った井澤さんのバランスも絶妙なのでした。

 

ファイヴ・タンゴ、慣れてくると間延びして感じたところも面白くなって、ハンス・ファン・マーネンの狙いも、振付とアストル・ピアソラの音楽の関係が見えて面白くなっていきました。タンゴ、というとショービジネス的にはポピュラーだし、宝塚では定番。アルゼンチン・タンゴはそういうアマイものじゃないから、というブームも起こった記憶があります。

 

ゆりたか、木村優里さん渡邊峻郁さん組のタンゴは、宝塚ムードをたたえてというかなんというか。峻郁さんが男役もかくやの、臆面もなくキザなダンスを展開してくれて、このままふたりのデュエダンが展開しそう。

 

峻郁さん、キザなだけでなく、タンゴらしくヒザを落としたりとか、取り入れ方が絶妙でした。ソロは短いあいだにニヒルだったり情熱的だったり、くるくると表情を変えて、テクニックはスリリングなスピードで、鮮やかすぎ。Atre誌のインタビューでも語っていましたが、トゥールーズ時代にタンゴの作品を踊っているんですよね。

 

 

峻郁さんは赤いシャツです。本格的なタンゴな作品、土の上で大変そうですが💦 峻郁さんはきっとこの経験を活かして、でも今回はバレエとして、タンゴすぎない動き方でさりげない見せ方も素敵でした🥰

 

「A Million Kisses to my Skin」は2キャストで、A組は大人っぽくパワフル、B組はナチュラルに軽やかと雰囲気が違うのも面白かったです。指導者のクリスティアーヌ・マルシャンさんを中心に体育会系?な結束ぶりなオフショットも、キャストのみなさんのInstagramに上がっています。そんな雰囲気が反映するのか、再演で魅力倍増した演目でした。

 

BWV1052のコンチェルトをピアノで。近年、バッハは古楽で弾くものになっていて、モダンオーケストラに登場するのがすごく少ないんですよね。まして、協奏曲をチェンバロじゃなくてピアノで弾くのはもう、すごくレアなんじゃないでしょうか。都内オケでもプログラムに「バッハのピアノ協奏曲」が登場するのってあまり見ない気がします。なので今回は貴重な機会でした。ピアノの高橋優介さんは、2023年に続いて、クリスプな音で舞台をひっぱりました。カーテンコールに登場するのもすっかり慣れて余裕でしたよね~。オペラパレスに響くバッハで幸せでした~ 峻郁さんがツナギな上昇音階でもきっちりつかまえて、音符の見える踊りを見せてくれて、喜びも倍増でした。

 

「テーマとヴァリエーション」のチャイコフスキーの組曲、これもめったに演奏されないですよね。全体的に意図不明な4つの組曲というか。主題と変装もなんだかぎくしゃくしたつながりで、そういう音楽で、手をつないで通りゃんせをしている踊りだし、最後にごまかされるけれど盛り上げにくい作品なのかも。

 

バランシンはソリストの4人とか、そういうポジションの振付が好きです。幕開けの出たり入ったりするのとか、カノンのところでその場ステップをしたりとか、上の階から見ると隊形が絶妙でうっとりします。2組の主役もぴったりはまって劇場がヨロコビに包まれていました🥰

 

 

新国立劇場バレエ団の「バレエ・コフレ 2026」 2月6日金曜日の公演を見てきました。主要キャストは初日と変わりますが、アンサンブルは同じところと違うところが。

 

「ファイヴ・タンゴ」は木村優里・渡邊峻郁コンビが。幕があいた瞬間から華やか~、エスコートする手が優里さんの腰に巻き付くようでいつもと違います。この作品はバレエのタンゴなので、本当のタンゴとは違うのですが、やはり深いホールドとか、ぶつかりあうくらいな足先とか、そういう要素はあってもいいのでは。

 

眼目の男性ソロ、ここの部分はネットで色々な人のを見られるんですが、たぶん違法なのも多そうなんですが、わりと踊り方はバラバラ、古典バレエっぽく踊る人もいればラテンブラボーなテイストの人も、と無法状態というか。初日の福岡雄大さんはクラシック技巧真っ向勝負でした。

 

峻郁さんは、動きのあちこちをずらして、バレエとは少し違う踊りにしていました。後半の変形ジュテは、あんな角度をつけてあのスピードで斜めに下りてスリリングでしたし、回転の入り方出方にも工夫があって、ひと味違う解釈。随所に流し目つき、圧倒的でした。

 

優里さんとの踊りも、おふたりで細かく工夫したのでしょうか、目線を外さないのは得意技ですけど、踊る2人の距離が近く、ほぼ密着して足もとは絡まってしまうのではという、スリリングなスピード感。優里さんは真紅の薔薇のような輝き🥰

 

全員のオープニング、男性を従えた女性ソロ、男性ソロ、ソリスト男女4人、全員のコーダ、で、5つのタンゴなんですよね。ソリストのカルテットは、最初男性2人ではじまって、途中から女性が入ってくるのですが、この日は木下嘉人さんと森本亮介さん。女子が来てもナゾな視線の交わしあいとか、けしからぬ展開でよかったです~。

 

すごく期待していたのですけど、期待以上の作りこみですっごかった峻郁タンゴでした。なんかもうファン冥利につきましたです🥰

 

幕開けの「A Million Kisses to my Skin」はセカンドキャスト、初登場5人、前回もの人が4人。こちらもチームとして一体感があってとってもよかったです~。石山蓮さんが美しい踊りをしていて、赤井綾乃さんとのコンビもぴったり。大プリマ小野絢子さんが、さりげなくアンサンブルの一員でとけこんでいるのがご馳走すぎます。山本涼杏さんの万能テクニックがたっぷり見られて幸せ。五月女遥さんで印象強烈なパートを堀之内咲希さんが踊りましたが、キュートでゆるぎなく、でびっくりでした。

 

初演のときはこれきりかな?と思った作品ですが、今回見たらレパートリー入りできそうな、新国としての輝きぶりでした。でも踊りが激しくて大変ですよねきっと、土曜日はタカフミさん組がマチソワ💦

 

しめくくりは「テーマとヴァリエーション」で、柴山紗帆・李明賢組が登場しました。はつらつとしてよかったです~。米沢唯さんの、清楚に構築した美学もよかったんですが、バランシンでは元気躍動感も見たい要素なんですよね。柴山さんは今いい時期で、バランシンパディシャも鮮やか。どの動きも確信をもって、キレのよさが小粋で、なぜか江戸前の気っぷのいい芸者さんを連想するのでした。

 

李さんはジャンプがよくて、長い足を活かして輪郭鮮やかでした。踊りがキレイですー、デュエットは柴山さんリードだったけどそれでいいです。新人多めのアンサンブルも目線が強くなりました。

 

最後の最後に男性陣が登場すると映えること~ 今回、ここだけしか出ていない人も多くてちょっともったいないかも。新国でバランシン、熱望なんですが、当時のバランシンのバレエ団は男性不足だったのか、男子大活躍な演目が殆どないんですよね。ベジャールとバランシンの二本立てとかにするといいのかも、それは東京バレエ団しかできないか。









新国立劇場バレエ団の「バレエ・コフレ 2026」が始まりました。トリプル・ビルは現役まっさかりの振付家デヴィッド・ドウソン「A Million Kisses to my Skin」と、昨年12月に亡くなったハンス・ファン・マーネンの「ファイヴ・タンゴ」と、新国では定番のバランシンの「テーマとヴァリエーション」

3つとも25分くらいの作品で、ファイヴ・タンゴはようやくのお披露目です。

 

ミックスプログラムは楽しいです~。主役クラスのダンサーが一日でまとめて観られて、演目のたびに空気も変わります。新制作を取り入れやすいし、世界のトレンドも伺えますよね。

 

「A Million Kisses to my Skin」は、バッハの「チェンバロと弦楽のための協奏曲Nr.1 in d-moll」BWV 1052  ピアノ演奏は高橋優介さん、冨田実里指揮東京交響楽団 モダンバッハでしたけど、やっぱりバッハなのは嬉しいです、音楽だけでウキウキ♪ 

 

9人のキャストが入り乱れて、あるときは揃い、あるときは離れ、手足をぎりぎりまでひきのばしてスピーディーに踊りまくって、目を離せない魅力の作品です。2023年の新国初演のときは、振付そのものは普通では?なんて思ったりしたのですが、今年の上演では踊りのスケールが上がって、ドウソン作品の個性がくっきり、限界突破な無茶な運動量もはっきり。すべてのダンサーに見せ場があって、粒よりのメンバーを揃えないとできません。キレキレ系ダンサーがここに集合していてほか演目に影響があったのでは💦

 

渡邊峻郁さんは直塚美穂さんと、第2楽章フルに踊るデュエットが色っぽくて最高。初演の相手米沢唯さんと違って、直塚さんは質感とバネ感があって、持ち上げられて動くと舞台に軌跡が描かれるよう。第1楽章では木村優里さんとも組みますが、こちらは、一緒に踊るとより自由になるような2人ではっとしました。

 

峻郁さんのこういう踊りは見ていると、こんなに動けるのに古典のときは隠しているんだなーと感心してしまいます。ちょっとひねったり、肩を抜いたりのかっこいいこと。バッハの音もとてもよく拾っていました。見事でしたー惚れ直しました🥰

 

山田悠貴さん、中島瑞生さんの男子チームもすらりと美しく、可憐な花形悠月さん、しれっと踊る飯野萌子さん、華とパワーの木村優里さん、超かっこいい根岸祐衣さんに、人外テクニックな五月女遥さん。最後、ホリゾントに9人が並んだ瞬間はゾクっとしました🥰

 

「ファイヴ・タンゴ」は初演プレミエ。今回のポスタービジュアルはゆりたかコンビですが、初日は小野絢子さんと福岡雄大さんのカップルで。男性陣もベテランを揃えて、ドラマティックなタンゴにまけない存在感でした。女性群舞にいた関優奈さんが、演技達者な人だけに表情が抜群、見とれてしまいました。木下嘉人さんのマイクロ単位にうまい踊りぶり。福岡さんはゲストプリンシパルになっても高速回転と重力ぶっちぎりジャンプは変わらず。この男性ソロ、映像がいろいろありますけど、ここまで回り切れてるのは前代未聞なのでは。

 

「テーマとヴァリエーション」は、米沢唯さんと速水渉悟さんで。速水さん、やっと新国でバランシン披露です、似合います~。バランシンの男性ナンバーの最高難関といわれる、ソロシークエンスも楽々と踊りきりました。もうちょっと高く跳んでくれるのを期待してたのですが、安全進行だったようです。外部公演ではよく組んでいるおふたり、幕があいて動き出す瞬間の、緊張感とシンクロ度がかっこよかったでした。

 

明日は別キャスト、ゆりたかがタンゴに登場で、これは楽しみです~🥰