7月13日と14日に、渋谷で「Jewels Story プッチーニの奏でた世界」という公演があります。去年の5月に見た「ラフマニノフの旋律」と連なるシリーズの最新作。

 

 

バレエシーンの蝶々夫人とピンカートン役はダブルキャストで、13日が足立真里亜さんと森脇崇行さん、14日が木村優里さんと渡邊峻郁さんです。

 

こちらの舞台、昨年のラフマニノフは朗読劇とバレエはどう組み合わせるのか謎に思いつつ見に行ったのですが、台本を手にしてセリフを読む方式と、ことばのないバレエの相性が意外によくて、出演者も美男美女ぞろいですし、よく知らなかったラフマニノフの生涯も興味深いものでした。

 

 

この夏はプッチーニなのだそうですが、2021年にやはり、Jewels Storyとして「プッチーニの描いた世界」があったようで、上演形態は違うとしても再演に近い形になるのかも? HPにギャラリーがありますが、ホテルニューグランドのお部屋が素敵です…。

 

珠城りょうさんは月組トップスター時代の舞台は何度か見てます。伊吹有喜さんの小説「カンパニー」の宝塚化、も見たのでしたそういえば。珠城さんは派遣されるサラリーマンの役だったんですよね、よくこんな話を宝塚でやったものですが、バレエ団の雰囲気とか、さすが巧く作ってありました。劇中劇の白鳥の湖もレアな曲を選んで使ったり、男役が演じる男性バレエダンサーという微妙な一件も耽美で乗り越えていたのでした。珠城さん、本来の美女ぶりを舞台で見るのははじめてなので、楽しみです。

 

奥田花純さん、益田裕子さん、吉田朱里さん、内田美総さんと、新国からの4人も艶やかでしょうね~ こういう形で活躍の場があるのは、バレリーナさんにとっても見る側にとってもとても良いと思います。

 

木村優里さんと渡邊峻郁さんの蝶々夫人とピンカートン、バレエシーンがどれくらいあるのかわかりませんけど、お2人だったらちゃんとドラマを作ってくれそうです。お二人揃って外部出演は、今年はシェヘラザードとEdenに続いて3作目で、全部全然傾向が違っていてさすがというか。

 

全然違うといえば、ダブルキャストの足立真里亜さんと森脇崇行さんの初々しいコンビとゆりたかと、似てるところがあまりないかも。

 

宮原浩暢さんは歌ってくださるのかな、バリトンですとピンカートンとかはナシなのか。

 

バレエ夏の陣?のまずひとつめ、美男美女の華やかな世界が楽しみです。