今回は、補正予算で物価高騰に関する区民への支援のひとつである、キャッシュレスポイント還元事業について質疑をした内容をご紹介します。区の担当課長は「お中元の時期に実施することで来街者が増えたから効果があったんだ」と言ってますが、別にお中元の時期に実施しなくてもお客さんは増えると思いませんか?もともとお中元セールでお客さんが増える時期にやるんじゃなくて、そういうイベントごとがない時期にやったほうがいつの時期でもお客さんが増えてお店にとっても良い気がするんですが…。
ポイント還元事業は今までお中元時期にあわせてきたというが、お中元の習慣は一般の区民になくなってきているのでは?猛暑と重なるリスクもある。消費の実情を区としてつかんでいるのか。
(かとうぎ桜子)
中小企業振興経費、キャッシュレス決済ポイント還元事業経費について伺います。
2021年度から毎年キャッシュレス決済ポイント還元事業を行っています。コロナ禍から、現在は物価高への支援というところで支援の趣旨も変遷してきていますが、何点かお聞きしたいと思います。
ポイント還元事業は、例年6月頃のお中元の時期に合わせて実施しているかと思います。「今回は臨時会で補正予算を決定するんだし、より早い時期に実施をすべき」ということで、先ほど来、他の会派からの意見も出ていますけれども、私もそう思います。「お中元の時期に合わせて消費の喚起を」という要望があったことに基づいて、今まで実施してきたということなのですけれども、今はお中元の習慣というのは少なくなってきているのではないか。どちらかというと、会社がお得意先に贈るとか、そういった形が多くて、区民一人一人の日常生活の中ではあまりなくなってきているんじゃないかなという印象を持つんですけれども、消費の実情を区としてどう把握しているのかなと思います。
「夏に実施することで猛暑に重なってしまった」という説明も、以前の議会の中では説明ありましたけれども、そう考えるとなおさら、暑い時期を避けて、広く区民が利用しやすい時期を選ぶ必要があるかと思います。
事業者にとっても、お中元と合わせてということよりも、一時的に集中するより分散した方がいいと考える方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回については、特に「より早く」ということもありますけれども、今回に限らず、そもそもいつどのような形で実施するのがより区民の生活、また事業者の支援として効果的であるのかということを、商店街連合会のご意見もありますでしょうけれども、区としての主体的な判断として検証していく必要があるんじゃないかと思いますが、その点について見解をお聞きします。
来街者、売上が増えたという効果が上がっている。
(商工観光課長)
これまでの事業実施の時期については、練馬区商店街連合会と相談しながら、中元売出しや商店の実施する中元セールと時期を合わせることで相乗効果が見込まれるということで、概ね6月から7月の期間に実施してまいりました。区内の各商店会では中元セールを行っており、効果として来街者が20%程度増えた、売上が5~10%増えたといった効果が上がっており、中元の時期に消費活動が活発になっているものと捉えています。この時期にキャッシュレスポイント還元事業の実施を合わせて実施していたことは意義があるものと考えています。今回の交付金については、迅速に、といったところで実施時期の前倒しを検討してまいりますが、基本的には練馬区商店街連合会等と相談しながら実施時期について検討していきたいと考えています。
あらかじめキャッシュレス決済に入金できない人、使い方がわからない人などは使えない。生活に困っているほど届かないというデメリットをどうフォローするのか。
(かとうぎ桜子)
今後、やり方はいろいろな方の意見を聞きながら工夫していっていただきたいなと思います。
今回ポイントの還元が20%ということで、5万円分使えば1万円分返ってくるということなんですけれども、生活困窮されている方だとまとまったお金をキャッシュレスに入金する余力がなかったりだとか、ポイントが還元されるまでがきついなというようなこともあるんじゃないかと思います。
キャッシュレス決済の利用の仕方が分からないとか、使えないという方もいらっしゃると思うので、より生活に支援が必要な人にとって、キャッシュレス決済ポイント還元の方法だと、十分に届かないというデメリットもあるかと思うんですけれども、こういったデメリットを解消するために、区としてフォローしていることなど、どのように考え、実施しているかをお聞きします。
利用者説明会を開催している
(商工観光課長)
これまでキャッシュレス決済ポイント還元事業を行うにあたりまして、令和3年度から利用者説明会を開催しています。令和6年度までに計36回の説明会を開催してまいりました。また、本年夏の事業実施の際にも利用者説明会を開催いたしまして、130人の方にご参加いただいたところです。今回の事業におきましても、使い方説明会を全8回程度実施することを予定しており、多くの方にご参加いただきながら、キャッシュレスについて利用していただきたいと考えてございます。
(かとうぎ桜子)
そういった点でも、実施の仕方については、やはり区民の方の意見を聞きながら、より工夫をしていっていただきたいなと思います。