予算の質疑、こども家庭費で質問したテーマの2つ目は、ベビーシッター利用支援事業について。
東京都が認定しているベビーシッター事業者を利用した場合の費用の支援をしている事業ですが、上限時間を超えない時間管理や事業者選びで利用者が悩んだ時の支援、事業者の質の向上のための関わりなど、区がより積極的に取り組むべきではないかという観点で質問しました。
ベビーシッター利用支援事業の利用状況は。また、利用可能な上限時間を超えないための時間管理はどのように行っているか。
(かとうぎ桜子)
ベビーシッター利用支援事業経費について伺います。
この事業の直近の利用状況をお聞きしたいのが1点。 それから、利用できる時間数として基本的に144時間。障害児、 ひとり親家庭の場合は288時間までということです。この上限時間を超えていないかどうか、時間の管理はどのように行っているのかお聞きします。
2024年7月から事業開始、実利用人数は昨年(2024年)度803人、今年度1月までで1030人。利用時間は明細書や交付決定通知書に明記。申請の際に上限時間に達している場合はコールセンターからご連絡。
(在宅育児支援担当課長)
令和6(2024)年7月から事業開始しましたベビーシッター利用支援事業の利用状況についてお答えいたします。
昨年度の実利用者数は803人、 延べ利用時間は3万5798時間に対して、今年度1月までの実利用者数は1030人、 延べ利用時間は3万9644時間と、 増加傾向にあります。 利用時間については、事業者が発行する明細書や区が発行する交付決定通知書に明記して管理されています。
また、申請の受付の際に上限時間に達している場合は、 区のコールセンターから電話等によりご家庭にご連絡しています。
家庭で明細を見て時間管理するのは大変。時間管理のしくみも検討を。
家庭は事業者と直接契約だが、利用料金はまちまちで補助額を超える場合も。金額や質の担保など心配になる保護者の意見聴取を。
(かとうぎ桜子)
ベビーシッターを利用される場合には直接契約して、 事業所の契約の中で利用していくことになります。 個々の毎月の明細を見れば分かるということだと思うのですけれども、ご家庭は事業者ではないので、その管理を正確にやっていくのはとても大変だと思います。 達してしまってからもう使えないとならないような時間管理の支援ということも検討していただけたらと思います。
この事業を活用するには、東京都が認定しているベビーシッター事業者を利用する必要があるということです。 利用料金がまちまちで、必ずしも補助の金額に収まらないものだと思います。そうなると、実質的には利用できる事業者の選択肢が狭まってしまうことがあったり、あるいは料金の差によるサービスの質の違いは何だろうかと御心配される方もあるのではないかと思います。
事業所の選択についてご不安を感じることなど、 利用者に対するアンケートを実施するといった意見聴取はどのように行っているか、お聞きします。
アンケートでは事業者の選択が困難という声は聞いていない。
(在宅育児支援担当課長)
本事業の対象となるベビーシッター事業者は、 東京都が定める要件を満たし、都が認定した事業者です。 区が特定の事業者を紹介することはできません事業者のホームページ等から、対象地域、 提供サービス、料金等を確認の上、 選択していただいています。 今年度利用者にアンケートを行いましたが、 事業者の選択が困難といった声は伺っておりません。
利用者の意見を聞く機会の充実を。区として事業の質確保はどのように実施?
(かとうぎ桜子)
契約の中での課題ということについては、引き続き利用者に意見を聞く機会を充実していただきたいなと思います。
それから、この事業を始める前に、 事業に対して区が質の担保にどう関われるかという点が懸念点としてあるのでなかなか始められないという答弁をされていた時期があったと思います。 現在その点はどのようにクリアされているのかお聞きしたいのが1点です。
それから、福祉事業所の場合だと、行政が事業所に対する関与は、 何か疑問点、懸念点があったときに監査をすることだけではなくて、定期的な実地指導があります。 ベビーシッターについてはどのように行っているかお聞きします。
区でも指導監督の対応ができることが確認できたため事業開始。定期的な指導は東京都が立ち入り調査を行なっている。
(在宅育児支援担当課長)
ベビーシッター利用支援事業の開始に当たりましては、 東京都と連携して、区でも指導監督の対応ができる旨の確認が取れて、 安全性の確認が取れたことから事業開始をいたしました。
定期的な指導監督については、東京都が認定事業者への立入調査を年1回実施しています。具体的には、 保育記録が適切に管理されているか。 要件を満たすシッターが十分確保されているか。 シッターへの研修は適切な頻度、 内容で実施されているかなどを確認していると伺っています。
身近な区としてサービス向上に積極的に関わる工夫を。また、この事業は他の子育て支援施策との連携はされているのか。
(かとうぎ桜子)
東京都が実施しているということですけれども、利用者に身近な区としてできることも、ぜひ工夫していただきたいと思います。 練馬区としてもサービスの質の向上に、より積極的に関わっていく必要があると思うので、その点、 今後検証していただきたいと思います。
ベビーシッター事業については、子育て支援の他の施策との連携が何かなされているのかお聞きします。
シッターが相談を受けた場合はそのシッターの知識・経験で回答。必要な場合は事業者から自治体に確認、必要なサービスに繋げた例がある。
(在宅育児支援担当課長)
シッターから保護者が子育て相談等を受けた場合は、基本的にはシッターが今まで培ってきた保育経験、知識で回答しています。 シッターで対応できない場合や心配な御家庭は事業者から利用者の自治体へ紹介し、必要なサービスにつなげた例があると伺っております。
(かとうぎ桜子)
子育て支援施策の一環としてベビーシッター事業がよりよい形になっていくように、区として工夫していただければと思います。
