編み込みの手の構え | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

 

棒針編みで、フェアアイルやロピーなど、横糸渡しの編み込み模様を編む機会はたくさんあると思います。

そのときに、通常は一度に2本(場合によっては3本以上)の糸を扱うことになるのですが、みなさんはどういう構え方をしていますか?

ここで、2本の糸を扱うときのメジャーな構え方をおさらいします。

 

1) 2本とも左手の人差し指にかける構え

このように、地糸と配色糸をともに左の人差し指に、ちょっと間隔をおいて構えます。

上の図の場合、青の糸を編む場合は青の糸だけを右針で上から捕まえ、白の糸を編む場合は青の糸と白の糸の間に針を入れ、白の糸だけを右の針で上から捕まえます。

慣れてしまえばスムーズに編めますが、慣れないと2本の糸の分離がうまくいかなかったり、裏側の渡り糸の加減が難しかったりします。

2本の糸の分離を助けるために、こういったリングを補助器具として使うこともあります。

この記事もご覧ください)

 

2) その都度編む糸を持ち替えて編む

これは単純。

白の糸を編みたかったら、青の糸はほったらかしにして、白の糸だけ持って編む。

青の糸を編みたかったら、白の糸はほったらかしにして、青の糸だけ持って編む。

これはわかりやすく、裏の渡り糸のバランスもとりやすいのですが、いちいち持ち替えなければならないので、時間はかかります。

初心者向きの、誰でもできるやり方です。

 

3) 左手かけ(フランス式)と右手かけ(アメリカ式)の併用

これは、左手かけと右手かけを同時にやる方法です。

スピーディーにでき、裏の渡り糸のバランスも比較的とりやすいのですが、フランス式とアメリカ式が両方均等な手加減でできないといけないので、マスターするのが大変です。

 

 

いろいろ試してみて、やりやすく、速くきれいに編める構え方を選べばいいわけです。

ちなみに、私は3)の仏米併用型です。

みなさんはどうですか?

 

 

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1) 渋谷の手編み講習(月2回のフリーレッスン)
西武百貨店渋谷店A館7階「マテリアルショップ」

6月は6日(木)、19日(水)です。

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

ご予約はご来店のうえカウンターで、またはお電話(03-3464-4500)にてお願いします。

※)毛糸店「マテリアルショップ」でのワークショップのため、原則として講習で使用する毛糸はマテリアルショップでお買い上げいただきますようお願いいたします。

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2) 千葉の手編み講習(月2回のフリーレッスン)

そごう千葉店9階趣味の街「モントリコ」

6月は3日(月)、17日(月)です。

午前の部10:30~12:30、午後の部13:30~15:30

ご予約はお電話(043-245-8091)または店頭で承ります。

※)毛糸店「モントリコ」でのワークショップのため、原則として講習で使用する毛糸はモントリコでお買い上げください。

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