指輪の正体 | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

 

昨日の記事に書いた指輪ですが、ご存知の方も多いでしょうね。

 

これは、人差し指の先端(第一関節と第二関節の間)にはめます。

 

そして、このように使います。

たとえば、編み込み模様を編んでいるとき。

上部の小さな輪っかに、地糸と配色糸を別々に通します。

こうすることにより、それぞれの糸を右針で捕まえやすくなります。

この指輪を用いないと、こういう姿勢をとる必要があります。

慣れている場合を除き、この姿勢を保ちながら編むのは結構大変です。

よって、編み込みが得意でないニッターには、この指輪が非常に役に立つわけです。

 

※)上の画像は、同時に糸を3本持っていますが、ちょっとまれなパターンです。

通常、編み込みは一度に2本の糸を扱います。でも原理原則は同じです。

 

編み込みだけでなく、引き揃えの場合も、すべての糸を真ん中の輪っかに通すことで編みやすくなるそうです。

それだけでなく、そもそも左手の人差し指の先端に糸を保つのが難しいと感じているニッターには、慣れるまでの補助器具としてもこの指輪は使えます。

 

ちなみに、この指輪は、商品名としては「手あみリング」というそうで、ダイヤ毛糸株式会社から発売されていました。

今は一般には出回っていないようですが、代替品(後継品)はいくつかあるみたいです。

それらについてのレポはまたいつか。

 

 

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