アメリカ式?ワイルドな糸のつなぎ方 | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

 

以前の記事で、途中で糸の結び目があったときの対処法について言及しました。

ここで紹介したもの以外に、いろいろ適用条件はあるのですが、非常に手軽でなおかつ繋いだことがわかりにくいやりかたがあります。

 

以前のNHK Eテレ「すてきにハンドメイド」で、アメリカ在住のニットデザイナー・アレクサンダー裕美子さんがその方法を紹介していました。

やり方はこんな感じです。

1) まず、糸の切れ目をそれぞれ少し撚りをほどいてほぐす。

 

2) ほぐした部分を、糸の繊維が絡まるように合わせ、手のひらに乗せる。

さらに、合わせたところに水を少し垂らす。

 

3) 両手を合わせ、糸のつなぎ目を勢いよくこすり合わせる。

すると、切れた糸がつながる。

 

糸が痩せて見えますが、水が乾くともとの太さに復元します。

 

非常に簡単でワイルドなやり方ですが、思った以上にキレイにつながります。

この状態で編地を編んでしまえば、途中でつないだとはほとんどわかりません。

ただし、この方法でキレイにつなぐには、いくつか条件があります。

・糸の繊維がばらけやすい糸であること(ロービングヤーンは好適)

・ある程度の太さがあること(合太~極太がやりやすい)

・ウール系がいい(こすり合わせて縮絨させることにより、接着力が増す)

 

糸替えをいちいち端でするのが面倒くさい方、条件が合えばお試しください。

 

 

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