2目ゴム編み止めを回避するには | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

 

何年かぶりに、2目ゴム編み止めをやりました。

学校で編物の勉強をしていたときに、ずいぶん練習したので、今でも何となく覚えていたのですが、やはり不安だったので、いちおう教科書を見ながら止めました。

 

さて、ゴム編み止めは1目ゴム編み止めと2目ゴム編み止めが代表的です。

このうち、1目ゴム編み止めは比較的容易ですが(それでも初心者には鬼のように難しい)、2目ゴム編み止めはより難しいとされています。

それは、1目ゴム編み止めは1目隔てた表目どうし・裏目どうしをつなげばいいのですが、2目ゴム編み止めは、ときには隣どうし、ときには2目隔てた目どうしをつなぐなど、より複雑なプロセスを経なければならず、間違いやすいのです。

そのため、デザインの仕事の中には、「2目ゴム編みは避けてください」と言われることもあります。

 

そんな2目ゴム編み止め、できればしたくない!(得意で仕方ないというのなら別ですが)

私が知っている回避法は2つあります。ただし、1目ゴム編み止めができる前提です。

 

1) 目を入れ替えて、1目ゴム編み止めと同じ運針で止める

いくつかの基礎本に載っている方法です。

裏目の2目めと、その次の表目の1目めをあらかじめ入れ替えておきます(表目が前に出るように)。

この並びで、1目ゴム編み止めと同じ針の入れ方で目を止めていくと、あーら不思議、2目ゴム編み止めの出来上がりになっています。

 

2) ゴム編みの最後2段ぐらいを1目ゴム編みで編んでしまい、1目ゴム編み止めで止める

これはかなり強引なやり方ですが、意外と効果的です。

ある程度の幅のある2目ゴム編みであれば、最後の2段ぐらいが1目ゴム編みになっちゃってても、あまりわかりません。

これは、前の職場の大先輩に教えていただきました。目から鱗!

完璧を目指すのなら別ですが、こんな方法もあるんですね。

 

こういった回避法もありますが、まぁ私の場合は指導者の立場上、いちおうちゃんとしたやり方をきちんとマスターしておこうと思います。

ただ、指導の過程で「どうしてもできない!という場合はこういう逃げ方もありますよ」という導き方ができたらいいのかもしれませんね。

 

 

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