所長の伊藤です。
何年かぶりに、2目ゴム編み止めをやりました。
学校で編物の勉強をしていたときに、ずいぶん練習したので、今でも何となく覚えていたのですが、やはり不安だったので、いちおう教科書を見ながら止めました。
さて、ゴム編み止めは1目ゴム編み止めと2目ゴム編み止めが代表的です。
このうち、1目ゴム編み止めは比較的容易ですが(それでも初心者には鬼のように難しい)、2目ゴム編み止めはより難しいとされています。
それは、1目ゴム編み止めは1目隔てた表目どうし・裏目どうしをつなげばいいのですが、2目ゴム編み止めは、ときには隣どうし、ときには2目隔てた目どうしをつなぐなど、より複雑なプロセスを経なければならず、間違いやすいのです。
そのため、デザインの仕事の中には、「2目ゴム編みは避けてください」と言われることもあります。
そんな2目ゴム編み止め、できればしたくない!(得意で仕方ないというのなら別ですが)
私が知っている回避法は2つあります。ただし、1目ゴム編み止めができる前提です。
1) 目を入れ替えて、1目ゴム編み止めと同じ運針で止める
いくつかの基礎本に載っている方法です。
裏目の2目めと、その次の表目の1目めをあらかじめ入れ替えておきます(表目が前に出るように)。
この並びで、1目ゴム編み止めと同じ針の入れ方で目を止めていくと、あーら不思議、2目ゴム編み止めの出来上がりになっています。
2) ゴム編みの最後2段ぐらいを1目ゴム編みで編んでしまい、1目ゴム編み止めで止める
これはかなり強引なやり方ですが、意外と効果的です。
ある程度の幅のある2目ゴム編みであれば、最後の2段ぐらいが1目ゴム編みになっちゃってても、あまりわかりません。
これは、前の職場の大先輩に教えていただきました。目から鱗!
完璧を目指すのなら別ですが、こんな方法もあるんですね。
こういった回避法もありますが、まぁ私の場合は指導者の立場上、いちおうちゃんとしたやり方をきちんとマスターしておこうと思います。
ただ、指導の過程で「どうしてもできない!という場合はこういう逃げ方もありますよ」という導き方ができたらいいのかもしれませんね。
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