今日(1月31日)の夜9時から9時半すぎまで、ABEMA TVに出演しました。番組に呼んでいただいて、ありがとうございます。
テーマは、選択的夫婦別姓でした。
桜井シュウは、もちろん大賛成で、この通常国会で可決成立させたいと考えています。
今日の出演者の中には、何が何でも夫婦は同姓でなければならないと主張する方はいませんでした。代わりに、通称の法制化を主張する方がいらっしゃいました。
桜井シュウは、選べることが大事だと考えています。人生いろいろ、家庭もいろいろ、ですから姓のあり方もいろいろで良いと考えます。現行制度では、同姓を強制されていますが、それでは不都合が生じる方が少なからずいます。具体的には、経団連が旧姓使用によるトラブルの事例を説明しています。こうした問題はもはや放置できないと、昨年9月の自民党総裁選では石破候補は熱弁をふるっていました。ですが、総理大臣になってみたらトーンダウン。
逆に、同姓、同姓だけど通称使用、別姓といろいろ選べるようになったとして、それぞれの夫婦が自分たちで選べるのですから、誰の迷惑にもならないと思います。どうして、他人の家庭のありように干渉するのか分かりません。
別姓を選択した夫婦の子どもの姓をどうするのか?ということを問題視する意見があるようですが、それは夫婦で話し合って決めればよいことです。下の名も話あって決めるのですから、上の姓も話あえばよいだけです。また、子どもが成人したときに変更できるようにすればなお良いでしょう。
というような趣旨で発言しました。
通称の法制化を折衷案として導入したらよいという方がいました。通称の使用拡大も選択肢として充実させることに賛成です。ですが、通称が充実したから、別姓は不要とはならないでしょう。通称では解決できない問題が残るからです。
選択的夫婦別姓に反対してきた自民党が昨秋の衆院選で過半数から大きく割り込んだこのタイミングで、どうして通称使用の拡大という中途半端なもので妥協しなければならないのか、理解に苦しみます。自民党の中であっても、選択的夫婦別姓に反対していた議員が落選して自民党内でも選択的夫婦別姓に賛成の割合が高まっています。もう選択的夫婦別姓を実現するときです。
そもそも、夫婦別姓を選択したいカップルに同姓を強制させるのは、いったい誰のためなのか。何のためなのか。他の出演者が問いを発して下さいました。ここに問題の本質の一端があると思いました。
この通常国会での選択的夫婦別姓の実現可能性について問われました。これまでは、自民党が法務委員会の委員長を占めていて、選択的夫婦別姓の法案は審議すらしてもらえなかった、自民党による審議拒否でした。しかし、この通常国会で法務委員長は立憲民主党の西村智奈美議員が務めています。今度こそ、審議して可決成立させたいと抱負を述べました。