最近、2chでは次のような書き込みと、リンクがありました。
さあ、みんな音のストリームをやって、こういう発音を身につけよう!
http://www.youtube.com/watch?v=KbnN3t987Xk
かなり、手の近んだ文字アニメーションのついたものですが、私の作品ではありません。私にはこのような、熱狂的な”サポーター”がいていろいろの事をやってくれます。
もちろんこれは誉めているのでなく、こんなに発音が悪いと言う事を知らしめるためです。
この音声データは私が自分で作ったものです。しかし、音声データをアップをしようとテスト的な音声を、こっそりおいていたものを、内緒でダウンロードしたようです。私はあまり見えないようにリンクをつけてテストしていたので、よくぞ探してくれたと関心するばかりです。
今日の話題はアップされた、この音声の後半の部分です。私はそれほどひどくはないと思いますが、音素ベースの発音教育をしている人には評判は良くないのです。
それは良い発音の規範が音素ベースと、音のストリームベースで違うからです。私は発音の教育では音をつなげる事を強く言い続けます。日本人の英語学習者は日本語のように音を切る傾向にあるからです。
私はつながっている英語の発音をどう聞き取り易い音にするかが発音の極意だと説いています。つまり良い発音とは話者にとって発音し易い音が前提だと思っています。
一方で、音素ベースの教育者はどう音素を正しく発音するかに注意を払いますから、音が繋がるのを嫌います。良い発音とは個々の音がはっきり聞こえる英語を言っているようです。
こうなると、良い発音とは何かを決めておかないとまったく違う判断になります。
私は多くの音声を研究する科学者の研究から、英語ネイティブの発音は連続的な音声体である事を知り、音をつなげる事はネイティブ発音の不可欠の要素であると思っています。
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