英会話学習の多くの誤解 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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多分、私のキラー・コンテンツのトピックの項目だけを見ても、なんとくどいことを書いているのだと驚いた方は多いと思います。決して年のせいでくどくなっている訳ではありません。それは私が各種の掲示板で多くの議論をしてきましたが、なぜこんな馬鹿な事を信じるのかというのが非常にあったからです。そして私は真面目にそれを説明したり、反論をしてきました。実際に誤解しているのか、知りたくないのか私にもわかりませんが、とにかく迷信に近い事を言う人が多いのです。



私が議論した中で最も大きな誤解は音声の音素です。音声学ではそれ以上に細分できない音で同じように聞こえる音の単位を音素と呼んでいます。そして多くの辞書では音素とは実際の音ではなく、概念の音であるとも定義されています。



音素ベースでは「ブログ」と言う音声にはBUROGUと言う6つの音素に分かれると考えるものです。この音を文字に変えるとブログとなります。音素とは英語の発音記号と同じようなものであります。この音素の説明を聞いて半数の以上の人はその説明の何がおかしいかと不思議がるかも知れません。



何も不思議でもありません。まずBUROGUと言う音声から6の音素を取り出すことはできません。音声の音をどこで切って良いか分からないし、切った音を再生しても定義できる一定の音の断片になりません。日本語でも「しんぶん」と「しんじゅく」と言う名詞がありますが「しんぶん」の最初の「ん」としんじゅくの「ん」とはかなり違った音です。「ん」の音素はまったく同じ音でありません。



だから何が問題だと言うかもしれません。英語の発音教材では現在市販されているほとどがこの音素や発音記号ベースです。日本語の50音を覚えても日本語の発音をする事はできません。同じ音でも「しんぶん」と「しんじゅく」と違うからです。日本人が日本語を覚える時には最初に「ん」を覚えないで「しんぶん」と「しんじゅく」を別々に覚えます。



しかし、英語では発音記号や音素から学びます。私もそのように40年も習ってきました。それでお前は何が不満かと言うかもしれませんが、発音記号や音素にこだわると大変発音し難いのです。だから覚え難いし、聞き難くもなります。



英語では一般的に45の音素があると言われています。理論的にはこの音が発音できればどんな英語でも発音できる事になりますが、実際にはそうではありません。「しんぶん」と「しんじゅく」のように文字では同じものが音になると大変幅があります。英会話に関心のある人はなぜ英語のネイティブがはっきり話さないだと思うくらい英語の発音はあいまいなのです。音素をとれば日本語より英語の方が非常にいい加減です。