最後のメルマガの配信 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

今まで3年間メルマガを続けてきました。そして今日は最後のメルマガの配信となりました。私のこれからの活動はこのブログとかフェイスブック等の媒体の方が向いているかと判断したからけす。


次がメルマガの最終号です。



タイトル:最適性理論(音のストリーム)によるリスニング講座(最終回)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最適性理論(音のストリーム)によるリスニング講座
最終回:Where are you from?
                    039号2011年10月7日
       発行人:桜井恵三
http://www.oboeru.info/       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■最終回の挨拶とお礼
長い事、ご購読していただいたこのメルマガもこれが最終回となりました。しかし、
これは音のストリーム・ベースの活動が終わる事ではなく、お陰さまでその活動が
大きな本格的な動きとなってきたからです。そのために多くの方に十分な対応が
できるように、最適性理論のサイトやフェイスブック・ページの活動ややネット
ショップでの対応をするためであります。



もし、音のストリーム・ベースで継続的に学習を希望されている方には次を提案
させてもらいます。



1.ブログ無料モニター
ブログで公開していただければ、私が直接レッスンをいます。
詳細は下記サイトを参照してください。
http://www.oboeru.info/monitors.html



2.継続的な情報の入手
フェイスブック・ページ:   http://www.facebook.com/otono.stream?sk=app_10442206389
上記のページをご覧ください。音のストリーム・ベースや最適性理論のいろいろな書き込みがあります。



3.継続して音のストリーム・ベースで学習希望
有料になりますが、下記のネットショップをご利用ください。
学習の教材や解説書もかなり揃ってきました。



http://www.oboeru.info/



では最終回の学習を始めます。
■有限で無限に対応する
英語も日本語も音声には音素(発音記号)が並んでおりません。だからその音素の
並びを聞く事は不可能です。英語の連続的に変化する音を覚えるしかありません。
では無限とも思える音のストリームを全部覚える必用はあるでしょうか。



日本語の覚え方を思い出してください。日本語は一文ずつ覚えたはずです。幼稚園に
行く頃にはかなりの数を覚えていますが、限られた数の日本語しか知りません。
幼稚園では違う環境で日本語を覚えた園児は、こまかい部分をみれば自分とは違う
音のストリームを発音するはずです。その音のストリームの数は無限です。



しかし、その無限とも思える日本語の音のストリームに、有限の数しか学習
しなくても十分に対応できたのです。それは細かい部分は違っていてもパターンが
似ているからです。



一文ずつ覚えているようですが、脳ではそのパターンを覚えています。
まったく同じでなくても文章や単語の類似のパターンは認識できるのです。



パターンで認識するためには、多くの音を覚えるとそれだけ聞き取れるパターンが
増える事になります。



そのパターンの重要な部分はリズムやイントネーションです。



■音を覚える、けどシャドーイングはしない
今日が第最終の講座になります。



このリスニングの講座は英語の音のストリームとその意味をでどんどん覚える事が
目的です。そのためにはなるべく、聞いた音のような感じで発音できるように練習
してください。



聞き取り難い場合にはセンテンス毎に音を止めて聞いてください。全体の音の速度を
落として聴くのはあまり効果的でありません。英語の音のストリームは速度が重要で
あり、速度を下げる事により、デジタル処理であれ音全体の特徴が変わってしまいます。



音を聞きながらのシャドーイングではなく、音を聞き終わってから、繰り返してください。
大事な事は音を聞いたらその音をそのまま記憶して再現する事です。



将来的には聞いた音をどんどん覚えて使えるようにしたいのです。



聞いた音のストリームはなるべく長い音を記憶に保持できる事が理想です。
音のストリームが長い程、照合する時間も稼げるし、意味も想像をつけやすくなり
ます。同時に覚え易くもなります。



我々人間は決められた物を覚えるのは苦手ですが、好きな音は簡単に覚えれらます。
そこで自分の好きな音をどんどん選んで覚えてください。忘れても構いません。
もし同じような音が、似たような音がでれば思いだします。



気に入った音があれば、練習して使えるようにしてください。



どうしても分からない部分はスクリプトを見ても構いませんが、何度か聞いて
予想が立てられるものは、予想して聞いてみてください。



■最適性理論(音のストリーム)
人間が直面する問題は簡単な答えが無い場合が多く、もっと食べたいけど肥満や
糖尿の心配があると言うような場面に直面します。すると食べたい気持ちと、
それコントロールしたいと言う双方を考慮して最大の満足を得るような行動を
とります。それが最適性理論の考えです。



言語音を考えると、発音は音素を几帳面に並べるものでなく、音を調音する段階で
でいろいろの制約の中から全体的に最も発音し易い調音をした結果です。これが
最適性理論であり人間の脳が行う学習方法です。言語は文法のような基本となる
ものから作られたものでなく、自然発生的に始まりその音が複雑化したものです。
人間の歴史と共に脳が長年かけ作り上げてきたものです。言語とは脳のニューラル・
ネットワークである脳の最適性理論に基づく活動と考えるのが最も理解がし易いのです。



一般的には、言語ごとに決まった規則があるという見方がされますが、
最適性理論はそういう言語ごとに規則があるという見方を否定します。



リスニングにおいては音声には音素が並んでおらず、連続的な音の変化として
捉えます。そのために試行錯誤によりパターン認識をしていると考えます。
そのためには英語の音声のストリームとその意味とその音のパターンの
特徴どんどん覚えていきます。



脳では多くの記憶の中からより良き選択ができるように多くの制約の中から
並列的な処理をして、その総合的な満足を最大にするための試行錯誤の
プロセスであると言えます。



最適性理論に基づく学習は最初に時間が掛かりますが、加速度的な学習が
できます。この最適性理論に基づく学習は英語だけでなく、芸能やスポーツや
他の人間の学習にも適用でくる汎用性のあるものです。



■この講座について
このリスニングの講座は最適性理論(音のストリーム)のセカンド・ステップに
当たるものです。ファーストステップは2010年の1月から12月に配信され、
500例文の学習をしました。例文とサンプルの音を聞きながら、500例文を
覚えてしまう学習です。



http://www.eikaiwanopl.jp/shop/continfo/all500.html



この例文でなくても、他の英語でも音のストリームで英語の発音ができ、その音を
覚えているとリスニングが効果的にできます。



音のストリームの発音とはこの音源にあるような連続的な変化の音です。



■第029講座
この音源は次のサイトにあります。



Where are you from?



http://www.esl-lab.com/intro2/intro2.htm



■この音源の使い方
まず音源を聞いてください。聞き取れない場合は再度聞いてください。それでも
聞き取れない場合は音を途中で止め聞いてみてください。すべての音を単語ベースで
聞けなくても意味が推定できればそれで十分です。



音のストリームの速度が大事ですから、音を減速して聞いてみるのはあまり良い
方法でありません。



意味が分からない部分は聞いた音からどんな英語か推定してみてください。
そして和訳を読んで、また音源を聞いてください。
もしかすると、意味が分かれば英語を聞き取れるかも知れません。



最後に聞きとれなかった部分の英語を確認してください。



■今週の音声の訳
トム:はい、以前に会ったことはありませんよね。私の名前はトムです。
ジェニー:はい、トム、私の名前はジョニータで、皆はジェニーと呼びます。
トム:ジェニー、お会いできてうれしいです。どこのご出身ですか?
ジェニー:私はアルゼンチンの出身で、米国に私が5才のころ移ってきました。私の両親は現在チリに住んでいます。そこで両親は会いました。トム、あなたは?
トム:私はカリフォルニアのフレスノで生まれ、私が7才の時までそこに住みました。私の父が軍で働いていたので、世界中を移動しました。
ジェニー:そうですか。あなたの住んだいくつかの町はどこですか。
トム:ほとんどが海外です。私は合計10年間、韓国、ドイツ、沖縄、日本で過ごしました。それから3年前に私達は米国に移動しましたが、両親は少なくとも20間くらいの海外生活を楽しんだようです。
ジェニー:それではあなたは大変興味深い生活をしたようですね。それで、今は何をしていますか?
トム:私はパデュー大学の生徒です。
ジェニー:そうですか。何を学んでいますか?
トム:心理学を専攻しております。あなたは?何をしていますか?
ジェニー:私はベガ・コーポレーションの営業をしております。
トム:本当ですか?私の兄弟もそこで働いています。



■どうしても聞き取れない場合
何度聞いても分からない場合はスクリプトで確認してください。
最初からこのスクリプトを見るのはあまり効果的でありせん。



スクリプトは次のサイトにあります。



http://www.esl-lab.com/intro2/intrsc2.htm



全部をディクテーションするのはあまり意味がありません。
音を聞いて、理解できればそれで十分です。
スクリプトには時々、間違いも存在します。
その場合は自分の耳を信じてください。



■最適性理論理論による、聞き取れない理由
英語の音声には音素(発音記号)は正しく並んでおりません。聞き取れないのは
発音ができないからでも、音素(発音記号)が聞き取れないからでもありません。
ただ、その音を知らなかっただけの事です。その音を覚えてください。



そして、音を聞いたらなるべく長い音で保持して、その音が何であるか想像力を
使い予測してください。



最適性理論では音素を聞くのでなく、ニューラル・ネットワークのパターン認識です
から、音声と意味を覚える事により、パターン認識での成功の確立が加速度的に
増えていきます。



■フィードバックを生かす
自分が聞き取れなかった場合、そのスクリプトが知らない単語であれば覚えれば
良いだけの事です。
もし、スクリプトを見て知っている単語ですと大変に残念な事です。
そのスクリプトの音を覚えてください。



大事な事は音声の音のパターンを覚える事です。そのために発音練習も並行すると、
パターンが覚え易くなります。



■できれば、覚えて欲しい英語表現
次の表現は何度か発音練習をして、覚えらるなら覚えて使ってください。
音源のような発音を心掛けてください。
I don't think we've met.
Originally I'm from Argentina.
I was born in Fresno, California, and we lived there until I was seven.
Since my father worked for the military, we moved all over the place.
Where are some of the places you've lived?
I think my parents would have liked to live overseas for at least 20 more years.
It sounds like you've had an interesting life.
So, what do you do now?
I'm working as a sales representative for Vega Computers downtown.