臨界期に関しての訂正 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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昨日の臨界期の関しての記事にコメントがありました。コメントは全文公開してますので詳細はそちらをご覧ください。



コメントは次のロバート・S・シーグラー(Robert S. Siegler)らの発達心理学の教科書の引用に関してです。



cricical period:
the time during which language develops readily and after which (sometimes between age 5 and puberty) language acquisition ins much more difficult and ultimately less successful.



(臨界期:言語が容易に発達し、それを過ぎると(5歳から思春期のあいだということもある)言語獲得が難しくなり、ついには成功にいたらなくなる、そのような期間.。)



この原文と訳は、私は2chからのまる写しで安易な引用で大変失礼しました。お詫び申しあげます。この2chの書き込みも他のサイトのコピーだったようです。



原文の誤り: ins  正: is



訳の訂正  誤:ついには成功にいたらなくなる
         正:最終的な到達レベルが(臨界期前に習得した場合に比べて)劣る」



またperiodの訳の見解に関しての投稿者の方の見解もありました。



私のperiodの訳。
”臨界期とは言語はいつでも日本語の文字通りの自然な言語の習得できる限界の時期とした方が理解し易いと思っています。”



投稿者の方のperiodの見解
直前の "much more difficult" に続いて比較級を使っているのは、当然ながら「臨界期前」との比較をしているのですから。 以上の理由により、英語の定義内容が「言語習得可能な期間全体」という見方には賛成できません。



つまり投稿者の方は英語の定義から臨界期を訳せば「言語習得可能な期間全体」という見方は不自然で、短い一時期を指すと考えた方が良いと言う指摘です。



これは私が書いた”言語の習得できる限界の時期”とする短い時期を指す見解に賛同の意見を書いてくれました。



すると三省堂提供「大辞林 第二版」国語辞典 で定義している次の内容とほぼ同じです。
【臨界期】
発達過程において、その時期を過ぎるとある行動の学習が成立しなくなる限界の時期。



一部、私の安易な引用はございましたが、臨界期に関しては英語の定義でも私が納得のいく理解と同じであり、国語辞典とも同じあったようで、ほっとしております。