音が曲線的につながる音のストリームは聞き易い | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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人間は生物ですから音声を作った場合に、機械のように音素を並べて発音することはできません。



しかし、調音音声学では仮想の考えとして音素が階段のように並んでいると想定して、音を子音や母音に分けて考えます。



音を一つずつ認識しているなら、それぞれの音が単独で並んでいると考えてた方が考え易いからです。



私は音声は音のストリームであり、音が繋がっている方が、発音し易いのは当然のことながら、聞き易いと主張しております。音が曲線的に変化した方が段階的に変化するより聞き易いと考えています。



そのくらいの音ならば、音声をデジタルで編集して各種の音のストリームを作ることが可能だと思い実験をしています。



音編集ソフトを使い、いろいろ試してみましたが、やはり音が急に変わると音のストリームは非常に不自然に聞こえます。



まず”アイウエオ”と発音して録音します。その音は必然的に曲線的な変化をしています。その音から”アイウエオ”の安定した音の部分をカットして、安定した音のだけを並べ”アイウエオ”の音のストリームを作ります。



”アイウエオ”の次に移行する音である曲線変化音をとりされば調音音声学で言う、音素が並んだ音に近い音声になります。その階段状に並んだ音を聞いてみると確かに聞き難いのです。



音が急に変わるため、音声が大変不自然なのです。曲線的に音がつながっている、人間の自然な発音の方がずっと自然にそれぞれの音が聴きとれるのです。人間は音素を聞いているのではなく、音の変化を感じ取っているのです。



音のストリームは聞き易いという事が証明できてほっとしております。2つの音を比較すればだれにも聞いてもらい簡単に判断できます。



早速、木曜日の英会話教室ではデモをして使うつもりです。音のストリームが発音し易いのは理解してもらえるのですが、聞き易いのは中々説明して理解してもらえません。