アデレードのホテルに到着して一晩が過ぎました。
前日の日記はこちら
ホテルには無料の朝食が付いているので、寝ているパートナーを何とか起こして10階の食堂へ向かいます。
さすが良いホテルです。
スタッフがわざわざ席まで案内してくれて、ジュースの種類も多いし、頼めばシェフがオムレットを焼いてくれるし、コーヒーはセルフじゃなくてちゃんと淹れてくれるし、なんとも贅沢。
これからパーティに行くので食べ過ぎないように気を付けたつもりでしたが、ちょっとずつ取ってたら、やっぱり食べ過ぎてしまいました。
後で聞いたら、ここは宿泊客専用の食堂で、9階にもパブリックの食堂があるらしく、私たちは両方利用出来るとのこと。
プールや24時間のジムもあるし、ラウンジもあるけど、行く暇あるのかな?💦
もしパートナーの家族のことがなければ、私は時間が許す限り町に出て歩き回ったりローカルのカフェやパブに寄ったりしたいタイプ。
でも、もうこんな良いホテル泊まる機会もないかもしれないし、せっかくなら利用出来るものは利用したいし…。
うーん、時間がいくらあっても足りないなw
何度もアデレードで町歩きしてはいますが、やはり、いつかひとりで安宿にでも泊まって集中的に町歩きしないと、私の気持ちが満足しないわ、これは。
調べたらアデレードってシドニーと違ってCBDにもブリュワリーがたくさんあるし、行きたいところがパラパラあるんですよ。
でも今回の旅行も自由時間が半日くらいしかなくて、多分早起きして町散策するのが精一杯かもなので、ホテルを楽しむ方向に切り替えた方が良いのかも。
まあ、そもそも今回は、ステップマザーの誕生日のためにアデレードに来たのでね。
ということで朝食の後、パーティー会場に向かいます。
シティから車で30分ほど南に行った Old Reynella というところにある『Crown Inn』というところ。
30人くらいいたのかな。
「プレゼントはいらないからね」と言われてましたが、みんな持って来ていたし、やっぱり私もちょっとだけですが用意してて良かったなと思いました。
そして、久しぶりに会う2人の姪っ子。
3歳くらいの頃から知ってるお姉ちゃんは、なんともうすぐ18歳。もう車も運転してるし、ホームセンターでアルバイトもしてるお年頃。
数年前まで「Eri、遊ぼうよ!私、将来 YouTuber になるから、一緒にネタ考えて!」なんて無邪気に言ってたのに、すっかり落ち着いて、声も低くなっちゃって。
おばちゃん、ドキドキしちゃったよ。
下の子は、まだというべきか、もうというべきか、現在8歳。ちょこちょこっと私のところに来て「Eri、私のために折り紙持って来てくれたんでしょ?」と聞いて来たので、私は「しまった!」と思いました。
いや~、まさかそんなに折り紙を心待ちにしてくれてたとは…。
私がいつも折り紙を常備していたのは、ぶっちゃけ便利アイテムというか武器というか、もともとはちょっと不純 (?) な動機で持ってたんです。
というのも、きれいな日本柄の紙で鶴を折ってプレゼントすればオージーは結構喜んでくれるというのもありますし、アデレードに来るとあまり馴染みのないオージーの中にぽんっと放り込まれるので、子供と折り紙で遊んでいれば場が持つんですよ。
今までたくさん私を助けてくれた折り紙は、いわば私のお守りのようなもの。
ですが今回のパーティはパブでしたし、姪っ子たちも大きくなったので、毎回毎回折り紙を持って来ると、さすがに「またそのアイテム出た〜」って感じだよね (苦笑) と思って、持ってこなかったんです。
代わりにちょっとしたお土産は用意してたので、「ごめん、折り紙はないけど、これあげる」と渡しました。準備してて良かった~!
さっそく開けて、自分で食べたり人にあげたりして、お菓子は全部すぐになくなってましたが。
とりあえず「ジャパニーズスイーツ!」と喜んでいたので、やっぱり日本のお菓子にして正解だったようです。
多分、彼女らにとって私は日本の何かを持ってくる人、という認識になってるんでしょうね。
でもやっぱり折り紙がしたかったみたいで、「Eri、これで飛行機折ってよ」とお店のメニューが書かれた紙を渡してくる姪っ子。
どうやらお店の人が、いらなくなった古いメニューの紙を落書き用としてくれたようです。
で、私がパパッと飛行機を折ったら、さっそく遊び始めて、しばらく一緒に飛ばし合いこ。
飛行機投げるだけでこんなに楽しそうにしてくれるなんて、無邪気だな〜とほっこりしました。
私が遊んであげているようで、遊んでもらってる感じですね (笑)
オージーのパーティって開始1時間くらいはずっと飲みながら話してて食事はなかなか始まらないので、遊ぶ時間はたくさんあります。
しばらくすると飛ばし合いこに飽きたのか、今度は「風船作って!」と言ってきました。
前回(2年前)は私が折った紙風船を彼女に渡すと、嬉しそうに息をフーッと入れて膨らませてましたが、よく覚えてるな〜。
前に会った時も思ったんですけど、この姪っ子ちゃんは随分小さい頃のことも覚えてて、かなり賢い子なんです。
今回は私が長方形の紙を三角に折った後に余分な部分をちぎって正方形にするところまでよく見てて、彼女も同じように真似をし始めました。
そして、何度も何度も練習して、ついにひとりで風船を作れるように!
お姉ちゃんが小さい頃にも折り紙でたくさん遊んで楽しんで来ましたが、妹の方は自分で作れるようになりたいという意欲が旺盛です。
四角に折った紙を広げて潰して三角形にする工程は難しいみたいですが、練習するうちにどんどん上手くなるので、見ていたこっちも嬉しくなります。
私は日本人なので幼稚園の頃から身近にいつも折り紙があって遊びながら育ちましたが、彼女にとって折り紙は何年かに1度違う州から来る親戚の日本人のおばちゃん (私) が持ってきてくれるもの、って感じなんでしょうね。
「今度、お友達にも教えてあげるわ!教えてくれてありがとう」って言ってました。
最初「折り紙がなくてごめん」という気持ちでしたが、お陰で彼女はハサミを使わずに長方形の紙を正方形にする方法までマスターしたので、却って良かったのかも。折り紙がない環境の方が多いでしょうからね。
そうやって遊んでるうちにランチタイム。
メニューは揚げ物が多かったので、私はシーザーサラダにしました。
でもやっぱり朝ごはん食べ過ぎたみたいで、すぐお腹がいっぱいに。
ちなみに、ステップマザーも飲んでいたシラーズ (赤) のスパークリングワインを飲みました。ああ、こういうの飲んだの久しぶり。
このワインは、ここからそんなに遠くない McLaren Vale のワイナリーで作られているんですよ。
そういえば昔、ステップマザーを含むパートナーのお父さん家族とここのワイナリー行ったような気がします。
ちなみにこのバブ、1855年オープンの古いものなんですって!
ということで『アデレードと南オーストラリア州の観光ブログ』の方にもインフォメーションを書きました。内容はこの日記ブログの短縮版ですが…。
それがこちら
またいつか来る日があるのかな⁉︎
数時間後パーティーはお開きになり、お父さん夫婦の新しい家に集合。
私たちは事前に家の映像は見せてもらってましたが、おじゃまするのは初めてです。
20人くらいで9時過ぎくらいまで飲んだりしゃべったり。(うちのパートナーは、隣にお父さんがいるのにソファーに座ってスマホでシドニースワンズの試合を観戦し初めて、超マイペース)
8歳の姪っ子はたくさんの大人の中ではしゃいでましたが、だいぶ経ってから私のところに「遊ぼ」と大量の紙を持ってきました。
そして、また正方形の紙を三角形に折って正方形にし、紙風船を作り始めます。
すごいね、まだちょっと難しいところもあるけど、作り方は完全にマスターしたね!!
折り紙って、きちんと角を揃えて折らないと汚くなるとか、正方形は三角を2つ合わせたら出来るとか、色んなことを知れますよね。だから、この年頃の子供が折り紙で遊ぶのは、とても良いことだと思いました。
さすがに折り鶴の作り方は覚えるのがまだ難しいみたいでしたが、きっとすぐに折れるようになるでしょう。
一通り折り紙で遊び終わった彼女は「マーメイドの描き方教えてあげる」と言い、私にまるで絵描き歌をなぞるようにスラスラとマーメイドの描き方を教えてくれました。
「絵」というか、犬はこう描く、マーメイドはこう描くと記号のように覚えているいような感じ。
で、マーメイドが描けたので2人で一緒に魚やらクラゲやら海の生物を描き足していたら、いきなり彼女がサメを描き出して、人間が食べられているところまで描いていたのはシュールでしたw
一応小さくても著作権があるのでここには載せませんが、親バカならぬおばバカかもですが、「この子は将来大物になるんじゃないかしら」と思うくらいセンスがある絵だったと思います (笑)
お姉ちゃんの方はいつも夜までバイトしてるらしく、疲れてるようで先に帰宅。
その前に「バイトがない時にご飯でも食べよう」と声を掛けてくれて、ああ、本当に大人になったなあとしみじみ…。
うちは子供がいないので「えっ、あれってもう5年も経ってる⁉︎」という調子なのですが、子供を見ると時の流れを感じますね。
下の子もあっと今に大きくなっちゃうだろうから、今のうちに遊んでもらおうっと。
私たちが折り紙で遊んでるのを見たステップマザーが、「Eri、これ覚えてる?」と、15年前くらいに私が家に泊めてくれたお礼に作った折り鶴付きのくす玉を持ってきて見せてくれました。
私がまだオーストラリアをワーホリしてた最後の時なので、随分昔です。
「こういうのもらったの、私初めてだったの」
ステップマザーは、今でもこれを飾ってくれているそうで、そんなに長い間大事にしてくれてるなんて、あの時の私は思いもしませんでした。
彼女こそ、あの時私に大きなホワイトオパール (宝石) くれて、確かにオパールが大好きって言ったとはいえ、まだパートナーと付き合い始めて数ヶ月しか経ってない私に「こんな高価なものくれるの?」って驚いたものです。
私は本当に良い人たちに巡り会えたと思ってます。
話の流れで、次の日も姪っ子家族とランチすることになりました。
アデレード3日目です!