今から約400年前の1613年(慶長13年)、仙台藩主伊達政宗の命を受け、
ヨーロッパへ渡った支倉常長ら慶長遣欧使節団がいました。
使節団一行を乗せ、太平洋を渡った木造洋式帆船「サン・ファン・バウティスタ」
の復元船が係留されているサンファン館で開催される「乗り越えよう!共に」を
テーマした出帆記念イベントにやってきました
復元されたサン・ファン・バウティスタ号。3月の大津波で傷んだ帆柱の修復が
完成したのでそのお披露目も兼ねているようです。
ただし乗船はできませんでした
プログラムにはいろんな出し物が用意されています。
屋外ステージでは歌や踊りのショーが有るので、近くから見せてもらいました。
先ずは伊達政宗公が颯爽と登場です
気迫のこもった居合いの技に、さくらも姿勢を正して見学しました
そんなさくらをイベント視察中だったS市に勤めるおねえさんが見染めて、
いっぱい写真を撮ってくれました。
さくらには取材中の新聞、テレビのカメラも向けられていましたが、映って
いたかな
愛知県からバスを仕立ててボランティアに駆けつけた大学生と同じ服装の
オジサン。ずい分さくらがお気に入りだった
さくらが知らない人に抱っこされたのは、多分初体験・・・(^-^)
気持ち良さそうです
朝一番に知り合った焼き鳥屋のご夫婦は商売道具をすべて
波にさらわれた被災者とか
裸一貫、一から出直して頑張る露天商のお二人さんをさくらも応援しました 歌謡ショーの歌手の歌に合わせて、笠を被ったり
サングラスを掛けたりしていると、
さくらにもおひねりが飛んできました(^0^)/
昔のお嬢さんたちの踊りは笑って見ているだけでしたが
さくらのファンは人間だけでは有りませんでした
そして大人だけでも無かったようです。
休憩中のさくらに赤ちゃんが這い寄って来ました
ケガで痛い思いをした前足だけは、普段誰に触れられるのも
嫌がるさくらですが、
スピーカーの音と人いきれ、大勢の人に触られて、少し疲れたのかな
気分転換と腹ごしらえにうどんの無料サービスコーナーへ。
初めて聞く名前ですが、お味はどうかな
おとよさんみたいに手際の良いオバチャンたちです。
さくらはもちろん行列の一番前です(^0^)
うどんが出来るまでに、近くの支倉常長で遊びました。
常長は、イスパニア(現スペイン)との貿易を求める主君伊達政宗の
命により、仙台藩で建造されたサン・ファン号で1613年に出帆し、
太平洋を渡って当時イスパニアが統治していたメキシコに到着。
そこからスペインに渡り国王に謁見した後、ローマで教皇パウロ五世
に拝謁し、ローマ貴族に列せられます。
しかし通商交渉は上手くいかず、徳川幕府のキリスト教弾圧などから
失意のうちに日本を目指し、7年後に帰国しました
被災して仮設住宅に暮らすというだけで、他には何もしゃべらない女の子。
辛く悲しい出来事が有ったのかも知れませんが、
さくらの頭を撫でた人は幸せになるんだよ、と話すと笑顔を見せてくれました
可愛い女の子に、またいつか会おうねと約束して、会場を後にしました
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