待ちに待った抜糸の日・・・・

今日は半月前に乳腺切除の手術をした抜糸の日。
早朝から堺市内の病院におとよさんのベンツで出掛けます||
昨日からなぜか食欲がなく元気も失せたさくらは、今朝も助手席でうつらうつら。
腕を枕にうずくまったままです||

『さくら、病院に着いたよ』と声を掛けると、一瞬キョトンとした顔をしていましたが、||

すぐに血相を変え、岩手犬でもないのに||
『じぇじぇじぇ～！』

体をガタガタ震わせ、大声で叫び始めました||

診察券を出しに行ったおとよさんが戻って来ると、盛んに啼いて訴えてます||

おとよさんも、窓を開けて一緒に合唱をはじめました♪||

おとよさんの美しいハミングと優しい言葉に癒されたのか、ようやく落ち着きを取り戻したようです||

今日は主治医の先生がお休みだったので、前回診てもらった女医さんをお願いしました||
少し待たされましたが、ここまで来ると腹は座ったのか、それとも観念したのか、
膝の上でジッとしています||

処置をお願いしたのは、先日の記事でどなたかが川下りの猊鼻渓に連れて来てほしいと
コメントされていた若い女医さんです。
さくらが載っている猊鼻渓のパンフレットを今度渡しておきますね||
体重は８.７㎏。昨日からほとんど食べていないのでやはり軽くなっていました。
食欲不振の原因が分からず少し気になります||

抜糸中のさくらは怯えも見せず、されるがままにジッとしています||
さくらみたいにおとなしくしている犬は珍しいらしいと云われました。
介添えの看護師さんも出番が無いからと居なくなりました(^^)||

４０㎝近い縫合箇所の金属糸をハサミで切って行きます。稀に金属アレルギーのペットもいるそうですが、
さくらは大丈夫です||
きれいに癒着しているところがほとんどですが、足で引っ掻いて糸がほどけた部分は出血などで
瘡蓋状になっており、大事を取って抜糸を延ばすことにしました||

聞き耳を立てて話を聞いていたさくらは、初めて手足をばたつかせましたが、
『え～っ、また来るの～(~_~;』なんて思ったに違いありません||

処置が終わり、乳腺切除の際に摘出した乳腺腫瘍の病理検査結果が示されましたが、
予想が当たり２つとも悪性でした||
悪性の結果に、痛い目に遭わせてまで手術をして良かったと思う一方、
悪性ゆえの再発・転移への懸念も芽生え、複雑です|

そんな飼い主の気持ちをよそに、『後は運命ですよ、パパさん』とでも言いたげな涼やかな顔で
病院を後にしたさくらでした||
４月の子宮・卵巣摘出、今回の乳腺切除と２度に渡る手術でご心配いただき、
励ましていただいた皆さんに心からお礼を申し上げます||
早く野山を駆け、海で泳ぐさくらを見てもらいたいです||