続・殉教の島のさくら

野営地で遅い昼食を取り、島の最北端に立つ大バエ灯台を目指して切り立った断崖沿いの道を歩きます

太陽は真上で輝いているのに、少し離れた景色はうすぼんやりとしか見えません。
中国からの大気汚染はこの先もっとひどくなる一方でしょう。そのうち日本から青空が消えてしまうかも(~_~;

遊歩道には菜の花が咲き乱れ、青い海とのコントラストでひと際鮮やか。春本番です

故郷の春に欠かせない、濃い緑色に輝くツワブキも群生しています

子供の頃、春になると母に連れられてツワブキ採りに山へ入ったものです。
今では久しく口にしない、甘辛く味付けした懐かしいおふくろの味(^_^)
母親の手伝いでツワブキの皮を爪先で剥くので、子供たちはみんな爪をアクで茶色く変色させていたものです

楽しくて夢中になり、一抱えも摘んでしまったツワブキを一旦車へ持ち帰って、
遅くなったので灯台まで車で走ると、駐車場から灯台までの道はわずかです

灯台に着くころは黄昏が迫っていました

灯台の周囲をひと回りすると

灯台の下は、最大級の断崖でした

さくらは相変わらず平気な顔ですが

こんな所に立っていたんですね

さて、真っ暗闇になる前に、最後の日課のボール遊びを済ませます♪

さくらは月明かりだけでも、ボール拾いぐらいは十分なんですよ

灯台の灯りが眩しく輝きはじめました

今夜は楽しみにしていた夕焼けが現われません。これも大気汚染の関係でしょうか？

でも、願いが通じたのか、少しだけ見せてくれました(^-^)

ヤドカリ号が月明かりに白く浮かんで見えます。
塩俵の断崖から誰にも出会っていないので、半径４～５ｋｍ圏内には、多分誰も居ない筈、無人島に居るような気分です。
遅くなったので、今夜はここで車中泊することにします。おやすみなさい