津軽海峡を渡って下北半島上陸 | 柴犬さくらの旅日記

柴犬さくらの旅日記

yahooブログ終了によりこちらに引っ越しました。
九州から北海道まで全国を旅する柴犬のさくらです。
緑豊かな美しい日本の自然探訪と山歩きを中心に
旅で出会った皆さんとの触れあいを綴っています

ひと月余りで北海道をほぼ一周し、函館からフェリーで津軽海峡を渡り下北半島の大間に着きました。
途中、北国とはいえ真夏の船倉は蒸し暑く、夜の便にもかかわらず車内温度が体温近くまで上がったので、さくらを残したままでは車を離れられず、同乗したまま港に着くまで窓を全開にして扇風機で風を送りました。積んできた扇風機の出番が始めて回ってきました。
ただ、函館港では他の車にもワンコがいたので、船内でエアコンかけている様子もないしどうしてるのか気になりました。一緒に旅をしてきて自分だけ涼しい船室に入る気にはなれません。私も息が詰まるのでせめてデッキぐらいまで出せるよう船会社は配慮して欲しい。長距離フェリーはお金を取ってペットルームを用意しそこまで乗客と一緒に歩いて行けるのに、短距離の場合は車から一歩も出るな、というのは全く理不尽ですね。

大間に着いてからは下北半島のいつもの立ち寄り先である奥薬研温泉や恐山で暫く過ごした後、陸奥湾沿いに走って三内丸山遺跡や博物館などを見学しました。
北海道から本州に戻ると青森でも蒸し暑く感じたので、十和田湖を経て比較的涼しい太平洋側に行き、陸中海岸で数日滞在しました。途中、東八幡平の松川温泉から登った岩手山は、日差しを浴びながらの長い稜線歩きのうえ水場が少なく、さくらには厳しい山歩きになりました。




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大間港から津軽海峡越しに北海道の灯を見ながらR279を走り、海峡いさりび公園で夜明けを迎えました。本州の土を踏むと何故かホッとします。




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奥薬研温泉の露天風呂に浸かり天然ヒバ林の中で森林浴を楽しみ、極楽の日々を過ごした後、
恐山に行きました。写真は賽の河原に続く宇曽利山湖です。




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陸奥湾沿いのむつはまなすライン(R279)を快適に走りR4に乗り継いで青森市内の三内丸山遺跡を見学しました。駐車料金、入場料金ともに無料ですよ。ワンコは禁止ですが仕方ありません。
縄文時代中期の大規模集落跡地が保存整備されていて、当時の建物が復元されています。上は見張り台?で下が掘立て柱住居です。当時の人たちの建築技術の高さに驚きました。

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十和田湖の「乙女の像」の前でお決まりのポーズ。




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アスピーテラインを走って松川温泉登山口から岩手山を目指しました。
このルートは距離が長いからかほかに登山者の姿も見えずさくらとの山道を楽しんで歩けましたが、沢水は硫黄臭く体を冷やすきれいな水場も無くて持っていた水が尽きてしまい、二人ともバテバテになりました。
表岩手方面からのいろんなコースが合流して登山者が一度に増えた不動平から稜線を歩いて画像右端の頂上を目指します。


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「ふるさとの山に向かいて言うことなし、ふるさとの山はありがたきかな」啄木が愛した岩手山頂に着きました。
このときはさくらもまだ笑ってますが、帰り道は5時間(途中で私がルートを踏み間違えたので)かかり、そのうちだんだん仏頂面になりました。



岩手山から無事下山した翌日、
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昔のオジサンたちの愛唱歌「北上夜曲」の北上川源流と書かれた泉で喉を潤しました。



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特産の山ぶどうワインの工場を見学し試飲ワインを飲み過ぎて不覚にも酔っ払ったくずまき高原です。
新鮮な高原野菜が道の駅で手に入るし、水も空気もうまいし本当にいいところでした。今年の夏も行きたいです。


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広大なシラカバ林と天然芝が美しい平庭高原の一角にある馬渕川源泉の散策を楽しみました。
岩手県は高原地帯や広大な草原がたくさんあってワンコの散歩にはベストでした。



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海に出て景勝地北山崎を訪ねました。ちいさな子供さんが近付いてきたのでさくらは少し緊張してました。
゛小さいお子さんは危険ですからリードを付けて守りましょう゛なんていうのは全くの冗談ですが
よいこのみなさんは、ぜったいさくらのようなことはしないでください。



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200メートル近い切り立った断崖が重なりあい、太平洋の荒波が打ち寄せます。



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日本三大鍾乳洞のひとつ龍泉洞を見学しました。地底湖は水深120メートルもありライトの灯りで神秘的なエメラルド色に輝いていました。
さくらはここでおとなしく留守番してました。



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再び海へ出て白砂青松100選の浄土ヶ浜を見物しました。三陸海岸きっての名勝地といわれていますが
それじゃあ、と さくらが海に入ると海水浴の監視員?が飛んできて、ワンコ遊泳禁止とかいわれるし、西海国立公園の九十九島を見て育ったさくらパパには、それほどのものではありませんでした。



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民俗学者柳田国男の「遠野物語」で知られる民話の里遠野市内のカッパ渕でカッパを捜してみました。



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奇岩絶壁の南画のような幻想的な風景の猊鼻渓の川舟に乗せてもらいました。さくらパパは1500円ですがさくらはなんと格安の100円でした。チビだったからでしょうか・・・。
それで安く乗せてもらったお礼に船頭さんの格好してお客さんに喜んでもらいました。


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舟の乗客はこの場所で記念写真を撮って引き返すことになっています。戻りでは船頭さんがいい声で民謡を聞かせてくれて陸奥の風情がしみじみ楽しめました。

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さくらは余程100円という料金が気になったのか、この後、川に飛び込んで泳いで帰りました。

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地震で大きな被害が出た栗駒山に登りました。こちら(岩手県)側の被害は少なかったようです。



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秋田県に入り川原毛地獄山というオッソロシイ名前のところにある湯の滝に行きました。
水量の少ない夏場はちょうどいい湯加減の湯の川が滝となって流れ落ちていて、知る人ぞ知る温泉です。温泉ギライのさくらは熱いしぶきを嫌って近付かないので、自然の打たせ湯を存分に楽しめました。


すみませんね、最後にお見苦しきものを陳列してしまいまして。湯の滝の写真これしかなかったので辛抱してください。うしろの姉妹のお嬢さんたちとは仲良くなって、たくさん写真撮ったのですが公開できませんので。
このあと、いよいよ羽後町の西馬音内の盆踊りを見に行きます。日本の最も素晴らしい盆踊りだと思っています。
お好きな方はまた覗いてみてください。
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