四国最高峰石鎚山から剣山へ、そして旅の終わり | 柴犬さくらの旅日記

柴犬さくらの旅日記

yahooブログ終了によりこちらに引っ越しました。
九州から北海道まで全国を旅する柴犬のさくらです。
緑豊かな美しい日本の自然探訪と山歩きを中心に
旅で出会った皆さんとの触れあいを綴っています

四国カルストの次に訪れた面河(おもご)渓の渓流もエメラルド色に輝いていました。四国は何処へ行って

も水が美しく、人の心も水と同じように美しく、そして九州よりも東北よりも鄙びて見えました。

翌日の石鎚山登山を控え、一夜の宿に雪解けを待って営業を始めたばかりの面河渓谷の国民宿舎を訪れる

と、先客に一組のご夫婦が居られたのであまり気兼ねせずに宿泊できました。

翌朝、快晴の下で石鎚山に登山後、高知と愛媛県境の山の稜線を走る瓶ヶ森林道を走行中、突然エンジン

が不調になり新居浜市のディーラーで修理しました。新居浜市には別子銅山関係の歴史的建造物が多く保

存されていて修理のおかげで数日間、思わぬ見学ができました。

修理が終わり快調になった車を走らせ今回の旅の最後の山、剣山へ登り、初めの予定を少しオーバーして

4月下旬に無事帰宅しました。

2008年の九州・四国の旅日記にお付き合いいただきありがとうございました。



イメージ 1
川岸からそそり立つ大岩壁に目を奪われました。さすがに四国最大級の渓谷美を誇る面河渓です。

イメージ 2

イメージ 3
そのまま飲めそうな美しい流れの鉄砲石川。もちろん、さくらは早速水遊びを楽しませてもらいました。
イメージ 4



イメージ 5
眺望がとてもいい石鎚スカイラインのカーブを切るたびに、青空に突き刺さるような石鎚山が大きくなってきます。


イメージ 6
南国四国とは思えない樹木の植生で、北国の山を歩いている気分です。


イメージ 7
山の呼び声が聞こえてきそうな山容です。積雪が現れてきました。


イメージ 8
雪の斜面を横断します。滑り落ちたらたいへんなことになりそうで緊張を強いられました。
パパさん次回はアイゼン忘れないようにしてださいね。


イメージ 9
ひとつのピークに着きました。さくらの後ろに見える山頂はここから下って登り返します。


イメージ 10
頂上の迫力ある岩峰です。


イメージ 11
西日本最高峰1982mの山頂です。パパさんが26年前の1982年に計画倒れした山にやっと初登頂です。


イメージ 25
北海道からのご夫婦と親しくなりました。お二人には゛石鎚山って北海道の山よりずっと山深い感じ!゛だそうです。
私たちはこのご縁で三ヵ月後に訪ねて行って、羅臼岳登山のアドバイスなどいただきお世話になりました。


イメージ 12
山頂から北西の方角です。


イメージ 13
石鎚山とR194を結ぶ瓶ヶ森林道は県境の稜線を縫って走る山岳道路で、南アルプスのスーパー林道を思わせる素晴らしい眺望です。また走ってみたい快適な山岳ハイウェイでした。



イメージ 14
車の修理で滞在中、新居浜市内を見て回りました。
ここは幕末・明治の動乱期に、新政府による接収や住友家の財政難による売却から別子銅山を守り、近代化を推進した広瀬宰平の邸宅跡が旧広瀬邸として保存、公開されています。
高台に建つ邸宅の正面の母屋2階の望煙楼と名付けられた部屋からは市内や瀬戸内海を一望できます。

イメージ 15
邸宅は伝統的な日本建築様式を持ちながらも西洋のマントルピース、板ガラス、避雷針といった新しい文化が取り入れられています。

イメージ 23
珍しい様式便器もありました。

イメージ 16
庭園と新座敷です。

イメージ 24
旧広瀬邸に隣接する展示館には、別子銅山の経営維持に奔走し、採鉱・精錬や運輸の近代化を推進するなど殖産興業に尽力した広瀬宰平の姿を紹介しています。


イメージ 17
旅の最後の山、剣山は霧雨のなかを歩きました。さくらは何処にいるか分かりますか。


イメージ 18
剣山頂上はガスで見通しが悪かったので、尾根続きの次郎笈(ジロウキュウ)まで歩き、ガスの晴れるのを待ちました。


イメージ 19
次郎笈からガスが晴れ出した剣山頂を望みました。


イメージ 20
晴れ間の覗いた西日本2位の剣山(1954m)の頂上です。さくらは2回目になります


イメージ 21
下山コースの途中にはこうした奇岩やおおきな岩がたくさんありました。


イメージ 22
剣の山頂を振り返りました。

これで、ひと月近い平成20年の九州・四国の旅は日程を少しオーバーしましたが、無事終わりました。
最後まで見てくださってありがとうございました。
これからも旅を続けますので、どこかでさくらを見掛けられたら気軽にお声を掛けてください。


[[attached()]]