おかげさまで、今日も平熱でした。
今日から外出出来るので、
スタジオへ行って片付けを
してきました。
みんなが床のバミリをとったり、
片付けたりしてくれていて、
スタジオがすごく綺麗でした。
ありがとう。
◇
今年の発表会を振り返っています。
前回の記事はこちら↓↓
◇
金曜日、コロナ陽性判明直後。
(明日から劇場入りなのに!)
(こんなことって!)
目の前が真っ暗になりました。
でも、悲しんでいる時間は
ありません。
アシスタントの有紀さんに
連絡して事情を伝えて、
夜クラスの代講をお願いしました。
(ありがとう✨)
次にスタジオ生にも事情を伝え、
私が運ぶはずだった荷物を
運んでくれる人を探して
お願いしました。
(ありがとう✨)
うちはこういう時、
みんな本当に協力的です。
次にオープンレッスンを
どうするか考えました。
やるか、やめるか。
今回の参加メンバーは
偶然なのか、必然なのか、
全員私の元教え子。
以前所属していた教室で
教えたことのある、
当時小学生だったAさん、
同じく高校生だったBさん。
また、サクラバレエで出会い、
今は遠方に引っ越している
Cさん。
家庭の(おめでたい)事情で
今は毎週は通えず、
めちゃくちゃ忙しいDさん。
講師が私だからと
参加を決めてくれた人が
ほとんどで、
「舞台で目立ちたい」
という人は0のメンバー。
彼女たちは、講師が他の人に
なっても参加したいのか?
それとも中止にした方が良いのか?
どちらが彼女たちにとってベスト
なのか?
今回、一番迷ったところでした。
でも、Dさん。
昨年の発表会に出たくても
出られなかったという事情が
ありました。
(今年こそ、
舞台に上げてあげたい。)
(今回を逃したら
次は彼女はいつ舞台に
上がれるかわからない。)
(参加するかしないかは
きっと彼女が判断してくれる。
無理ならきっと断ってくれる。
ゆだねよう。)
そしてCさん。
日々忙しいスケジュールを
調整して、遠方から来る予定に
してくれているはず。
10年以上ぶりに
バレエのレッスンを受ける
Aさんは、きっとここに向けて
シミュレーションしてくれて
いるだろうし、
Bさんも動画をめちゃくちゃ見て
練習してるって言ってたし、
頭飾りとかレオタードとか、
ウキウキ選んでた・・。
それにオープンレッスンから
観に来る予定のお客様達も
急にスケジュールが変わると
困るはず。
(やるしかない)
(だが、やるのは私じゃない)
うちで講師役が出来るのは
アシスタントの有紀さんか、
アシスタント候補生のSさん
しかいない。
しかし、有紀さんは実は普段は
月に2回しか
レッスンを担当していない。
つまり、経験が少ない。
それにサクラバレエで
サクラバレエの
いつもの生徒にしか
教えた経験がない。
初対面の、
他メソッドの人たちに
教えたことはない。
対応出来るだろうか。
彼女は今回、
オデット姫のヴァリエーションと
花園のコールドを踊る。
この半年、本番に向けて
ストイックに練習してきた。
出来ることはすべてやり、
本番に向けて
調整してきている。
本来なら本番の踊りに出来るだけ
集中させてあげたい。
アシスタント候補生のSさんは
過去にバレエ以外の
指導経験があり、
舞台経験も豊富だ。
度胸も実力もある。
確実にやりきれるだろう。
今回踊るのは花園のコールドのみ。
体力的にも充分に対応可能だろうが、
サクラバレエでは今のところ
初心者クラスしか
受講も教えることも経験がない。
しかも、今はまだ候補生。
審査は3月で今はまだ準備段階だ。
急いで先に進むことが
本人にとってプラスになるとは
限らない。
いつかは二人に
経験させてあげたい
ことではある。
・・でも、今じゃない。
今じゃないんだ。←誰のせいだ
今の彼女たちには、まだ早い。
何より準備する時間がなさすぎる。
観客に観られながらの
オープンレッスンは
緊張するし、難易度が高い。
受講生と観客の両方に
満足してもらえるレッスンが
本来は求められる。
観客の中には私が講師だと
思って来てくれている人が
ほとんどだろう。
そんな中でのレッスンは
ペースをつくるのが難しい。
私は過去、メソッドが違う
2つのバレエ教室で
ベビークラスから
大人クラスまで
教えてきた経験がある。
県内外の何ヵ所かの
フィットネスでも
何年にも渡って
何百人もの大人にバレエを
指導してきた経験があるので、
受講者の年齢や
経験やモチベーションが
バラバラの状態で
レッスンを開始して、
最後1つにまとめ上げて
笑顔にするというのは
慣れているし得意で、
どんなメンバーでも対応可だ。
準備やエネルギーが
どのくらい必要なのかは
よくわかっている。
その場で空気を読んで、
楽しいレッスン。
厳しいレッスン。
上手にするレッスン。
“踊る”レッスン。
テクニック重視のレッスン。
表現力のためのレッスン。
解剖学に基づくレッスン。
ワガノワメソッド、
ヨーロピアンメソッド、
クラシックバレエ
キャラクターダンス
ヒストリカルバレエ
コンテンポラリー
インプロビゼーション
解剖学
なんでもござれ。
なんでも楽しめる。
でも2人は、
今はまだ、そうではない。
しかも、オープンレッスンは
今回が初めての試みで、
1部のオープンレッスンから
観に来てくれる人たちが
何人くらいなのか、
どんな空気感になるのかが
全く読めない。
それでも、やるしかない。
思わず天を仰ぐ。
・・
・・
・・
・・それにしても、
今年こそ、Dさんと同じ舞台に
立ちたかったな。
サクラバレエと
舞台が大好きな彼女、
昨年、本当に残念だったから。
・・Cさんとは一度も舞台で
共演したことなかったから、
すごく楽しみにしてたのにな。
Aさんとは20年以上ぶりに
会えるのを楽しみにしていたし、
話したいことも沢山あったな・・
Bさんとも不思議なご縁で再会。
今回、初共演するの、
楽しみにしてたのにな・・
みんなには集合写真にも
入ってもらう予定なんだ。
チュチュじゃなくてもさ、
みんな可愛いから大丈夫

・・・
・・・
・・・
・・・ダメだ。
泣いてる場合じゃない。
顔を上げて、前に進むんだ。
1秒でも早く連絡するんだ。
ごめんなさいって伝えるんだ。
今、私がしてあげられる、
最善のことを彼女たちに。
つづく

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