教えて!サクラバレエ その186 ~大人バレエクイズ10~ A.大人がバレエを習う難しさ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
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毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

本来は桜が皆さんからの質問にお答えする、Q&Aコーナーなのですが、ご質問が集まるまで、別の企画をしています。

 

題して、

 

『大人バレエ クイズ音譜

 

今週は先週の答え合わせです。

 

Q.大人になってからバレエと出会い、様々な経験をした私は、大人がバレエを習う上で難しいと思うことは色々ありますが、その中でも私が特に難しいと思うものはなんでしょうか。

次の4つの中から答えてください。

 

1 身体を柔らかくすること

2 休まずレッスンに通うこと

3 振り付けを憶えること

4 バレエのマナーやルールを守ること

 

A.

 

4 バレエのマナーやルールを守ること

 

『1 身体を柔らかくすること』は基本的に、ちゃんとストレッチすれば結果が出ます。

 

『3 振り付けを憶えること』は、コツがわかれば対応することが出来ます。

 

『2 休まずレッスンに通うこと』は、大人は残業や仕事や家庭のお付き合いなどがありますので、子供より難易度は上がります。

ただ、本人にやる気があれば、可能ではあります。

人は好きなことをやるためなら、どんなことをしてでも時間をつくれる、と私は思っています。

(一時的に無理なことはあると思いますが)

 

だから、一番難しいのが、

 

『4 バレエのマナーやルールを守ること』これですね。

 

その理由は、

・バレエの先生が大人の生徒にはマナーやルールを教えないから

 

・きちんとした先生はマナーやルールが守れない人には指導を一切しないで、やめてくれるのを待つから、大人は自分がルールやマナーを守れているのかどうかですらわからないから

 

・歳を重ねるにつれ、人は考え方にクセがつき、素直さを失うことが多く、注意されても逆ギレしたりふてくされる人が多いから。

 

・プライドが邪魔をして「今さら人に頭下げるなんて、やーだもーん」となっている人が多いから。

 

・先生の年齢が若く、自分の娘や孫のような年齢だと、上から見てしまって、相手を敬うことが難しいから。

 

こういったところでしょうか。

 

これは、本当にむずかしい問題で、まずね、ほとんどのバレエ教室の先生は、大人にはこういったことを教えません。

 

子供の頃なら、

「挨拶は相手の目を見て」だとか「人がしゃべっている時は静かにしましょう」だとか教えてくれる人がいます。親だとか先生だとかね。

 

だけど、これを大人になって言われたら?

 

若い時は新入社員教育などで教えてもらうことはあっても、「うるさいな~」「めんどくさいな~」とイヤイヤ形だけ、という人も多いのではないでしょうか。

 

ましてや、それを親でも上司でもない、職場でもない、楽しく踊りたい習い事のバレエ教室で、例えば自分より若い先生に注意されたりしたら、どうでしょう、逆ギレする人も、いますよね。

 

(いや~、この歳で頭下げるとか、もうやってられないわよ~)って。

 

でもね、大人になると、誰も何も言ってくれないんですよ。

失礼なことをしていても、非常識なことをしていても、みんな見て見ぬふりして、関わらないようにするだけ。

だって、親切心で教えてあげて、逆恨みされたらたまったものではありませんから。

 

だから多くのバレエの先生は大人にはルールやマナーのことは言いません。

大人は『弟子』でも『生徒』でもなく、『お客さん』だからです。

 

そうするとね、知らないうちに、大人でマナーの悪い人、先生に失礼なことを言ったりしたりする人がとっても増えてしまうのです。

あの先生はああだとか、この先生はこうだとか、上から目線で自分が相手を見て、評価して、謙虚さのかけらもなく、その状態では相手から何も学べず、何を習っても身につかないことにすら気がつきません。

 

先生の子供に対しての指導を見て、それを自ら学ぶ機会がある人たちはまだラッキーだと思いますが、それでも本当のバレエのルールやマナーは教えていただけません。

 

バレエ講師というのは、自分で弟子だと認めた相手にしかそういった指導はしませんので、中学生・高校生の中の本気でバレエを習い、自分を師匠だと思って慕ってくれている一部の生徒にしかそういう大切なことは教えないことも多いです。

 

だから、多くの大人でバレエを習っている人達は何も知らないです。

 

例えるなら、

 

他人の家に土足のまま上がって、勝手に冷蔵庫を開け、中のものを食べ、ベッドに寝転がって帰っていくようなことを平気でしてしまっていたりします。

それがダメだと習っていないので、知らないし、恥ずかしいとも思わない、思えないのです。

そして「これだから大人は」なんて言われて、下に見られてしまうのです。

 

これが、大人がバレエを習う上で一番むずかしいことだと私は思っています。

 

ルールは必要だからあるし、マナーは自分を守るために必要です。

 

どちらもなくしてバレエを習うことは出来ないのに、それを大人に教える先生が本当にいない。

 

 

少し前にテレビで調理科のある高校のドキュメンタリーをやっていて、そこの名教師と言われる先生が調理する時のルールやマナーについて生徒に厳しく言われていました。

強い口調ではないのですが、要求レベルがかなり高かったのです。

 

そして、テレビの取材にこう答えていました。

 

「材料を綺麗に切るとか、味付けが上手だとか、そういうことじゃなくて、挨拶だとか、次の人のために鍋をキレイに洗うマナーや思いやり、食べる人のために、温かいものは温かいうちに料理を出す段取りとか思いやりとかとか、これが一番大切で、一番教えなきゃいけないことなんです。」と。

 

昔、その先生は教え子を自分の先輩が料理長をつとめるホテルの一流料理店に就職させたことがあって、その教え子は自分が教えた中ではもの凄く料理が上手で、自信を持って先輩のところに出したのだそうです。

 

ところが、その教え子は職場でルールやマナーを守らない。注意されると、ふてくされて悪い態度をとって、3ヶ月もしないうちにそのホテルをやめてしまったそうです。

それを聞いて、その先生は先輩に謝りに行ったところ、

「お前は何も教えていない。あの子は心が育っていなかった。」と言われて、ハッとしたのだそうです。

 

それからその先生は、料理そのものよりも、その世界のルールやマナー、思いやりなどについて重点的に教えることにしたのだそうです。

その上で、料理の技術を教えるようにしたのです、と。

 

どんなに料理の腕が良くても、ルールやマナーが守れないようでは、その世界にいられない。つまりテクニックは役に立たない。

そして、それは料理だけではなく、どこの世界に行っても、どんな仕事をしていても同じなのだと。

 

ワガノワバレエ学校の教師たちもテレビのインタビューにこう答えていました。

 

「私たちはバレエを教えるのではない、心を教えるのだ」と。

 

心が育たなければ踊れないバレエを、もう心にクセが出来てしまっている大人に誰が、どうやって教えるのか。

 

それが、大人バレエの最大の難しさだと私は思います。

 

子供向けのバレエ教室の多くは今も『月謝』で『師弟制度』を残していますが、これには理由があります。

 

例えば、バレエの登場人物の多くは、王族・貴族のお姫様です。ルールやマナーは子供の頃からしっかりと叩き込まれている人達です。それらを踊るためには自分もそういったことを当たり前のように身につけている必要があります。

 

また、人が成長する時に、自分の考え方だけでは限界があり、自分では「それは違うんじゃないかな」と思っていても、師匠に「やってみなさい」と言われて実行して、はじめて先に行けることがあります。

 

(親や先生に「若いうちは勉強しておいた方が良いよ」「約束は守った方が良いよ」などと言われて、素直に実行した人としなかった人とでは、違う人生が待っていますでしょう?少なくとも、遠回りはしなくてすむと思います。)

 

また、自分の良いところも悪いところも面と向かって向きあって、アドバイスをくれる人は踊りの面でも人としての成長にも欠かせませんが、大人になると本当に誰も何も言ってくれなくなります。

男性は縦社会が残っていて、若い頃は部活の先輩、社会人になると上司や先輩に言ってもらえることもありますが、女性は本気で向き合ってくれる上司や先輩に出会える確率がとても低いように思います。

 

そのぶん、お山の大将になりがちなので、自分を含め、世界を広く持って、気をつけないとと思います。

 

ですから「身体が硬い」だとか、「振り付けを憶えられない」だなんて言って、バレエを習うことに二の足を踏んでいる人は、まったく違うんですよ。

 

悩むらなら、「週1回のレッスンに休まず通うことが出来るか」「教えてもらったことや注意してもらったことに素直に耳を傾け、それを取り入れる柔軟な心があるか」

そこだと思います。

 

そう、大人でバレエを習う素質がもっともある人は、

 

・週1回でもレッスンに休まず通える、スケジューリング力と体調管理力がある人

・素直に人の言葉に耳を傾けられる人

・「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える人

・相手のことを考えた言動が出来る人

・常識のある人

・バレエを通し、先生と一緒に成長したいと思える人

 

私は自分の経験上、そう思っています。

 

そんな方は、ぜひサクラバレエへキラキラ

身体が硬くても大丈夫ですよ。

 

 

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クラシックバレエを大人向けに、1人1人にレベルを合わせたクラス設定によりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行います。

 

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私たちが大切にしていることです。

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“大人を上手にすること”に松岡修造さんばりに情熱を燃やす教師が、ここにいますメラメラ

そう、一番大切なのは“情熱”です。

 

私も大人になってからバレエと出会いました。

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