教えて!サクラバレエ その128 ~質問コーナー㊳~ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

 

毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

今週も、

 

大人の方からの『バレエ』に関する

素朴な疑問・質問にお答えする、Q&Aコーナー

 

です音譜

 

先週の方がたくさん質問してくださっているので、今週は3つ目の質問にお答えしたいと思います。

 

先週の記事(2つ目の質問への回答)はこちら↓

 

 

 

先々週の記事(1つ目の質問への回答)はこちら↓

 

 

 

 

日本  アメリカ  韓国  フランス  イギリス

 

Q.

はじめまして!

質問が何点かありますが、過去に回答済みになっていたら申し訳ありません。

 

①大人から始めたバレエで一番の難関はアンディオール(外足?)ではないでしょうか💦

 

例えば、1番から横タンジュに出すと、出来上がった骨格でない限り、真横ではなくナナメに足が出て、移動するとなると、真横に進むのは困難かと…

もちろん、出来る限り外旋させるのですが… 

 

②パッセからドゥバンに出す際、膝は上向いてはダメですよね?

やはり出来る限り外旋させて出すと思うのですが、バレエの先生や動画を観ていて、普通にパラレルにして出してるようにも見えるのですが…気のせいでしょうか?💦

 

③アラベスクで後ろに足を上げる際、どこまで骨盤を倒していいのか分かりません。

おへそは前に向いたまま、とか 腰を折らない、とか イマイチ分からないままです。

 

以上

分かりにくい質問でスミマセン。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

らバヤデールさん

 

A.

今週は、“らバヤデールさん”の➂の質問についてです。

 

③アラベスクで後ろに足を上げる際、どこまで骨盤を倒していいのか分かりません。

 

この質問の鍵はやはり基礎的なことになってきます。

『骨盤を立てる』ということと、『ターンアウト』がピンときているかどうかが、ポイントだと思います。

この2つがわかっていると、“どこまでやっていいか”というのがわかりやすいんですね。

バレエは人間の身体の可動域を利用して、動きを揃えるのですが、この2つがマスター出来ていないと、本当に“どこまでやっていいか”が分からずに、身体のコントロールが難しくなります。

 

結論からお伝えるすると、これはですね、後ろに脚が上がるだけ上げて、骨盤はそれに伴って、傾くだけ傾けて大丈夫です。

ただし、くり返しになりますが、『骨盤を立てていること』と『ターンアウト出来ていること』、そして『背中が丸くならずに骨盤からまっすぐ伸びていること』この3つが大切です。

(それが出来れば苦労しない!という、世界中からの突っ込みは華麗にスルーさせていただきます)

 

1つ、ワークをやってみましょう。

その前に、普段先生がお手本で見せてくれているアラベスクは一旦頭から外してくださいね。

先入観をとりのぞいて、ニュートラルに挑戦してもらうためです。

 

まず、両手でバー(なければ壁や机)を持って1番ポジションで立ちます。

一番ですから、両脚ともターンアウトしておいてください。

ここで、今日のポイント、骨盤が立っているのを確認してください。

今からやる動きは骨盤を前後に倒さないようにしながら、やってみてください。

 

まず、1番ポジションから右足を前にタンデュします。

骨盤は倒れそうになりましたか?

・・・きっと、大丈夫だと思います。 ← 答えを言うのが早い・・

 

次に、右足を横へタンデュしてください。

骨盤はまっすぐ保てていますか?

・・・きっと、保てていると思います。 ← だから、答えるのが早い・・

 

最後に、右足を後ろへタンデュしてください。

骨盤、どうですか?

・・・きっと、ちょっと前に傾きそうになったのではないかな?と思います。 ← やっぱり、答えるのが早い・・

 

そう、骨盤というのは、脚を後ろに出すと、とても前傾しやすいんです。

・・ここまで、OKでしょうか。

 

では、次のワークにいってみましょう。

後ろに出した脚を、やはり骨盤を出来るだけ傾けないようにしながら、そのまま後ろに地面から15度くらいの高さまで上げていきます。

すると、先ほどもお伝えしたとおり、骨盤がやっぱり前に傾きそうになりますよね?

何なら、傾いていますよね?

それでも、出来るだけ倒さないように意識しながら、さらに脚を上げていきます。

すると、途中で、どうしても骨盤が前に傾きはじめると思います。

この傾きは、最大限抑えなくてはいけませんが、これはどうしても傾きます。どうぞ傾けてください。

この時、背骨は丸くしないで、骨盤から真っすぐ伸ばしておいてくださいね。

丸くなると、アラベスクではなくなってしまいますので。

 

この時、らバヤデールさんに意識してもらいたいのは、右足の前側の付け根が伸びているかどうかです。

床でスプリッツをした時、左足が前で右足が後ろの場合に伸びる、右足の付け根の部分です。

アラベスクで足を上げていくときに伸びて欲しいのはこの部分で、立ったままスプリッツをしているのに近い感覚です。

 

アラベスクをした時に、ここが伸びている感覚がない場合は、骨盤が立てられておらず、腰が折れている状態だと思います。

その場合はまず、“骨盤を立てる”ことをマスターする必要があります。

(“骨盤を立てた状態”がわからない場合は、骨盤の前側の左右2つのグリグリが出来るだけ下を向かないようにしてやってみてください。)

 

腰が折れている状態というのは、腰の真後ろに手の平を当てて、脚を後ろに上げていった時に、腰の筋肉が動いているのがわかる状態のことです。

バレエの先生がよく言う「お腹しめて、お尻しめて」の状態(つまり、骨盤が立ってターンアウト出来ている状態)が出来ていれば、脚を上げても、腰の筋肉の動きはわずかで、いかにも“動いている!”という状態にはなりません。

アラベスクしている後ろ足が、例えば机のような台に乗っていて、その台が自動で上がってくる、とイメージすると、腰が折れている状態が正しくない、というのは比較的わりやすいのではないかな、と思いますがいかがでしょうか。

脚の付け根を伸ばしたいのであれば、腰を折る必要はないということです。

 

つまり、“骨盤を出来るだけ立てたままで傾けていくこと”を気を付けていれば、そして骨盤を積極的に倒すのではなく、脚が上がる分だけ骨盤が前に倒れるのであれば(あとは、身体の軸がズレていなければ)上がるだけ上げて、骨盤も傾くだけ傾けて大丈夫ですよ。

脚がどこまで上がるかは、個人の柔軟性と筋力によりますので、どこまで、という決まりはありません。

これがセンターレッスンや作品を踊るとなると、脚をより高く上げる(または上げているように見せる)ために、色々な小技を使ったりするのですが、とりあえず今回は、基本中の基本のお話しにしてみました。

 

それから、先生が『おへそは前に向いたまま』と言われるのは、きっと『後ろ足を“斜め後ろ”ではなく、“真後ろ”に上げて』ということなのだと思います。

 

3つ目のワークをやってみましょう。

先ほどと同じように、両手バーの状態で立ちます。

脚は、1番でも5番でもパラレルでもかまいません。

骨盤がバーと平行で、つまりおへそが前(バーの方向)を向いたままなのを意識して、右足をまっすぐ後ろに上げてみてください。

正しくできていれば、おへそはそのまま前を向いていると思います。

(もし、おへそが下を向いていれば、それは骨盤が寝ている状態だ、ということです。)

次に、右足をわざと思いきり右の方向へ斜め後ろにたくさん上げてみてください。

おへそ、右を向きませんか?

このように、脚を斜め後ろに上げると、おへそが横を向いて、いわゆる“アラベゴン”になってしまいます。

こうすると、脚が楽に高く上がるので、このようにする方も多いのですが、バレエの動きとしてはあまりよろしくないので、多くのバレエの先生は『おへそは前!』と言われます。

多くの『おへそは前!』と言われる状態は、おへそが下を向いているか、横を向いています。

下を向いているのなら、骨盤を立ててください。

横を向いている場合は、バーレッスンで、バットマンタンデュ・ジュテ・アダジオ・グランバットマンの時に、後ろに脚を出す時に少し外に外れていると、アラベスクでも同じように脚を上げて、先生から注意をうけることが多いと思いますので、まずはタンデュで後ろに脚を出す時に、かかとがまっすぐ後ろに進んでいるのかを気をつけてやってみてください。

それが出来たら、ジュテ、それが出来たら、アダジオのルルベラン(膝を伸ばしたまま足を上げる動き)の時にも出来るよう、練習してみてください。

 

それから、『腰が折れている状態』になるのは、“足を高く上げる”意識の前に、“骨盤そのものを積極的に前へ傾ける”とそういう状態になりやすいですので、アラベスクの時は、“骨盤の傾きを出来るだけ抑えて足を上げる”ことをがんばってください。

 

『バーレッスンの目的』というのは、『骨盤を傾けずに脚で色々な動きが出来るようになること』なので、プリエなどでもそうですが、アラベスクが上達したいのであれば、バットマンタンデュやジュテなど、脚を“膝を伸ばしたまま後ろへ動かす動き”の時に特に骨盤の位置や傾きに気を配ってみてください。

 

それに、何より、先生に『骨盤の立て方』『ターンアウトのしかた』『骨盤から背筋をのばしたまま動く方法』を教えてもらってください。

 

教えていただける先生がいないようでしたら、コロナがあけたら、講習会などを開く予定にしていますので、よければ遊びに来てください。(先生がOKなようでしたら)

たぶん、すぐマスター出来ますよ、きっと。

とはいえ、人によっては時間がかかることもありますので、すぐじゃなかったら、ごめんなさいね。

でも、うちのスタジオ生はバレエ歴3ヶ月以上の人なら、全員マスターしていますので、たぶん大丈夫だと思います。

 

こんなにたくさん質問をされるということは、らバヤデールさんは本当にバレエが好きなんだと思います。

これからも、楽しみながらバレエがんばってくださいね。

 

たくさんのご質問をありがとうございました。

 

中国  ブラジル  ドイツ  イタリア  カナダ

 

さあ、困りましたビックリマーク

また、すべての質問に答えてしまいましたビックリマーク

しかし、ワタクシ、いまだに松岡修造さんばりに、バリバリ答えたくて、メラメラ燃えておりますビックリマーク

どうぞ、ご質問、どしどしお寄せくださいビックリマーク

 

こちらのブログでは、大人の方からの、『バレエ』に関する素朴な疑問・質問を募集中です!

いつもブログ読んでいて、気になっていること、聞いてみたいこと。

「〇〇ってどんな意味?」「◇◇が上手く出来ないんです」など、みなさんからの質問を募集します。

 

下記をクリックしたら、フォームサイトになります。

質問コーナー・お問い合わせ

掲載採用の際はお名前は表記しませんので、ご安心ください。

全てに答えられないかも知れませんが、出来る限りお答えしようと思います。

岡山より愛を込めて、ご質問、お待ちしています!ウインクラブラブ

 

 

大人が上手になることに全力のバレエ教室、サクラバレエ。

大人が一番近道をして上手になるための、

大人のためのカリキュラムがここにはあります。

 

ただ今、見学・体験レッスン受付中です!

▶見学・体験レッスンのお申込みはこちら

 

興味のある方は、ぜひ一度、見学・体験レッスンにお越しください音譜

 

 

サクラバレエは大人からバレエをはじめる人のためのバレエ教室です。

クラシックバレエを大人向けに、1人1人にレベルを合わせたクラス設定によりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行うことを目的としています。

先生のお手本を見よう見まねで練習するのではなく、言葉で説明することを、私たちはとても大切にしています。

 

「大人だって、バレエが好き!」

「大人だって、バレエが上手になりたい!」

 

大人でもベストをつくしてレッスンすることにより、成長する楽しさを感じることが出来ます。

 

あなたも、私たちと一緒にレッスンしませんか?

 

特に20代・30代のまだ若く、未来を切り拓く力を持つ人たちの力を、私たちは必要としています。

バレエ経験がまったくない方、大歓迎です!

 

大人からバレエをはじめても、きちんと丁寧にレッスンをすれば、必ず上達します。

 

私たちが大切にしていることです。

“大人だからこそ、きちんと言葉で説明してもらえること”

“大人も子供と同じように、細かいクラス設定で段階を踏んで学べること”

“教師の思い付きのレッスンではなく、全クラス同じカリキュラムのレッスンを受けることが出来ること”

“大人を出来るだけケガなく安全にバレエを踊らせてあげること”

“大人を上手にすること”に松岡修造さんばりに情熱を燃やす教師が、ここにいますメラメラ

そう、一番大切なのは“情熱”です。

私も大人になってからバレエと出会いました。

そして、同じような気持ちを持つ、あなたに出会えるのを待っていますビックリマーク

ぜひ、同じ景色を見ましょう!


 

バレエサクラバレエのホームページバレエ

https://sakuraballet.amebaownd.com