教えて!サクラバレエ その75 ~動画を見すぎるリスクについて③~ | サクラバレエ 

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毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

今週は、前回記事“動画を見すぎるリスクについて②”の続きからです。

 

ちなみに、前回の記事はこちら

 

 

前々回の記事はこちら

 

 

 

前回は、“先生のレッスンで、動画から得た情報をためすことは失礼にあたる”ということ、そして“動画を見すぎると、バレエ教室を掛け持ちをしているのと同じ状態になってしまう”というお話でした。

 

とはいえ、今はSNS全盛の時代です。

自分から取りにいかなくても、さまざまな情報が飛び込んできます。

思いかけず、または自分から積極的に情報を得た場合にどうすれば良いのか。

もしその情報があなたにとって(とても価値がありそうな気がする)(ずっと出来なくて悩んでいたあのことに効果がありそうな気がする)と感じて、(ぜひ、試してみたい!少しでも上手になれるチャンスがあるなら、やってみたい!)と思った場合、どうしたら良いのでしょうか。

 

それは、とてもシンプルです。

 

先生に聞いてみれば良いのです。

 

「先生!先日、ワークショップに行って、〇〇という方法を教わったのですが、私がそれを試すことについて、先生はどう思われますか?」

 

「先生!先日、☆☆という方のYouTubeで、このような情報が出ていて、先生がいつも注意してくださっているけれど、全然なおせない□□に効果があるような気がするのですが、いかがですか?」

 

特にそれが、先生がいつも注意してくださっていることに効果がありそうなら情報なら、相談すれば、先生は(やる気があるわね)(私が注意したことを、どうにかして乗り越えようとしているのね)と嬉しく思うはずです。

 

もし先生が普段注意していることと、ぜんぜん関係のないことを相談した場合は、逆に先生に

(この人、私の注意をすべてスルーしているわね。この人には、何を伝えてもムダだわ。」と思われて、逆に本気で教える対象から外される可能性がありますので、そこは気をつけてください。

 

質問や相談には教師は真剣に本気で答えますから、聞く方も気楽に適当に聞いてはいけません。

自分で考えて、考えをまとめて、真剣に聞くことが望ましいです。

 

自分で考えずに、なんでもかんでも質問して、先生に丸投げしていては、自分で考える力がつきませんから。

 

真剣に聞けば、先生も真剣に答えてくれると思います。

 

先生が注意していることをスルーしている人は、まずは、自分が先生からの一言、一言の注意をきちんと受け取って、それを自分の課題として受け止めているか、そこを改善して自分を成長させよう、変えようと思っているか、自分と向き合うところからはじめてください。

 

先生と信頼関係が築けていない人は、まずは信用される振る舞いをすることを心がけてください。

その教室やバレエの世界のルールやマナーを守る、出来るだけ嘘をつかずに本音を言う、相手を思いやる、などです。

信頼関係が築けていないと、バレエに限らず、何事もうまくいきません。

これは、一朝一夕でどうにかなるものではありません。

じっくりと時間をかけて培っていくものですが、バレエ上達にはかかせませんので、バレエの伝統である、礼儀やマナーを守ることを自分のためだと思ってコツコツ練習してみてください。

まずは、目を見て挨拶をするところから!

人との信頼関係の築き方を学び、練習出来るのもバレエを習うメリットです。

バレエ以外の仕事や人間関係にも活かせますし、先生や周囲の人との関係も良くなり、バレエの上達や、それ以上に得るものがあると思います。

 

なお、先生の中には、レッスン時間以外は生徒と一切お話をされない方や、質問をすることがNGの教室も多くあります。

また、先生によっては(特に大人の生徒に)個人的に質問したり、相談されることを良く思われない先生もいらっしゃいますので、ご自分の先生のタイプや雰囲気、他の生徒さん達の振る舞いなどを見て、ご自分で判断して、すべて自己責任でお願いしますね。

 

とはいえ、この“先生に相談する”っていうことは、本当に大切なことなんです。

 

動画を見たことや、そこから情報を得たこと、その情報をレッスンで試してみたいことなどを、なぜ一々先生に報告や相談することが必要なのか、ということなのですが、すべて自分と自分のバレエ上達のために必要なのです。

 

たとえばバレエ先生のことを、お医者様だと思ってみてください。

 

あなたが自分の先生に、レッスンをみてもらって、色々アドバイスをもらうことを、あなたの主治医に診断をしてもらったり、アドバイスやお薬をいただくのと同じだと思ってください。

 

“動画を見すぎたり、掛け持ちをすること”を、“他の病院にも通っていることなど”と一緒だとしてみましょう。

 

もし、あなたが主治医に黙って他の病院に行き、お薬をもらったり、整体に行って治療をしてもらったり、サプリをあれこれ飲んでみたりしているとしたら、どうですか?危なくないですか?

 

どれも効果があることだったとしても、組み合わさると、やりすぎだったり、お互いの効果を消しあったり、身体に悪かったりする可能性があります。

 

主治医の先生も(おかしいなぁ)と思いながら、もしかしたら副作用があるような飲みあわせのお薬を出してしまうかもしれません。

 

また他の病院での治療で症状が一時的に消えていることから、真の原因がわからなくて、正確な診断や治療をすることがとてもむずかしくなってしまうこともあるでしょう。

 

もしそこで、お医者さんと患者さんに信頼関係があって、

 

「先生、私ね、どうも治りが遅い気がして、実は先週〇〇病院にも行ったんです。そしたら、△△と診断されて、こういう薬を処方されたのですが、こちらのお薬と一緒に飲んでも大丈夫でしょうか?」

 

「〇〇というサプリを一昨日から試しているのですが、問題ありませんか?」という風に相談してくれたら、まずは(この人は、そんなに病気を治したいのか!)(この人は、そんなに焦っているのか!)と思うところからはじまり、(この病気はそこまであせる必要がないから、まずはそこから教えて、不安を取り除いてあげようかな)などと、的確なアドバイスをしてあげることが出来ます。

また、もしかしたら、「それなら私の師匠がいる大学病院で一度見てもらいますか?」などと紹介をしてもらえるかもしれません。

メリットしか、ないのです。

 

ちなみに出来れば相談は、他の病院に『行ってから』よりは『行く前』の方がベストではあります。

後ろめたい気持ちにならなくて済みますし、向こうの先生にも迷惑かけなくて済みます。嘘もつかなくて良いし、変なお薬の飲み合わせもしなくて済みますから。

 

“患者さんのこと”、つまりは“生徒のこと”を一番に考えている教師と言うのは、その生徒が上手になるためなら、納得できるバレエ人生を送らせてあげるためなら、真剣に相談すれば、かならずきちんと対応してくれますし、そんなことで腹を立てたりはしません。(言い方やお互いの信頼度にもよりますが。ケンカ腰や相手をバカにしたような言い方はもちろんダメですよ。)

 

それよりも、教師は、目の前のこの人が、今、何をしようとしていて、何を考えていて、何をこの先の目標にしていて、何を乗り越えて、何をやろうとしているのかがわかった方が、的確にアドバイスしてあげて、最短距離でその人を上手にしてあげることが出来ますから、嫌がるはずがありません。

そこは、「この先生なら、きっとわかってくれる。」という自分が相手を信用する気持ちを大切だと思います。

ですから、自分が信用出来る、尊敬出来る、(この先生について行こう!)って思える先生に師事する、ということがとても大切になります。

 

だから、バレエを習うときは、教室を何ヵ所か回ったり、先生も何人かを見て、自分で(この人についていきたい!)と思える先生を選ぶことも大切です。

 

ちなみに、うちでは、この先生に質問する大切さがわかっている生徒は、すごいですよ。

とても上手に相談してきます。

 

相談例1:

「先日、新しい整体に行ったら、「あなたの筋肉は〇〇だから□□した方が良いです。」って言われたのですが、先生から見て、この整体師さんの言われていることについてどう思われますか?」

 

相談例2

「先生にいつも注意されるターンアウト(つま先を外に開くこと)を集中的に教えてくれる、ターンアウト講座というのを、お医者さんでバレエを習っている方が講師でワークショップがあると聞いて興味があるのですが、先生はどう思われますか?ちなみにこれがそのチラシです。」

 

相談例3

「なかなか股関節が柔かくならないので、半年ほど土曜日のレッスンをお休みして、ヨガに通ってみた方が良いのか悩んでいるのですが、どう思われますか?」

 

相談例4

「バレエショップにトゥシューズを買いに行ったら、私は左右の長さが違うと言われてこのようなグッズを買った方が良いと言われたのですが、先生はどう思われますか?」

 

こうやってみると、(そんな細かいことまで、一々先生に言わなくてはいけないなんて!)と思う人もいるかもしれませんが、違うんですよ。

 

ワークショップや講習会、整体師さんなどは、ピンキリですし、そこで間違えた情報や先生の考え方と真逆のことを習ってしまった場合は、軌道修正がとてもむずかしいし、教師からは(こりゃ、ダメだ)ということで、それ以降なおしが出来なくなったりするんですね。

 

だからこれは、(先生が偉いから一々許可を取らなくてはいけない)のではなく、(自分のために、先生の知識と経験をもって上手にサポートしてもらっている)のです。

(先生の方針と、私が今から関わろうとしている人とはあっていますか?)

(先生からみて、この人やこの情報は信用出来そうですか?)

ということなのです。

 

そうすれば、生徒も先生の目線をもって、色々な情報の中から自分にぴったりのものを選ぶことが出来、ムダが少なくなりますから、上達のスピードがそのぶん早くなります。

レッスンも効果的に受けることが出来ます。

 

また、このように生徒を通して、新しい情報が入って来ることによって、教師にもメリットがあります。

 

そのことについては、長くなりましたので、次回にしたいと思います。

 

お楽しみに!

 

 

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