毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。
見学や体験レッスンに来てくれた方達が書いてくれたアンケートの質問への答えや、私発信でサクラバレエについてのお話しをしています。
33回目の今回は、前回の~バレエ教室を体験してみると③~の続きからです。
ちなみに、前回の記事~バレエ教室を体験してみると③~はこちら
前々回の記事~バレエ教室を体験してみると②~はこちら
1回目の記事~バレエ教室を体験してみると①~はこちら
バレエ教室の見学や体験レッスンに申し込むと、どいう感じの流れになるのかを、サクラバレエバージョンでお伝えしています。
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前回は、見学・体験レッスンのお申込みについてでした。
見学・体験レッスンを申し込んだら後は当日、教室のある場所へ行くだけです。
でも、これが緊張するんですよね。
扉を開けたら、どんな感じでどんな人達がいるのか…。
それでも、その扉を開けるところから、すべてがはじまります。
はじめての“バレエ教室”という場所ではじめて出会う人達、はじめて出会う先生。
今回は“見学”バージョンでお話しを進めていきたいと思いますが、実は、扉の中の人達も多かれ少なかれ緊張している可能性があります。
先生はもちろん、これから始まるクラスに見学の方が来られるということは知っていますが、見学の方が来られる場合ほとんどのバレエ教室ではスタジオの中に椅子を用意します。
ですから、レッスンに来た生徒達はその椅子を見て、「あ!今日見学の方が来られるんだ!」とわかるのでちょっとだけいつもと違う感じでドキドキしていると思います。
特に見学の場合は自分達がレッスンを受けているところを、椅子に座った今日初めてお会いした、名前も知らない方に1時間以上ずーっと見つめられる訳です。だからやっぱり、多少緊張はしていると思います。(体験レッスンの方が一緒に混ざって動くので“見られている感”は少なく、どちらかというと初めて来られた方が困らないように立ち位置などをさりげなくサポートしてあげたり“一緒に体験する感”が強いようです)
とはいえ、やはりその日一番緊張しているのは見学に来られたご本人でしょう。
知っている人は1人もいない環境、バレエというものも良くわからず、先生以外は誰もしゃべりません。先生がしゃべっているバレエ用語もフランス語なので、チンプンカンプンです。
例えば、先生はお手本を見せながら「ドゥミプリエ/ドゥミプリエ/グランプリエ/1番ポジション第3ポールデブラ/2番ポジション横ポールデブラ/4番ポジションアラベスク第1と第2ルルベで途中アテールに下りて/5番ルルベアンオー」などとしゃべっています。
生徒達は皆うなずいていますが、見学の方には呪文のような言葉だと思います。
見学に来られた方によく「バレエ用語がまったくわからないけれど、入会しても大丈夫でしょうか、ついていけるでしょうか」という質問を受けますので、インパクトが強いのだと思います。
でも、大丈夫です。
普通にレッスンしていれば、何度も何度も耳にする言葉ですので、少しずつ自然と憶えていきます。
サクラバレエの場合はイントロクラス(初心者クラスレッスン前の10分間の無料ミニクラス)でこれらの用語を1つずつ解説していきますし、初心者クラスではレッスンではじめて使う時には用語の意味などを解説してもらえますから、その点でも普通のバレエ教室の何倍も安心して下さい。
書店やバレエショップなどで“バレエ用語辞典”などを購入して予習復習すれば、上達度はグッと早くなりますが、そこまでする人はそう多くはありませんので、レッスンを続けていれば大丈夫です。
さて話を戻しますが、よくわからない用語が飛び交う中、レッスン中の生徒たちは全員真剣に集中してレッスンを受けています。
そして、これを言うとハードルがビューンと上がってしまうかもしれませんが・・・バレエ教室というところは、壁一面が大きな鏡なんですね。
ですから、レッスンを椅子に座って見学するということは、ほとんどの場合、鏡に映って見学している自分を見ながら過ごすことになります。
これ緊張度が跳ね上がると思います。
しかも、普通の方は『バレエを習っている人達=姿勢が良い』というイメージを持たれています。
そして、実際にレッスン中も姿勢に関するアドバイスを先生がたくさん伝えています。
そうやって姿勢が良い人達がさらに姿勢を良くしようと頑張っている姿を見ている自分が鏡に映っているので、最初は皆さん緊張されるんですね。
また見学に行ったはじめての場所でゴロンと寝転がったり、脚を組んでふんぞり返るわけにもいきませんから、皆さん良い姿勢で椅子に座られています。
けれどバレエが面白いなと思うのは、レッスンがはじまるとみんな一生懸命集中するので、だんだん“見られている”という意識から、“見る”意識に変わっていくんですね。
(見学の人を気にしている場合じゃない)と。
(今日こそつま先伸ばす!)(今日こそバランスキープする!)(今日こそ音楽にあわせる!)と。
一瞬でも気が散ると上手くいかないので、生徒はみんなレッスンに集中します。
すると、見学の方も“自分が見られている”という意識から、“見に来ている”意識へとスイッチしていきます。
そうしているうちに、はじめての見学はあっと言う間に終わります。
つづく
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