エレーナ先生のワークショップ。
今回はスタジオ生ではない方も、県外から参加してくれました。
慣れない教室ではじめての先生のレッスンを受けるのはかなりの勇気だったと思いますが、疲れも見せず、皆さんすっかりなじんでレッスンされていました。
遠いところから、ありがとうございました!
◇
実は今回は、私もレッスンを受けていました。
通常、バレエのワークショップでは、教師はレッスンを見守ります。参加はしません。
けれど、今回はサクラバレエで、まったくはじめてのワークショップ。生徒達は誰もワークショップ慣れしていない。
しかも、いきなり超一流のエレーナ先生が講師で、さらにスタジオ生以外の方も来られます。
大人だけに教えることが、おそらくはじめてのエレーナ先生と、外部の先生に習うことはもちろん、海外の一流の先生から教えを受けるのがはじめての生徒達。
この2つをつなぐためには、その両方に慣れている私が間に入った方が良いだろう、生徒達もエレーナ先生もその方が安心できるのではないかという考えのもと、参加させて頂きました。
10年ぶりのレッスンがまさかのエレーナ先生のレッスンです!!
生徒達もみんなそうだったようですが、翌日、全身筋肉痛でした!
私も含め、誰もケガをしなくて、本当に良かったです。
身体はまったく思うようには動いてくれませんでしたが、それでも久しぶりのレッスンは楽しかった!
また、私にとっては、ある意味とても懐かしいレッスンでした。
もう10年ほど前になりますが、ロシアの国立バレエ学校の現役の先生方に約1年、元教師の先生に2年ほどレッスンして頂いていました。
とにかく厳しくて厳しくて、逃げ場がないレッスン。
気力も体力も記憶力も常に自分の限界まで求められ続けて、やるしかない。
誰も“教えて”はくれない。“自分でつかみ取りにいくしかない”レッスン。
本当に大変で、苦労して工夫して、でもだからこそ今がある。
◇
今回、レッスン中や、レッスン終了後に先生から沢山声をかけて頂きました。
「先生、あなたの生徒、大丈夫よ。あなた、とても良い仕事をしています!」
「この教室にはバレエの規律があります。」
「誰もお尻が出ている人がいない!!」
「この教室は大人ばかりだけど、良いです、素晴らしい!こんなの見たことない!」
「バーレッスン、完璧です。センターレッスン、良いです。問題ない。ジャンプ、ちょっと苦手ね…でも、まぁまぁ、大丈夫。」
どれも、最高の誉め言葉だと思います。
多くのバレエ教師がそうだと思いますが、私もこれまで、自分ではきちんと教えているつもりでも、本当にそれが出来ているのかが、わかりませんでした。
でも、今回先生に来て頂いて、客観的な意見を言っていただいて、“あなたはとても良い仕事をしている。”と褒めて頂いて、自分以外の、それも一流の方から認めて頂いて、本当に自信になりました。
そして、自分の生徒を他人から褒めてもらうというのは、こんなにも嬉しいものなんだなと思いました。
これらの言葉は、私の一生の宝物です。
また今回、世界一流のプロダンサーが踊る姿を目の当たりにして、日本人で大人の私たちにとってのバレエとの向き合い方、関わり方など改めて考えさせられることや気づかされることも多かった。
これから、サクラバレエはより、私たちらしく進化していくと思います。
参加して下さった皆さま、エレーナ先生、協力して下さった皆さま、本当にありがとうございました!
キャラクターダンス
ヒストリカル(歴史的民族舞踊)