毎週水曜日に連載させて頂いている「大人バレエって楽しい!」シリーズ。
このシリーズは、これからバレエを習ってみたいなと思っている大人の女性に向けて、“バレエを習う楽しさ”について、お話しさせて頂ければと思っています。
14回目の今回は、“お友達の輪”です。
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バレエを習いはじめると、知り合いが増えます。
同じクラスの人とは毎週会いますし、クラスが違っていても、振替えでレッスンを受けたリ、発表会の練習で、顔をあわせるようになります。
最初は挨拶から始まり、一緒にレッスンしていくうちに、少しずつ他の人達の顔を憶え、名前を憶えていきます。
そのうち、世間話をしたり、レッスンのことを聞いたりするようになり、そこで気が合えば、連絡先を交換したり、スタジオの外でも会うようになります。
大人同士ですから、学生時代のようなべったりした関係ではありませんが、今日のレッスンがどーだの、
次の発表会があーだの、憧れのダンサーがこーだの、と共通の話題があるため、話はつきません。
中学・高校生くらいまではお友達が一番!だった人間関係も、そこから社会人になり、みんなそれぞれ自分の道を歩きはじめると、興味のあることや価値観が変わり、やがてパートナーを見つけたり、家事や育児が忙しくなったり、仕事に追われるようになると、かつてのお友達とも少しずつ疎遠になっていきます。
久しぶりに会っても、(何だか会話がかみ合わないな・・・。)となってしまったりもします。
けれど、バレエ教室のお友達とは、“バレエ”という共通の話題があるため、年齢や職業、価値観などが多少違っていても、バレエの話をしていれば楽しかったりします。
サクラバレエは、20代から60代まで様々な年齢や職業や性格の人が在籍しています。
普通に考えたら、あまり仲良くならないどころか、話もしないし、そもそも出会わないのでは?!という環境や生活の方達も、ここでは出会う訳です。そして、語ったりするわけです。
また、バレエは(出来るだけ休まない方が良い)(10年続けてナンボ)な世界なので、普通の習い事よりも、繋がりが深いんですね。
好きだろうがキライだろうが、とにかく10年一緒にいる、というまるで家族のようなコミニティだったりします。
そんな中で、気が合う人との付き合い方、逆に気が合わない人との付き合い方なども学ぶことが出来ます。
それはまるで、同じ地域の中に色々な人がいて、とにかくそこでみんなで助け合いながらやっていきましょう、という社会と似ています。
たかが、習い事。
されど、習い事。
一緒にがんばって、一緒に笑って、一緒に汗を流して、一緒に悔しがって、助け合って、本気でぶつかって。
それはまるで、青春の1ページのようです。
そんな経験が出来る習い事は、そんなに沢山はないと思います。
バレエ教室はただの習い事の場所ではなく、
挑戦するための場所であり、
ベストをつくすための場所であり、
仲間達と集う場所であり、
失敗することも成功することも許された場所であり、
居心地の良い空間であり、
人生の色々なことを教えてくれる場所であり、
自分と向き合う場所であり、
みんなで泣いたり、笑ったり、感動したりする場所であり、
あなたにとっての大切な居場所になるのです。
大好きな場所になるのです。
そうやって、みんなで成長していけるから、楽しい。
大人になってからでも仲間が出来るから、楽しい。
楽しいことは、みんなでするから、もっと楽しくなる。
大人バレエって、そんなちょっと特別な習い事でもあります。
私も今でも、昔一緒にレッスンしていたお友達に会うと、もう無条件に
「うわぁ!久しぶり~!」ってなります。
自分がダサダサだったころも、へったくそだったころも、
全部知っている人達。
今さら、弱みをみせるも何もない人達。
応援していたし、応援してくれていた人達。
もう会うことがなくても、それでも一時期の私を支えてくれていた戦友達。
みんなで笑い転げた日々は、今でも私の宝物です。
あれはまぎれもなく、第2の青春の日々でした。
おばあちゃんになったら、きっと懐かしく思い出します。
大人バレエって、そういう楽しさがあります。
あなたも、もし、
(第2の青春・・・いいかも)って思われるのなら、サクラバレエをのぞいてみませんか?
せっかく4月ですからね。
はじめるなら、本当に今がおすすめです。
いつでも見学、体験レッスンにお越し下さい。
あなたの未来の仲間達が待っていますよ
スタジオの前の通りは、通称“ハナミズキ通り”
桜が終わったら、今度はハナミズキ達が目を楽しませてくれています。