昨年末に1回目をアップした、“発表会の思い出シリーズ”、あれから2ヶ月。
大変長らくお待たせいたしました!
春も近づいてきたことですし、今年の発表会の練習がはじまる前に!アップしていきますよ~。
なんだか昨日のことのようにも思えますし、ずいぶん前のことのような気もします。
みんなの一致団結度がすごかった!
そして、皆さんの成長をしっかりと感じることが出来た、第1回サクラバレエ発表会。
会場の倉敷市芸文館は雰囲気があって、とても素敵な場所でした。
発表会の感想を出演者達に聞くと、み~んな、
「場所がすごく良かったです!」と第一声で言ってくれるくらい。
白壁の街、倉敷ですからね~。
駅からのアクセスも良かったので、遠方からの人も来やすかったみたいで、よかったです。
会場設置係長がマイパネル(それを持っているのがすごい!)を持って来てくれて、受付に飾ってくれました。
・・・ちなみに、この倉敷市芸文館が出来たのが、平成5年。
私が岡山に来たのも同じ年の3月でした。
この頃は演劇に情熱を燃やしていた頃ですね。
アイシアターの舞台にも立たせて頂いた記憶があります。
倉敷演劇研究所 というところで、清水邦夫作 『楽屋』という作品を上演するということで、急遽、客演させて頂きました。
オブジェ作家の方とのコラボステージで、とても綺麗な作品が舞台の上に。
登場人物は4人で女優達が楽屋で繰り広げる、様々な人間模様を描いた作品です。
もともとは、違う役でオファーがあったのですが、はじめての本読みで急遽、主役のベテラン女優役を演じさせて頂くことに。
演出家兼プロデューサーの方いわく、
「このドスのきいた女優役は、あまりにもあなたにぴったりだ!!」ということで。
・・・確かに、ドスがきいています。
・・・偉そうです。
・・・ふんぞり返っています。
『新人女優に役をとられそうになるベテラン女優』という設定なので、気合入れてふんぞり返っています。
舞台でしか生きられない女優の役で、大好きだった作品。
この頃の私の口ぐせは「東京に帰りたい。」「もっとお芝居の勉強がしたい。」
今はもう岡山LOVEですけれど、自分の劇団を東京に残していましたし、もっともっとお芝居の勉強をして、舞台を観終わった後、観客が感動して椅子から立ち上がれないくらいの作品をつくりたかった。
だけど、岡山ではもう教える方に回らないといけなかったので。
この頃はたしか22~23歳くらい。
舞台用に眉と口紅をかなり濃くしています。
バレエメイクとはまた違いますが、宝塚の方のメイクとか、色々研究していた頃。
1ミリにこだわっていました。
若かったですね~。
岡山市芸術祭の演劇部門の演出を、と声をかけて頂いたりしていたのは、わずか20歳のことでした。
まさか20数年後に自分がバレエ教室の発表会をここでするようになるとは夢にも思っていませんでしたね。
ちなみに、ここアイシアターでは、アマチュア劇団のですが、照明もしたことがあります。
小さなホールの照明なら東京にいた頃に経験・勉強していましたので、どうしてもと頼み込まれたので。
だから今回の発表会で、プロの照明さんのお仕事を目の当たりにした時に、そのすごさが余計にわかって、とても感動しましたね。
そんな20数年前を、あれこれ思い出しながら挑んだ、サクラバレエの発表会なのでした。
・・・こうやってみると、なんだか、色々してますね、私。
ただ、ずっと共通しているのは、好きで関わり続けているのが、ステージ・ショービジネス・エンターテイメントの世界であるということ。
ここは、ぶれませんね。本当に。
大好きなんでしょうね。きっとね。
バレエを習う、ということが初めて頭をよぎったのが、この『楽屋』というステージでしたし、
この時のプロデューサーとは、つい最近、思いがけず、思いがけないところで再会することになります。
すべてはつながっているんですね。
そのお話しは、またいつか機会がある時にでも。
つづく