8月も残すところあと2日。
あっという間に月日が経っていきます。
おかげさまで、私は元気に過ごしております。
振付を考えすぎて、頭の中がカニミソになっていますが、とりあえず元気です。
セキセイインコのフクちゃんも、手術が成功して、日に日に元気になってきています。
入院中に他の鳥さん達に教えてもらったんでしょうね、最近なんだか、セキセイインコらしからぬ、変な鳴き方をマスターして、「ピィ!」だとか、「チュイ!」だとか鳴きながら、走り回っています。
(傷口をつつかないように、エリザベスカラーをしているので、まだあまり飛べないので、とりあえず走るのです)
この調子だと、彼女がアシスタントとして、白鳥役の人達に羽の動かし方についての演技指導にやって来る日も近いかもしれませんニヤリ
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毎週水曜日に連載中の『プリマの条件』シリーズ。
バレエでプリマ(主役)になるために必要なことの中から、“人間力”についてお話しさせて頂いています。
32回目になる今回は、『冷静な判断力』について。
少し長くなりそうなので、何回かに分けてお届けしようと思います。
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冷静な判断をするためには、
自分が何を目標としているのか
その目標を達成するために、何を判断すればよいのかをわかっている必要があります。
たとえば、“モデルのようなスタイルになりたい”のが最終的なゴール、つまり“目標”であるのなら、
その“目標”を達成するためには、
“このおやつを食べるのか食べないのか”
“毎日の運動は10分で良いのか、30分行うのか”
“お風呂でマッサージをするのか、しないのか”
“ウォーキングやポージングのレッスンをうけるのか受けないのか”を判断する必要があることが、わかりますよね。
そして、何のためにモデルのような体型になりたいのか。
自分に自信を持つためなのか、
好きな人を振り向かせるためなのか、
または、本当にモデルを目指しているのか、
それによって、自分の進むべき道、やるべきこと、判断する時の基準が明確になりますよね。
バレエも同じです。
自分が何を目標としているのか
A “健康や美容のため”にバレエを習いたいのか
B “バレエ習ってるんだ、素敵!と言われるため”にバレエを習いたいのか
C “バレエを踊れるようになるため”にバレエを習うのか。
それによって、どこのバレエ教室の門を叩くのかが違ってきます。
Aが目標なら、フィットネスやカルチャーなどの、美容バレエクラスを受ければ、お休みも自由に出来ますし、ヨガやピラティスなどのクラスも併設されていれば、より効果的でしょう。
Bが目標なら、地元の老舗の子供向けバレエ教室の大人クラスを受ければ、礼儀やマナーなども一緒に教えてもらえますし、同じお教室の子供がコンクールで入賞したり、海外留学したり、など華やかな雰囲気を味わうことが出来るでしょう。発表会に参加すれば、大人数の舞台でゲストダンサーなどもいて、大規模で華やかな、いかにもバレエ!という雰囲気を味わえるでしょうし、観に来てくれたお友達にも「すごーい!」「素敵♪」「さすが〇〇さん」などと言ってもらいやすくなります。
Cが目標なら、バレエを踊りたいのなら、あなたのやるべきことは、バレエのレッスンをすることではありません。
バレエを使って自分を表現することです。
そのことを教えてもらいたいのなら、大人からバレエをはじめる人達は、サクラバレエを選べば、大人からバレエをはじめても、きちんと本気で教えてもらえます。いくつからバレエをはじめても、1人1人丁寧に指導してもらえます。“大人だってバレエが上手になりたい”“実はいつかプリマのように素敵に踊りたいという夢がある”などという気持ちもここでは正直に話せますし、真剣に本気でレッスンを受けても、ここでは誰も笑ったりしません。心ゆくまで、自分を表現して踊ることが出来ます。
つづく