スタジオ生達の声⑫ ~ツバサさん編~ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

毎月、サクラバレエで実際にバレエを習っている『スタジオ生達の声』を紹介するこのコーナー虹

 

今月は、ツバサさん編ですキラキラ

 

今回も、ご本人の了承を得て、原文のまま掲載しています音譜

 

それでは、どうぞ。

 

バレエをはじめて

ペンネーム ツバサ


 

私はバレエに憧れていました。憧れていた理由は覚えていません。しかし憧れているということだけはすいぶん長い間わかっていました。テレビに時々映るバレエをみるたびに、自分も楽しいときや嬉しい時にあんなに高く足が上がれば、どれだけ素敵だろうと思っていました。

いつかバレエを習いたいと思いながら、実際に行動にうつすことはできず、20代を過ごしました。仕事が忙しいから続けられないだろうとか、体も硬いし足も短いからとか、色々理由をつけていました。新しいことをはじめる勇気がなかったし、きっとはじめても踊れるようになることなんてないんだから、憧れるままでいようと考えていたんだと思います。

サクラバレエに通い始めたのは30代になってからでした。徐々に体が硬くなり、20代とは違う体の変化を感じたとき、今バレエを始めないと一生始められないし、バレエを経験しないまま歳をとって動けなくなるのは嫌だと強く思いました。それでも入会の申し込みの電話をかけるのにはとても勇気が必要でしたし、外からはみえないようにしてある、サクラバレエの扉を開く前は本当に緊張しました。

桜先生にバレエを教えていただき、はじめて触れるバレエの世界に、最初は有頂天でした。バーに触れるだけで、夢の中にいるような気分になりました。仕事中も家でも次のレッスンが楽しみで、四六時中バレエのことを考えて、嬉しくて仕方がありませんでした。入会前は体力に自信がなかったことで、仕事との両立に不安がありましたが、徹夜明けでもバレエに行くことは全く苦になりませんでした。そんな自分がいたのかと思うほど、バレエに向きあう自分は新鮮でした。

しかし、入会してしばらく経ち、少し冷静になって自分をみると、鏡に映る姿がひどくみっともないものに思えてきました。周りの先輩はみんな自分よりも足が長く、まっすぐで細く、動きもとても美しかったです。一体どうすればバレエの動きになるのか全くわからず、帰る頃にはすっかり落ち込んで、私はバレエに向いてないんだと本気でがっかりするようになりました。そんな自分を心配そうにみてくれている先生にも気が付いていました。入会する前は、バレエに触れるだけで十分で、踊れるようになるなんて思ってもなかったのに、踊れない自分にがっかりするなんて、自分でも驚きました。いつか私も本当に踊れるようになりたい。そんな気持ちに気がつきました。

私のバレエは始まったばかりです。色々悩むこともありますが、とにかくバレエに触れていたい、そんな気持ちは入会時から変わりません。私の足が高く上がる日はまだまだ見えてきませんが、夢を見続けて頑張りたいです。