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毎週火曜日に連載中の『大人がバレエを習うこと』シリーズ
12回目となる今回のテーマは、
『バレエは普通の習い事じゃないⅢ
~上手になりたいなら、掛け持ちはしない方が良い①~』です。
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バレエを習ったことがない人にはあまり知られていないのですが、バレエの世界というのは、基本的にお教室や先生の掛け持ちはNGです。
その理由はたくさんあるのですが、一番の理由は、やはりバレエの世界が師弟関係だということ。
芸事の世界で師匠を同時に2人持つというのは、あまり聞いたことがないと思います。
演歌の世界もそうですし、
お笑いの世界もそうだと思いますが、
北島三郎さんと五木ひろしさんを同時に師匠とするとか、
ビートたけしさんと、明石家さんまさんを同時に師匠にするなど、
あまり、聞いたことがないと思います。
そもそも、そう聞いただけでも、その世界の人じゃなくても、
(それ、時間的にムリじゃないですか?)
(それ、ボリューム的に習いきれないでしょう。)
(芸風が違いすぎません?)
(どっちつかずになりそう)
などという考えが頭に浮かぶと思います。
バレエも、時間的に考えても、
ボリューム的に考えても、
メソッドの違いを考えても、
先生が大切にしていることの違いを考えても、
・・・無理があるのでは?と、気がつくと思います。
けれど、本当のバレエの世界を知らなかったり、バレエが普通の習い事だと思っている人からすると、『一粒で二度美味しい』じゃないですが、2人の先生から2通りの目線で2倍の情報量で教えてもらえるので、『掛け持ちした方が上手になる』と思うこともあるようです。
つづく
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