サクラバレエはバレエスタジオなので
バレエの楽しさや、その魅力を
このブログでも、お伝えしたと思います。
今月から毎月10日頃、
『生徒さん達の声シリーズ』として
スタジオで実際に
バレエを習っている人達の声を
紹介していきたいと思います。
記念すべき第1回目は
ノンビリーナさんです。
素敵な文章ですので
ご本人が書かれた原文のまま
掲載させて頂きます。
それでは、どうぞ。
◇
ノンビリーナの成長日記
バレエを始めて、7年目です。
昔から、バレエの舞台を観るのは好きだったけど、小さいころから長年に渡って厳しい練習を重ねた人がするものだという認識でした。
ある日、入会したスポーツクラブにバレエレッスンがあるのに気づき、せっかくだから体験してみようという軽い気持ちで参加しました。
これが、桜先生との出会いでもありました。
先生の優雅なレべランスに見惚れながら、モタモタとご挨拶。
バーレッスンが始まったものの、もともと無器用であるため、まったくついていくことができませんでした。
5番ポジションに至っては、反対の内足にそろえてしまう始末。先生が「これはむしろ難しいかもしれませんね」と優しく直してくださったのが忘れられない思い出です。
センターになると、ますますついていくことができず、ついには隅に引っ込んで見学していました。
正直、このときはもう私のバレエ体験はこれで終わりと思っていました。
そんな状態であったのに、なぜか翌日になると、音楽に合わせてレッスンをした楽しさだけが思い出されて、いそいそとバレエシューズを買いに行っていました。
それから、できなくても、できなくても何故か楽しくて、レッスンに通いました。
だけど、落ち込むことも多く、レッスンが終わったあと、ジムのマシーンの順番待ちのベンチに座ってショボーンとしている私に、先生がいつも「絶対できるようになりますからね」と励ましてくださっていたのを思い出します。
今思うとこのお言葉が本当であったことがわかるけれど、このころの私はただの慰めとしか感じられなくて、「バーレッスンだけで楽しいのに、なぜセンターレッスンがあるんだろう」などと考えていました。
そうして、もっといっぱいレッスンしたいという気持ちが高まっていたある日、桜先生がご自分のスタジオを開かれたことを知り、大喜びで入会申し込みをしました。
大人数で受けるスポーツクラブのレッスンとは違って、少人数でひとりずつ手取り足取り丁寧に教えていただくことができました。
スポーツクラブの時代から、「小指が弱い」という指摘を受けていたのですが、指を鍛えるエクササイズも教えていただき、どんどん足指の形も脚そのものも変わっていきました。
変化していく身体、できなかったかったことができるようになっていく喜びに、本当に入会してよかったと思いました。
初心者クラスから、基礎クラスに移り、初級クラスへと進級し、ますますバレエが楽しくて充実しています。
日々のレッスン、クリスマス会やコンサートの練習など、常に先生が新しい課題を与え続けてくださることも、現状にとどまることなく、進歩していくことができることの大きな理由なのではないかと思っています。
なかなかすぐにはできるようにならない私への優しく我慢強いご指導と、時には自分の甘えにハッと気付かせていただける厳しさの中で、少しずつ成長できていることを実感しています。
あるとき、先生から思いがけないお話がありました。
「いつかトゥシューズを履きましょうね」と言われ、本当に驚きました。
大人からバレエを始めてまさかトゥシューズを履けるとは思ってもみなかったのです。
夢が目標に変わった瞬間でした。
だけど、そのあと、実際に履かせていただくまでにさらに年月がかかりました。
年齢による焦りもあり、「早く履きたい」という想いがありましたが、安全に怪我なく立つことができる身体になってからという先生の有難いお気持ちが十分わかっていたので、待つことができました。
念願叶って、とうとう昨年末にトウシューズ試験に合格しました。
合格と言っていただいた瞬間、嬉しくて涙がこぼれそうでした。
痛いものだと思っていたトゥシューズは、先生の指導のもとにしっかりと足と身体を作っていたため、まったく痛みを感じることなく、レッスンができています。
そして、憧れだったいろいろな踊りへの夢がますます膨らんでいます。
いつのまにか生活の一部となったバレエライフ、これからも楽しんでいきます!
ノンビリーナ(50代・女性)
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