テレビ朝日で毎週放送していた
土井善晴先生の『おかずのクッキング』が
今日で終了しました。
48年の番組の歴史の中で私が観ていたのは
ほんの数年なのですが、
毎週、楽しみに観ていた番組なので、
終了してしまうのは本当に寂しいです。
持病の影響もあり、
40代後半でやっと伴侶に恵まれ、
料理をちゃんと勉強しようと
心の拠り所にしていた『おかずのクッキング』
土井先生の家庭料理はそんな私にも
”簡単にすぐ作れそう”で、
料理を作る勇気を沢山、いただきました。
先日、土井先生が
『これでええんです料理講座』の中で、
「だんだん、見るだけで
だいたいの味がわかるぐらいになる。
美味しそうに見えるものは美味しい」
とおっしゃっていたのを拝見して、
娘の料理を「見りゃ分かる」と
味噌汁以外、箸を付けなかった
ファンキーな(いや、厳しい)
料理人だった父を懐かしく思い出し、
ああ、やっぱりそうだよね~と
妙に納得してしまいました。
なるほど、私が初めて作った煮物、
確かに味が薄くて、美味しくなかったな~
父の名誉のために言っておきますが、
料理以外のことはとても優しい父でした。
自分で作ってうまく出来たと思うときは、
天国の父に「これ、美味しいよね?」
と心の中で聞いてしまう私です。
『おかずのクッキング』最後のメニューは
だし巻き卵、せりの菜飯、筍のお吸いものでした。
(そういえば、父のだし巻き卵も美味しかったな~)
土井先生の『一汁一菜』は、
料理に向かう私の心の支えです。
”作る人”への愛に溢れている土井先生
また、元氣な明るい笑顔で
料理を作る土井先生を
近いうちに拝見できることを信じて、
日々、精進致します。