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6年生の夏休みの過ごし方をいろいろと提案させていただいていますが、午前中の使い方、これが一番大切で難しいと感じています。

 

だいたいの大手塾のタイムスケジュールが、午後から夜7時くらいまでが6年生のための時間ではないでしょうか。4年、5年はだいたい午前中の設定になっているはずです。

 

まず、午前中になんとか最低3時間は勉強したいです。というか、復習や弱点補強をしようとすると3時間は塾の授業以外に必要になってきます。

 

朝は理想は6時起床ですが、厳しければ7時までには起床。そこから1時間は算数の計算など日々のルーティンと自分専用のプランとして考えた弱点補強を。例えば割合が苦手だからこの問題集を、となったとしてそういう独自のプラスの教材ができる時間は朝くらいしかないはずです。

 

8時から30分ほどで朝ごはん。9時から勉強再開で11時まで。そこからお昼ご飯を食べて、一息ついてから塾へ。。。。

 

この時間を守るだけで、午前中に3時間勉強できます。もっとやる気があればあと1時間は時間を作れるでしょう。

 

昔の話なので、現在のサピでそれを言っているのかは知らないのですが、夏休み中、サピでは6年生には「1日12時間勉強しろ」と言っていましたポーン。もちろん塾の授業も入れてです。1日12時間って、かなりですよ。。。

 

私が夏期講習メインで入っていた、サピの有名な大規模校では1日12時間勉強しよう、という標語?か何かが校舎に貼ってありました滝汗

ただ、この時間の目安というのは今自分がどのレベルにいて、どこまで上げたいか、によります。

一番勉強しなきゃいけないゾーン。それはサピ偏差値44から50くらいの層。四谷だと52から60くらいの層で、それくらいの子たちが「難関以上」の学校を狙うときに、これくらいの時間勉強しないと追いつけないと思ってください。

 

厳しい言い方ですが、6年の今の時期にすでに「難関」が手が届くラインに来ている子たちに追いつこうとするわけですから、質も量もかなり上げないと厳しいです。

 

目標校がサピで40台前半、四谷で55までの学校ですとそこまでやる必要はないはずです。

無駄に難しすぎる問題をやらずに、基礎基本をしっかりと復習していけば目標校に届きます。

逆にこの層だと、塾の夏期講習自体がオーバーワークになってしまって肝心の自分に合った勉強が出来ていない可能性もありますので、そこが難しいし、見極めどころです。〇〇特訓、じゃなくて、平面図形の基礎とかやったほうがいい子がその層にはたくさんいます。

 

酷な言い方ですが、新小4以下から大手に通塾していて現在、四谷偏差値で50以下の子が10以上ここから偏差値を上げることは厳しいです。きちんと今の力を判断して、その子に合ったカリキュラムが組めれば理想なのですが。。。

 

ただし、大手のオーバーワークも、がむしゃらにやることで一定の下地のようなものは付くなという感触はあります。腐っても大手、といいますか、6年から個別指導塾に移ってきた子を見ていると「あながちサピで全範囲終わっていることは、悪いことだけではないな」と思うことがあったりするからです。まあ半分以上はそういう子は吸収できてないんですけど、それでもやってないよりマシといいますか。つまり、どれだけ元々やらせすぎか、ってことですが。

 

できるだけ、塾に行かない時間で「その子オリジナルの」有意義な勉強ができるか、で違ってくるので難しいとは思いますがただただ塾の復習だけに追われないでほしいです。

 

しかし、四谷偏差値58以上、サピで50以上の子はしっかりと塾の復習メインで食らいついていったほうがいいと思います。ちょうどそのあたりの子、いやそのあたりを最低ラインとしてそこから伸ばすようなカリキュラムになっているはずですから。

つまり上位20パーセント以上くらいじゃないと、今の大手のカリキュラムはついていくのが厳しいんです。とくに子ども1人では無理です。親か、個別、家庭教師などが必須になってしまいます。

 

 現時点で、1人でカリキュラムを回せている場合はこれからぐっと伸びる可能性大です。四谷偏差値58くらいから最後伸びて御三家入れました、という子は大抵このタイプ。親はどれだけ「わが子はのんびりだった」「わが子はぼんやり」などと表現していても、本当の「のんびり」と「ぼんやり」を知らないだけですから。。。滝汗 個別は「プラスアルファ」を求めてくる子の倍以上、「もうどうしましょう」という子も駆け込みますので、本当の「のんびり」と「ぼんやり」の恐ろしさを知らないでしょ、とそういう「ぼんやりだったけど最後目覚めたので、皆さんも大丈夫!」とおっしゃるママさんたちに言いたくなるときがあります(笑)。

 

現時点で御三家がだいぶ確実かなというお子さんも、別の意味で塾の基礎問題はほどほどに。『中学への算数』を1日2問ほどやったり、自分の苦手なところを補強していけばOKです。そして塾の発展、応用はしっかりと解きましょう。

 

塾の夏期講習は長く、子どもは絶対に途中ダレていますが、でも仕方ない面も多いと思って塾講師もある程度は許容しています。人間そんなに集中できませんので。

帰宅したら1時間ほど宿題をして、少し自由時間を取り、早めに寝る。そして次の日早く起きる。このような形で回せれば理想的です。

 

ここに、両親がいない時間が入ると各段に管理が難しいのです。。。で、自習室に行って、となるわけで。

自習室で午前中勉強する場合は、昨日書いたように必ず「やること」と「やったこと」を明確化させて記録することが大切です。

うちの息子のように、その簡単な記録さえ、何回言っても出来ない、やる気のない子もいますがそこはもう親が管理してもいいのでやりましょう。時間を無駄にするよりはマシだと開き直って介入していいと思います。

 

何を足して、何を削るか、親主導でもいいのでよく考えてわが子に合った夏休みの勉強プランを立てることをお勧めします。なかなか親は難しいかもしれませんが、もし何か科目ごとの勉強法などでご質問などありましたら私のわかる範囲でお答えしたいと思います。

 

お読みくださりありがとうございました。