いつもお読みくださりありがとうございます。

 

本当は昨日アップしようと思って少し準備していたのですが、アクシデントが重なりすぎて、帰宅が遅くなりすぎ諦めました。

 

先日からのテーマの続きです。

 

前回は私の個人的な経験に基づく、「女子校でよかったこと」を主に書きました。

本当はここで女子校で良くなかったこと、別学の問題点、といきたいところですが、先にこれだけは、書いておきたいなということがウインク

 

それは、私が大学生になってからも、大人になってからも、ママ友からも、しょっちゅう聞かれたことへの答えです。

共学出身で、別学に懐疑的(主に女子校に)な方には全員に

「女子校って、女だけだから陰湿ないじめがあるんでしょ?」

という質問を受けたことがありますポーン

 

ひとつはっきり断言できるのは、

「女だけだから、陰湿ないじめがある」ということはないです。

共学でも陰湿ないじめがあるし、今、日本の学校で多かれ少なかれ、いじめが一切ない、いじめの芽もない、嫌な思いをする子がひとりもいない学校はない、と思います。

 

私は常々「うちの学校にいじめはありません」という学校(の校長とか先生)だけは、絶対に信用できないと思っています。

いじめをどう見つけ、困っている子の立場に寄り添っていくか、ということは最初から「いじめはない」と言ってしまったら出来ないことです。「残念ながら、いじめはある。しかしこういう対応をしています」というような姿勢の学校が信用できると思います。現在は、ホームページにいじめに対する対応や心構えなどを掲載している学校も増えましたよね。わが子が一日の大半を過ごす場所なので、信用できる学校へお預けしたいと思います。

 

少しそれましたが、女子校だからこそのいじめ?それは感じたことはなかったです。私自身がお気楽に過ごしすぎたのか、見聞きしたことが本当になく、「揉める」ということはありましたが、誰かをターゲットにして、物を隠すとか、ましてや追いつめるようなことを見たことがありませんでした。「言い合い」はよく見ましたし、私も経験しましたけどね滝汗。行事や部活などでの「意見のぶつけ合い」はかなりありました。以降、仲が悪くなる、というのは色々見聞きしましたが、いじめ、、、あったのだろうか。

 

でも少なくとも、クラスや学年の大半がある1人の子をターゲットに何か危害を加える(精神的にも含めて)ということは、なかったはずです。これもあくまで私の主観ではありますが、同窓生が集まると、よくそういう話になります。きっと、何かしらの問題はあったのだろうと思いますが、クラスや学年で集会が開かれるような事件もありませんでした。それでも、きっと「いじめ」はあったのだろうと思います。我慢していた子もいたでしょう。いじめられていた子は、同窓会にも来ないでしょうし。

 

よく、「女子特有の」という枕詞がつくのですが、女子しかいないと、以前書きましたように「女子」が存在しなくなるので、「女子特有の」が当てはまらなくなるような気がします。男子がいるからこその、「女子特有」なのでは?と思ったり。

陰湿とは正反対の、なんでもオープンすぎる状態でした。。女子だけしかいないと、まず「ぶりっ子」、今の言葉なら「あざとい」女子がいなくなります(笑)。なんせ、相手がいないので(笑)

女子校の先生は、どんなに容姿がいまどきじゃなくても(オブラートに包んでみました)、モテます笑い泣き。でも先生にあざとさは使わないので(意味ないから)、先生にキャーキャー言っている子(少数)は周りに温かく「がんばれー!」と応援されていました笑い泣き

 

みんな、自分のことに一生懸命で、誰かをいじめている暇がなかったという記憶もあります。それぞれの特長に合わせて多様なグループが形成されていて、それぞれが尊重されている感じでした。どこにも属することがない、独りぼっちという状態が想像できないくらい、かなりマニアックにいろいろなグループがありましたね。。。。ニヤニヤ

 

ただひとつ、「モテる」という切り口でのグループが無かったことは、マニアックな人たちが生息するのに大きかったと思います。同性にあこがれられるという意味の「モテる」はありましたけど笑い泣きファンクラブが出来ていた?先輩などもいました笑い泣き

 

ということで、いじめに関してだけは、別学でも共学でも、リスクは変わらないのかなと思います。

 

あとは、私が共学校の文化祭を見学にいったとき、どこの共学でもどうしても中学男子が幼くて、中学生はみんな女子がしっかり仕切っていました。

 

ある学校では、学校紹介に出てきた1年生のうち、女子が15人男子が2人。女子、素晴らしくて、そのうち数人はアナウンサーかと思いました。そして絶対にその男子2人に息子は入らないだろう、と確信が持てました。そりゃそうです、わが子を見ていたらわかります。うちの息子もそうですが、世話焼きやしっかりした女子がいると、「あ、いいや、やってもらえば」という人任せになるダメ男子もいるんですよ。。。ゲッソリ息子は本当に小学校時代からそれで、ある意味無意識に性別を言い訳にして、「女子がしっかりやってくれるからいい」というような思考がありましたチーン。感想文などでもそうでした。「男子だから適当でいい」みたいなマインドがいつの間にかついていて、これはまずい、と本気で思いました。

 

共学校の掲示物を丹念に見て回ったときも、中学生の間は女子生徒の完成度が高く、男子生徒は空欄が多かったり、「男子はそれでもいいや」という空気を感じてしまいました。あくまで、うちの息子のような、ダメ男子の場合ですよ、もし息子がそういう女子がしっかりしている学校に入ったら、今以上に適当に物事をこなすのではないか、と思ったのです。

 

しっかりしている、素晴らしく優秀な男子ももちろんいました。でも絶対にわが子はそっちに入らないだろう、と。

そこで、男子だけの世界に入れてしまえば、「女子だから丁寧な作品を作ったんだ」「女子だから真面目なんだ」「女子だから忘れ物しないんだ」みたいなおかしな「逃げ」から離れ、すべてが性別を言い訳に出来ないだろう、と期待しました。同じ男子という土俵で、素晴らしい同級生や先輩を見て、逃げずに色々なことに立ち向かってほしいと思ったのです。

 

まあ、息子にそれは言っていないので、息子自身は以前に書いたように「文化祭」や「運動会」を見て、気にいった学校がすべて男子校だった、というだけですが。

 

そういえば、聖光学院の工藤校長が「別学のいいところは、コストパフォーマンスが良いところです!」とおっしゃっていまして、なるほどとも思いました。共学だと、更衣室が2ついる。トイレの数も増える。何かと男女を分けないといけないことが多く、コスパが悪いそうです笑い泣き。工藤校長いわく、ご自身は3人の娘さんのお父様だそうです。娘さんを見ていると「女性がいたら、髪の毛を乾かすのも時間がかかる。身支度もかかる。男子だけだと早い」そうです。ちょっと乱暴な感じもしますが笑い泣き、新校舎を作られたときに、つくづくコスパの良さを感じたそうです。まあ、天下の聖光学院だからこそのお話ですけどね。

少子化の中で、共学にしないと生き残れない学校のほうが多いくらいですから、そういう学校からしたら、そう豪語できることは羨ましいことだろうと思います。

 

 

さて、散々今不人気だからこその、女子校出身者による別学(女子校)推しを書き連ねましたが、次回別学の問題点に移りたいと思います。別学を推しすぎて、嫌になった共学出身の方がいたら、申し訳ないです。ただの個人の感想だと思って笑っていただければと思います。どうせ、私が何を書いたって、男女ともに共学志向はこれから変わらないですので、まあ何の影響もない戯言になりますねてへぺろ