群ようこ「おたがいさま れんげ荘物語(5)」 | 読後つれづれ

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群ようこ「おたがいさま」

 

有名広告代理店を早期退職したキョウコは、貯金を切り崩し、おんぼろアパート「れんげ荘」で、相変わらず月十万円で暮らしている。

元住人で旅人だったコナツさんの新しい恋人とその子どものことを心配したり、折り合いが悪かった母親が倒れたり……といろいろ心配はあるものの、時には銭湯に通ったり、お隣さんとゆっくりお茶を飲んだりと、穏やかで自由な暮らし。

そんなキョウコの一番の楽しみは、心の恋人・猫のぶっちゃんと散歩の途中で出会うこと──大ロングセラーシリーズ、第五弾。

 

 

 

最近、後味が悪かったり重い話が続いたので

ちょっと口直しに軽い話が読みたいと思い、

「れんげ荘」のシリーズを。

 

1巻から読んでいるのですが、どこまで読んだか忘れてしまい

調べてから図書館へ行って借りて来ました笑い泣き

 

5巻まで来ると、特に変わりのないキョウコの日々。

 

元隣人のコナツさんや、美人の隣人チユキさんの結婚話ももっと揉めるかと思ったら、さらっと終わりましたね。

 

しかしキョウコさんはこんなに毎日暇で平気なんでしょうか…。

会社をやめた時は、さすがに今まで散々働いてきたので「休憩」という気持ちはあろうと思ったのですが、こう何年も同じ生活をしてきても、

 

どこかへ行きたい

何かをしたい

何かが欲しい

 

という気持ちが芽生えないのが不思議です。

老後はまだまだ長いと思うのですが…。

 

 

読みやすいですが、このお話が面白かったのは2巻までかなぁ~と思います。